特定疾病保障保険(三大疾病保障保険)とは?

記事更新日:2015.10.7

死亡保険と医療保険の二面性を持った保険

今日は特定疾病保障保険(とくていしっぺいほしょうほけん)について見ていくよ。

※ 本コーナーでは、一般的な特定疾病保障保険
(死亡保障と特定疾病保障が同額、特定疾病=三大疾病)
について解説していきます。保険会社によっては、死亡保障と特定疾病保障が同額でないものや特定疾病≠三大疾病という保険を、広義で特定疾病保障保険と呼称しているケースもあります。
ういす。なんだかまた難しそうな名前の保険だなあ。特定疾病って?
三大疾病(ガン、急性心筋梗塞脳卒中)のこと。
なのでこの保険は保険会社によっては、

三大疾病保障保険アフラック日本生命など)
重大疾病保障保険大同生命
生前給付保険(ソニー生命のリビングベネフィット


といった名称でも販売されている。
それだったら三大疾病保障保険っていう名称のほうがわかりやすくていいと思うけどなあ。
この保険はじゃあ、三大疾病の時にお金を受け取れる保険ってことかな?
名称からするといかにもそういう保険のように思えるよね?まあ確かに三大疾病で所定の状態になってしまった時に保険金(特定疾病保険金)を受け取れる保険ではあるんだけど、それだけじゃないんだ。例えばだけど、三大疾病になることなく交通事故でもしも亡くなってしまった時、この保険から保険金を受け取れると思う?
え、受け取れるの?
実は受け取れるんだ。この保険は交通事故に限らず、三大疾病になることなく亡くなってしまった時でも、特定疾病保険金と同額の保険金(死亡保険金)を受け取ることができるんだ。
んんん?特定疾病保障保険(三大疾病保障保険)っていう名称なのに、三大疾病以外で死亡した時も保険金を受け取れるの??なんだかよくわからないな・・・。
ややこしいよね。この保険はわかりやすくひとことで言ってしまうと、
三大疾病で所定の状態になってしまった時には、前倒しで保険金を受け取れる特典付きの死亡保険
なんだ。


30歳で終身保険
(終身死亡保険)
に加入した場合
30歳で特定疾病保障保険
終身型)に加入した場合
50歳時にガン(悪性新生物)
と診断されるも、
手術をして無事完治
この時点では
保険金を受け取れない
この時点で
前倒しで保険金を受け取れる
その後は健康に過ごし、
90歳で老衰で亡くなる
遺族が保険金を受け取る 前倒しで受け取ってしまっているため、
死亡時はもう保険金を受け取ることが
できない


なるほど。じゃあ三大疾病にならなかった場合はどうなるのかな?
下記のとおり。


30歳で終身保険
(終身死亡保険)に
加入した場合
30歳で特定疾病保障保険
終身型)に加入した場合
三大疾病になることなく
健康に過ごし、90歳で
老衰で亡くなった場合
遺族が保険金を受け取る 遺族が保険金を受け取る


なるほどなあ・・・。
けどこれだと、収入保障保険とかに加入していて既に死亡保障を持っている人は、特定疾病保障保険に加入すると更に死亡保障が増えちゃうってことだよね?
そうだね。三大疾病になることなく亡くなってしまった時は、収入保障保険と特定疾病保障保険の両方からお金を受け取ることになる。
うーん、既に死亡保障は十分持っている人からしたら、死亡保障はもういらないよね?死亡保障なしで純粋に三大疾病の時にだけお金を受け取れる保険っていうのは販売されていないのかな?
ガン保険に既に加入している人にとっては、特定疾病保障保険に加入するとガン保障が二重になっちゃうから、急性心筋梗塞と脳卒中の2つの保障だけの保険もあるといいと思うし・・・。

そうだね。例えば下記のようなものがある。



県民共済(都道府県民共済グループ)の
医療保険「入院保障2型
に付加できる新三大疾病特約
三大疾病で入院や手術をした場合は、他の病気やケガの時よりも多く給付金を受け取れるようになる特約。
既に「総合保障型」や「入院保障2型」に加入している方が、この特約だけ追加で加入することも可能。
月々の掛金1,200円コースと2,400円コースがあるが
割戻金を考慮すると実質掛金はそれぞれ約900円と約1,800円(※)と安価なため、気持ち程度に三大疾病の保障がほしいという方に向いている。

※ 都道府県や年度によって差があります。
アクサ生命の
生活障害保障型定期保険
急性心筋梗塞と脳卒中で所定の状態になってしまった場合などに保険金を受け取れる保険。
死亡保障と介護保障も付いてしまってはいるがガン保障はないため、ガン保険には既に十分加入しているという人に向いている。
ソニー生命の
三大疾病収入保障保険
三大疾病で所定の状態になってしまった場合、三大疾病年金を受け取れるようになる保険。
三大疾病の保障メインで死亡保障が少なくなっているため、三大疾病保障と死亡保障が同額の特定疾病保障保険よりも必然的に保険料は安め。
三大疾病の保障だけが純粋にほしいという人に向いている。
チューリッヒ生命の
3大疾病保険プレミアム
三大疾病と診断された時などに給付金を受け取れる保険。
死亡保障は全くない
(亡くなってしまった時にはお金はおりない)
ため、三大疾病の保障だけが純粋にほしいという人に向いている。


なるほどね。死亡保障やガン保障は既に持っているという人が多いと思うから、これらに加入するほうが合理的でいいという人が多いような気がするなあ。この特定疾病保障保険っていうのはじゃあどういう人に向いているんだろう?
そうだね。このあとのページでそれは紹介するけど、実際のところ、この保険がニーズに合う人というのはごく一部の人に限られると個人的には思う。
次のページではまず、三大疾病時の給付条件について詳しくみていくよ。