三大疾病の保険はそもそも必要か?

記事作成日:2014.10.17

「ガン」と「急性心筋梗塞&脳卒中」は別格

それでは、三大疾病の保険はそもそも必要か?についてみていくよ。
なんだかいきなり核心にせまるような議題だね。ちょっと緊張するなあ。
そうだね。
で、必要なの?
ちょっとふざけているような回答と思われるかもしれないけど、個人的には、
三大疾病を心配する人なら必要だと思うし、心配していない人には必要ない
と思う。
なんだそりゃ?ふざけてるの?
ごめん。でも本当にそう思っているんだ。もう少し詳しく言うと、
急性心筋梗塞と脳卒中まで心配している人は三大疾病に対する備えがあったほうが安心だと思うけれど、そうでない人はガン保険だけで十分
だと思っている。

三大疾病すべてが心配な方・・・三大疾病の保険があったほうが安心
ガンだけが心配な方・・・・・・ガン保険だけでOKかと

で、先生は?
急性心筋梗塞と脳卒中は特に心配していないので、ガン保険だけに加入している。
いやいや、前のページで脳卒中は本当に怖いとか言ってたよね?それなのに心配じゃないの?
ああ。三大疾病はどれも怖い病気であることは間違いないけど、「ガン」と「心筋梗塞&脳卒中」は全く別格だと思っている。まずは
「現役時代に三大疾病になってしまった時のための保険は必要か?」
について見ていくよ。


現役時代に三大疾病になってしまった時のための保険は必要か?

現役時代、つまり現役でバリバリ働いている若い世代が三大疾病になってしまった時のための保険は必要か?
まずは下記の表を見てほしい。


ガン 急性心筋梗塞・脳卒中
若くて健康な人でも
誰でもなりうる。
若い人で発症する人は、以下の危険因子に該当する人が圧倒的に多い。

・大量に飲酒をする方
・ヘビースモーカーの方
・運動不足の方
・肥満(メタボ)の方
・血圧が高い方
・不整脈や冠動脈の慢性閉塞などの持病がある方
・近親に若くして心筋梗塞や脳卒中になってしまった人がいる方

逆に言えば、上記に該当しない方が発症するケースはとても少ない。
右の2つと比較すると
予防が難しい。
冬季の風呂場では浴室暖房を使用するなどし、
ヒートショックを防ぐことで、発症率を抑えることが可能。


ああなんかこうやって見比べると、急性心筋梗塞と脳卒中はまだ予防できそうな気が・・・。
そうだね。がんの予防と早期発見コーナーで詳しくは取り上げているけど、ガンも予防できるものもある。けれど予防できないものも多く、どれだけ若くて健康な人でも突然発症してしまうものも多い。なので別格に恐ろしい病気だと思う。

けれど心筋梗塞と脳卒中は、上の表の危険因子
(発症率を高めてしまうもの)
に該当しない若い人が突然発症するケースはとても少ない。
それに例え危険因子に該当してしまっても、上の表のとおりヒートショックを防ぐなどの予防策をとることで、発症を大幅に抑えることができる。

なので、今現在は上の表の危険因子に該当がなく、かつ健全な食生活や体力維持に努めている若い人であれば、現役時代の間は急性心筋梗塞と脳卒中まで心配しなくてもよいのでは?と個人的には思っている。
なるほどなあ・・・。心筋梗塞と脳卒中はなんというか、発症しないようにコントロールできそうってことだね。でもそうは言っても、発症してしまう可能性も0ではないよね?それだったらやっぱり心配じゃないの?
そうだね。全く心配していないかと問われれば、そんなことはない。
けれども、出産~子育て中の保険の選び方でも記載しているけれど、何もかも心配して色々な保険に加入しすぎてしまうと、


「保険には完璧に加入していたけれど、そのせいで子供の学費が準備できなかった。」

「マイホームを買うことができなかった。」

「ローンの返済が厳しくなってしまった。」

「老後に向けての貯蓄ができなかった。」

といった事態になりかねない。

現に私は、急性心筋梗塞や脳卒中よりも、子供の将来の学費とかのほうが遥かに心配だよ。残念ながらそれほど生活費に余裕があるわけじゃないから、より心配なことに優先して資金を充てないとと思っているよ。
なるほど。それは確かにそうだなあ。


老後に三大疾病になってしまった時のための保険は必要か?

