JA共済 こども共済「学資応援隊」 評価(平成29年度版)

記事更新日:2017.3.25

評価データ

商品名 販売時期 返戻率(給付率) 配当 総合
評価
大学入学以降を重視プラン(※1)
月払
口座振替
年払
口座振替
年払
クレジット
学資応援隊 2017年4月~ 100.4% 104.7% 106.0% あり
(割戻金)
すてっぷ ~2017年3月 108.9% 113.6% 115.0%

※返戻率は下記の契約内容時のものです。
  契約者30歳男性、こども0歳、保険料払込期間18年、養育年金なし、払込免除不担保特則なし
※1 高3~大4までの5年間、毎年年金を受け取った場合。この保険では「大学プラン」という名称。
※3 クレジット払いは2016年4月より可能になりました。詳細はこちらのページを参照願います。
   返戻率はポイント還元率1.2%のリクルートカードを使用した場合です。


こども共済 学資応援隊
は、お子様が小さい時に加入して保険料を積み立てていくと、大学入学前や在学中に学資金として大金を受け取れる学資保険です。
2017年3月まで発売しているこども共済すてっぷの後継商品として、2017年4月より発売予定となっています。

しかし上記の評価データのとおり、すてっぷと比べると大幅に返戻率が低下してしまいます。
以下は旧商品「すてっぷ」についての評価記事になります。


その他データとリンク

養育年金 出生前加入 選択可能な保険料払込期間 リンク
有無を選択可
(なしを推奨※1)
可能
出産予定日の
140日前から
以下から選択可能(※2)
・17歳
・18歳
公式サイト
保険料シミュレーションページ
公式パンフレット
ご契約のしおり・約款(PDF)
学資保険評価ランキング
2017年4月からの商品改定告知(PDF)

※1 理由はこちらを参照願います。
※2 17歳にした場合はお子様が17歳時点まで、18歳にした場合は18歳時点まで保険料を払い込むことになります。また前納も可能です。詳しくは後述します。



こども共済 学資金型すてっぷ
は、お子様が小さい時に加入して保険料を積み立てていくと、大学入学前や在学中に学資金として大金を受け取れる学資保険です。評価ランキングのとおり、2016年現在は学資保険の中ではニッセイ学資保険と並ぶ有力な保険となっています。

それでは詳しくみていきます。


高校3年時に学資金を一括で受け取ることも可能

学資金の
受け取り方
学資金 受取総額 保険料総額 返戻率
高3 大1 大2 大3 大4
年金
(5年分割)
60 60 60 60 60 300万円 264万円 113.6%
解約返戻金
(一括受取)
291 0 0 0 0 291万円 110.3%

※返戻率は契約者30歳男性、子供0歳、保険料払込期間18年、年払の場合


この保険は原則的には学資金を年金(5年分割)で受け取ります。しかしやや強引ではありますが、すべての保険料払込が完了後
(上の例であれば18歳時点)
に解約をすれば、解約返戻金として291万円を一括で受け取ることも可能です。
解約返戻金を受け取った場合は、保険会社がその後に資金を運用できなくなってしまうため、年金で受け取った時と比べると受取総額も返戻率も低下しますが、18歳時点で
「大学入学費用が足りない」
など、まとまったお金が必要になった場合は、解約返戻金を一括で受け取るとよいと思います。


保険料の前納は可能。短期払いは不可。

保険料払込期間 年払保険料 保険料総額 受取総額 返戻率
全期前納 257万円 300万円 116.7%
18歳
(18年間)
146,640 264万円 113.6%

※保険料や返戻率は、契約者30歳男性、子供0歳、保険料払込期間18年、年金受取の場合


この保険は保険料の前納が可能です。
前納は「もってめる」という意味です。前納できる期間は自由に決められます。ですので例えばですが、下記のようなことが可能です。


①余裕資金ができたので、この先3年分の保険料を前納してしまおう

②いっそのこと、18年分のすべての保険料をまとめて前納してしまおう


そして②の方法を全期前納といいます。
前納するのであれば全期前納が1番割引率が高くなります。上の表を見ても全期前納の場合の返戻率は116.7%まで上昇しています。

しかし前納はややこしいのですが、預けているだけで払ってはいないのです。例えるならレジのトレイにお金を置いたものの、店員はそのお金をレジにしまわず眺めているだけ・・・
という状態です。

店員はその後、そのお金を毎年少しずつレジにしまっていきます。これが前納です。

一方、加入時にすべての保険料を一括で払いきってしまう方法
(店員もレジに全額をしまってしまう方法)
一時払いといいます。
一括ではないもの、短期間で払いきってしまう方法は短期払いといいます。

そして詳しく書くと長くなりすぎてしまいますが、前納はあくまで預けているだけなので、割引率が一時払いや短期払いと比較すると一般的に低いのです。

この保険の対抗馬であるニッセイ学資保険は、5年短期払い
(5年間で保険料を払いきってしまう)
10年短期払い
(10年間で保険料を払いきってしまう)
が可能です。

私が第三子のための学資保険を検討した際、この保険の全期前納とニッセイ学資保険の5年短期払いで見積もりを取ってもらったところ、ニッセイのほうが返戻率が上でした。
(詳細はこちら
やはり短期払いによる割引効果が大きいのです。


短期払いは


「保険料の払込を5年や10年といった短期間で終わらせたい」
住宅ローン控除期間中に払い終えたい」


といった場合に最適ですので、JA共済もぜひ短期払いプランを設定してほしいものです。


まとめ・見積もり方法・申込方法

現在発売中の学資保険の中では返戻率が高く、配当(JA共済では割戻金)があるためインフレにも比較的対応可能な優良保険です。保険料を短期間で払いきってしまいたい場合は短期払いが可能なニッセイ学資保険が有利だと思いますが、

「払込期間が高校3年時点までになってしまっても、毎年の保険料が少ない方がいい」

という場合は、この保険が有利になるケースがほとんどだと思います。

この保険の運用利率(金利)は、保険料額と学資金額から計算すると概ね1%弱程度です。決して高い値ではありませんが、長期金利がマイナス域を推移するほどの超低金利情勢と、リスクが非常に小さいことを考慮すれば悪くない数字だと思います。

学資保険を検討中の方は、この保険とニッセイ学資保険はぜひ見積もりを取って比較されるとよいと思います。


保険料の見積もりは保険料シミュレーションページで可能です。

JA(農協)という名称ですが、農協関係者以外の一般の方でも加入できます。
JA窓口のページで自宅から最寄のJA窓口を探し、その窓口に電話して学資保険に加入したい旨を伝えれば、その後の流れや窓口の予約を案内してくれると思います。

学資保険の選び方については、学資保険の選び方コーナーも参考にしてみてください。