明治安田生命  ベストスタイル&ベストスタイルJr. 評価と見直し方法

記事更新日:2018.5.20

評価データ

販売時期 保険種類 評価 リンク
2014年5月~ 組立総合保障保険 公式サイト(ベストスタイル)
公式サイト(ベストスタイルJr.)
発売告知(2014年4月)


評価コメント

5年ごと配当付組立総合保障保険 ベストスタイル
と、その子供向けの商品である
ベストスタイルJr.(ジュニア)
は、長らく主力商品となっていたライフアカウントL.Aに代わり主力商品として発売された保険です。

ライフアカウントL.Aは、簡単に言ってしまえば定期保険医療保険など、色々な保険がセット売りになった商品でした。そしてセット売りにすることでうやむやにしようとしていたのかもしれませんが、ひとつひとつの保険の保険料は他社と比較してとても割高でした。これは明治安田生命だけではないですが、大手会社は人件費などの経費がとても高いため、必然的に保険料が割高な保険が多いのです。
また、私がわざわざ記載しなくても、ネットで検索すればいくらでも悪い噂が出てくる悪名高いアカウント型保険でした。


ではこのベストスタイルはどういう保険かというと、アカウント型保険ではなくなりました。アカウント型保険はアカウント部分(貯蓄のような部分)が主契約となっています。主契約は必ず契約しなければいけない契約ですので、アカウント型保険は必ずアカウント部分を作る必要がありました。
対してこのベストスタイルは主契約がない保険なので、自分がほしい保険(特約)だけを組み合わせた保険を作ることができます。組立総合保障保険という名称通りです。

ではどんな保険を組み合わせることができるのか?
発売告知(2014年4月)には下記のようなモデルプランが記載されています。


組み合わせた特約 保険料例
・定期保険特約
・入院保障特約
・先進医療特約
・新入院特約
・退院後通院治療保障特約
・外来時手術保障特約
・6大疾病保障特約
・生活サポート定期保険特約
・生活サポート終身年金特約
・家計保障年金特約
・保険料充当原資積立特約
20代男性:8,788円
30代男性:14,284円
40代男性:19,093円


もう見てのとおりです。
ライフアカウントL.Aと同じく、特約を山ほど組み合わせたプランを推奨してくるようです。そして1つ1つの保険を調べてみると他社と比較して保険料が恐ろしく割高な点も変わっていません。例えば定期保険(定期保険特約)は定期保険評価ランキングのとおり、安価な会社の2倍以上の高い保険料です。しかもほとんどの特約は10年更新ごとに保険料が上がっていきます。その上ほぼ掛け捨ての保険のため、これだけ高い保険料を長年払い続けても、将来的にリターンはほぼありません。

まとめると、主契約が必要なくなったという変更点はあるものの、いろいろな保険がセット売りになった商品であり、それぞれの保険の保険料がとても割高である点は変わっておらず、本質的には旧主力商品だったアカウント型保険と同じ保険です。そのため加入は推奨できません。


見直し方法

保険会社の勧めてくるプランに長年加入していると、大げさでなく何百万~何千万円という財産を吸い取られてしまいます。そのためなるべく早急に見直しすることを推奨します。

具体的には、特約ごとにまずは必要かどうかを検討し、必要と思う特約については他社の保険に加入した上で解約を、不要と思う特約についてはそのまま解約するのがよいと思います。

例えば


◆定期保険特約などの死亡保障
(もしも亡くなってしまった時に大金を受け取れる保険)

必要と判断

他社の定期保険収入保障保険に加入し死亡保障を確保

ベストスタイルの定期保険特約は解約


◆がん保障特約
(がんと診断された時にお金を受け取れる保険)

必要と判断

他社のがん保険に加入しがん保障を確保

ベストスタイルのがん保障特約は解約


◆新入院特約などの医療保障
(ケガや病気で入院した時にお金を受け取れる保険)

不要と判断

ベストスタイルの医療特約系は解約



というように整理していくとよいと思います。
つまるところ、基本的にベストスタイルは全て解約をおすすめします。
健康上の理由で他社の保険に加入し直すことが難しい場合のみ、必要な特約だけを残し、その他はなるべく解約して保険料を安くすることをおすすめします。


見直しは本当に大変ですし、営業担当者に解約を申し入れるのも精神的に簡単なことではないと思いますが、ご自身の将来のためにもこの機にぜひ頑張ってほしいと思います。どの特約(保障)が必要かどうかは、下記の参考リンクもぜひ活用してもらえればと思います。


◆参考リンク

ライフステージ別の保険の選び方
各種保険のかんたんな解説と評価




◆ポイント1 解約は新しい保険の保障が開始してから

上記の定期保険特約の例のように、他社の新しい保険に加入しベストスタイルの特約を解約する場合は、必ず新しい保険の保障が開始されてから解約するようにして下さい。そうでないと保障がない期間(無保険期間)ができてしまいます。特にがん保険は契約してから3ヶ月くらい経過しないと保障が開始されないため注意して下さい。



◆ポイント2 無理にたくさんの保険に加入しないように

保険の見直しについて相談を受けていると、何もかも気にしてしまって色々な保険に加入しすぎている方をよくみます。
例えばこの保険にしても、特約てんこもりの保険会社のモデルプランに加入されている方が見直しをしようとすると、

「たくさん加入している特約を大幅に減らすのは怖い」

となってしまう方がいます。

けれど私は、
保険は無理のない範囲で加入する
のが何よりも大切だと思います。何もかも気にして色々な保険に加入しすぎてしまうと

「保険には完璧に加入していたけれど、そのせいで子供の学費が準備できなかった。」

「マイホームを買うことができなかった。」

「ローンの返済が厳しくなってしまった。」

「老後に向けての貯蓄ができなかった。」

といった事態になりかねないからです。それでは本末転倒ですから・・・。