ライフネット生命 終身がん保険「ダブルエール」 評価

記事作成日:2017.7.7

評価データ

更新タイプ がん診断給付金 上皮内がん
の保障
がん診断時に
以後の保険料払込免除
総合
評価
主契約 先進医療特約 給付
回数
2回目以降の
給付条件

終身型

終身型

1回

診断給付金
半額

あり(無料)
※悪性新生物時のみ

※この保険では「がん診断一時金」という名称



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発売告知
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がん保険の選び方の結論


どんな保険か?

ダブルエール
は2017年8月に新発売予定の終身がん保険です。
シンプル、ベーシック、プレミアムという3つのタイプが用意されていますが、ここでは公式サイトに記載されているベーシックタイプの参考プランを取り上げてどんな保険かを見ていきたいと思います。


◆参考プラン(ベーシックタイプ)

がん診断一時金:100万円
治療サポート給付金:10万円
がん先進医療給付金:あり
保険期間・保険料払込期間:終身
月払保険料:30歳男性2,341円、30歳女性2,793円



保険期間、保険料払込期間ともに終身(一生涯)なので、保障も保険料の支払いも一生涯続きます。保険料は途中で上がることはありません。

診断給付金
(この保険ではがん診断一時金という名称)
の受取可能回数は1回です。ですので加入以後、はじめてガンと診断された時のみ100万円を受け取れます。近年新発売されたガン保険は、1年に1回や2年に1回を限度に診断給付金は何度でも受け取れる保険が多いため、後発の保険で1回としてきたのにはやや驚きました。


治療サポート給付金は、
「3大治療法を受けた月には10万円を受け取れる」
というものです。
3大治療は手術、放射線治療、抗がん剤治療(ホルモン療法も含む)です。ですので例えばですが、前立腺がんの治療のため7月から9月までホルモン療法を、10月から12月まで放射線治療を受けたとしたら、
「10万円×6ヶ月=60万円
を受け取ることになります。
受給回数に制限はありません。


がん先進医療給付金はそのままですが、がんの治療を目的とした先進医療を受けた場合に給付金を受け取れます。受給額は技術料相当額のため、例えば技術料が300万円の先進医療を受けたら300万円を受け取ることになります。


またこの保険は、他社の保険では有料なことも多い
がん診断時に以後の保険料の払込が免除になる特約
が最初から無料で組み込まれています。ただし超初期のガンである上皮内新生物(上皮内がん)と診断された時には免除になりません。


なお他社の終身がん保険同様、保障に特化した保険のため解約返戻金配当はありません。つまり掛け捨てです。



駆け足で説明してきましたが、この保険の概要はこんなところです。
診断給付金は初回1回限りですが、治療サポート給付金は何度でも受給可能なため、長期の治療にも対応できる思います。またこの治療サポート給付金は3大治療を受けることが要件であり、入院は要件になっていません。つまり通院治療でも受給可能なわけです。近年は通院治療が増加していますのでこの点は大きなメリットだと思います。

シンプルタイプだと治療サポート給付金がありません。
プレミアムタイプはベーシックタイプより保険料が高い分だけ保障が厚くなっていますが、ベーシックタイプでも十分に長期治療に対応可能だと思います。ですので3つのタイプの中ではこのベーシックタイプが1番おすすめできます。


チューリッヒ生命のがん保険と比較

このダブルエールと保障内容がよく似ている保険があります。
チューリッヒ生命の終身ガン治療保険プレミアムです。
ダブルエールは3大治療を受けた月ごとに治療サポート給付金を受け取れるのが大きな特徴ですが、これがチューリッヒとよく似ています。というよりも恐らくこの保険をかなり意識して作られているのではないでしょうか。
そこで両者を詳しく比較してみます。


チューリッヒ生命
終身ガン治療保険プレミアム
ライフネット生命
ダブルエール
契約内容 放射線治療給付金:月額10万円
抗がん剤ホルモン剤治療給付金:月額10万円
ガン診断特約:50万円
ガン先進医療特約:あり
悪性新生物保険料払込免除特約:あり
【ベーシックタイプ】
がん診断一時金:100万円
治療サポート給付金:10万円
がん先進医療給付金:あり
被保険者 30歳男女
月払保険料
男性:1,702円
女性:1,634円

30歳男性:2,341円
30歳女性:2,793円
保険期間・保険料払込期間 終身
診断給付金の給付額と
給付回数は?

2年に1回を限度に何度でも50万円
を受取可能。ただし2回目以降は
入院治療中であることが要件。

初回のみ100万円
受取可能
手術を受けた月に
給付金を受け取れるか?

受け取れない

治療サポート給付金
10万円を受取可能
放射線治療を受けた月に
給付金を受け取れるか?

放射線治療給付金
10万円を受取可能

抗がん剤ホルモン剤治療を
受けた月に給付金を
受け取れるか?

抗がん剤ホルモン剤治療給付金
10万円を受取可能

同じ月に放射線治療と
ホルモン剤治療を受けた場合、
いくら給付金を受け取れるか?

抗がん剤ホルモン剤治療給付金10万円と
放射線治療給付金10万円で合計20万円

厚生労働省未認可の
抗がん剤治療を受けた場合でも
給付金を受け取れるか?

受け取れない

(後日追記)
上皮内ガンと診断時に
以後の保険料が免除になるか?
ならない
悪性新生物と診断時に
以後の保険料が免除になるか?
なる
先進医療を受けた際に
受け取れる給付金は?
技術料+15万円
(通算2,000万円まで)
技術料と同額
(通算2,000万円まで)


上の表を見ると、ライフネット生命が明らかに上回っているのは
「手術を受けた月でも治療サポート給付金を受け取れる点」
だけです。
けれど手術はそう何度も受けるようなものではないため、この点はそこまで強みにはならないと思います。

その他は互角またはチューリッヒ有利です。特に保険料は大きく差があります。特に女性はチューリッヒ1,634円に対しライフネットは2,793円と、1.7倍も差があります。

厚生労働省未認可の抗がん剤治療を受けた場合
(いわゆる自由診療を受けた場合)
でも給付金を受け取れるかどうかがライフネットは未確認ですが、たとえ受け取れたとしてもこれだけの保険料の差を埋めるほどではないと思います。


まとめ

上記のチューリッヒ生命の終身ガン治療保険プレミアムとの比較から、チューリッヒ生命が優勢であることが明らかです。
そのため総合評価をとしました。

保障内容はよいと思うのですが、後発の保険なのですからもう少し保険料
(特に女性の保険料)
を頑張ってほしかったと思います。