続いて、老後(定年退職後)に三大疾病になってしまった時のための保険は必要か?
これも個人的には不要だと思っている。
それはどうして?老後は現役時代と違って予防も難しくなるよね?それだったら老後に三大疾病になった時に大金を受け取れるような保険に、若いうちから加入していたほうがいいんじゃ?
確かに、例えばだけど、

「若いうちに加入して老後までに保険料を100万円払いこめば、老後に三大疾病になってしまった時に500万円も受け取れる保険」

というのがあれば、ぜひとも加入しておきたいと思う。しかし残念ながら、そんな費用対効果抜群の保険は存在しないんだ。
そうなんだ。それはなんでなの?
残念ながら老後に三大疾病を発症してしまう人が多すぎるからだね。発症してしまう人が少なければ、少ない掛金で大きなリターンという保険が可能になるけど、発症してしまう人が多い
(つまり保険金を受け取ることになる人が多い)
と、その分、1人あたりのリターンが少なくなってしまうんだ。
なるほどなあ。確かに発症してしまう人が多いから「三大疾病」と言われているんだろうし。けど保険で備えるのは効果的じゃないんだとしたら、老後に三大疾病になってしまった時のためには、どう備えておけばいいんだろう?
老後は三大疾病以外にも本当に様々なリスクがある。
三大疾病以外の病気になってしまうかもしれないし、介護が必要な状態になってしまうかもしれない。それに今後は老後に受け取れる年金がますます減少していくだろうから、生活費が困窮してしまうリスクをまず第一にクリアしなくちゃいけない。

これだけたくさんのリスクに万能に対応できるのは・・・

これは、「またか!」と思われてしまうかもしれないけど、結局貯蓄しかないと思う。
はあ・・・、やっぱりそうなのね・・・。
気が重くなるよね。けれど老後に向けて貯蓄をし老後もある程度の月収をキープできれば、それだけで医療費や介護費は十分に払っていける。なので老後のリスクは貯蓄で備えることを目指したほうがやはりいいと個人的には思う。詳しくは下記の参考リンクを見てもらえればと思う。


◆参考リンク

保険の選び方(ライフステージ別) > 老後に向けての貯蓄方法と保険選び

なるほど。


まとめ

ここまで否定的な書き方をしてきてしまっているけど、特定疾病保障保険(三大疾病保障保険)などの三大疾病に備える保険は、老後に三大疾病を発症してしまった時にはあまり有効ではないものの、現役時代に発症してしまった場合はそれまでに払った保険料の何倍もの保険金を受け取れることも多く、とても力になってくれる。
なので、

・現役時代のうちに急性心筋梗塞と脳卒中になってしまうことを強く心配されている方
・急性心筋梗塞と脳卒中の危険因子
 (ヘビースモーカー、運動不足、肥満など)
 に該当してしまっている方

は、このあとのページで詳しく記載する特定疾病保障保険(定期型終身型)やその他の三大疾病に備える保険を検討する価値があると思う。
なるほど。
ただ個人的には、心筋梗塞と脳卒中の危険因子に該当してしまっている方は、発症してしまった後に備えて保険を検討するよりも、なるべくなら危険因子をなくして発症そのものを防ぐことを考えてもらえたらと思う。
このほうが保険料も節約可能だし、何より健康に勝るものはないから・・・。
なので自分なんかが言うのも偉そうだけど、このサイトを見てくれている方にはぜひそれを推奨したいと思う。
確かに発症しないのが1番だもんね。じゃあヘビースモーカーの方なら禁煙を、肥満の方なら痩せようってことだね!
そうだね。
それでは次のページでは、特定疾病保障保険(三大疾病保障保険)の種類について見ていくよ。