学資保険の種類2 学資金の受け取り方は大きく2パターン
記事更新日:2017.4.9
大学入学費用までを重視 or 大学入学以降の学費を重視
学資保険はお金を積み立てていき、十数年後に学資金が戻ってくるという保険だ。 下記のとおり、その学資金の受け取り方は 大学入学費用までを重視したタイプと大学入学以降の学費を重視したタイプ の大きく2つに分かれる。 |
大学入学費用までを重視タイプ | 大学入学以降を重視タイプ | ||||
ソニー Ⅱ型 |
かんぽ A(※) |
ソニー Ⅲ型 |
かんぽ B(※) |
JA共済 | |
大学入学前(18歳) | 300万円 | 300万円 | 60万円 | 75万円 | 60万円 |
大学1年(19歳) | - | - | 60万円 | 75万円 | 60万円 |
大学2年(20歳) | - | - | 60万円 | 75万円 | 60万円 |
大学3年(21歳) | - | - | 60万円 | 75万円 | 60万円 |
大学4年(22歳) | - | - | 60万円 | - | 60万円 |
合計 | 300万円 |
※A:大学入学時の学資金準備コース B:大学4年間の学資金準備コース
なるほど。 どっちのタイプも受け取り総額は300万円だけど、受け取り方が全然違うね。大学入学費用までを重視したタイプは「ガツン!」って感じで、大学入学以降の学費を重視したタイプは「ドババババ!」って感じだね!どっちのほうがいいの? |
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これは好みの問題だと思う。参考までに高校と大学の費用は下記のとおり。 |
公立 | 私立 | |||||||
入学金 | 授業料 | その他 | 合計 | 入学金 | 授業料 | その他 | 合計 | |
高校1年 | 0.5~1 | 0 (無償) |
33~43 (※) |
44 | 20~30 | 24 | 64~72 (※) |
116 |
高校2年 | - | 39 | - | 85 | ||||
高校3年 | - | 33 | - | 88 | ||||
高校合計 | 116万円 | 289万円 | ||||||
大学1年 | 28 | 54 | 58~91 | 173 | 27 | 123 (理系) |
56~82 | 232 |
大学2年 | - | 112 | - | 179 | ||||
大学3年 | - | 112 | - | 179 | ||||
大学4年 | - | 112 | - | 179 | ||||
大学合計 | 509万円 | 767万円 |
※文部科学省の公式サイト上の下記を参考に作成。
・平成24年度子供の学習費調査
・平成22年度国立大学の授業料、入学料の調査
・私立大学等の平成23年度入学者に係る学生納付金等調査結果
※通学費、制服代、修学旅行積立金、学習塾代、給食費など
うーん、やっぱりすごいかかるんだなあ。 | |
そうだね。私も自分で上の表を作成しながら激しくへこんだよ。こんなにかかるのかと・・・。 | |
よし、僕はなんとか公立に行けるようにするぞ! | |
それは親孝行だなあ。私の子供達もそうしてくれるといいなあ(^^;) | |
でもやっぱり1番お金がかかるのは大学1年目なんだね。そしたら大学入学費用までを重視したタイプのほうがいいのかなあ? | |
そうだね。 上の表は自宅から大学に通学する場合の試算だけど、大学の近くにアパートを借りるとなったら入学前に引っ越しなどで更に多額の費用がかかってくる。なのでそうなりそうな人は大学入学費用までを重視したタイプのほうがいいかもしれない。 ただし同じ保険であれば評価ランキングのとおり、大学入学以降の学費を重視したタイプのほうが返戻率は必ず高くなる。なので貯蓄性を重視したい人はこちらのタイプを選ぶとよいと思う。 |
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ほんとだ。なんでこうなるの? | |
保険会社は預けてもらっているお金を増やそうとするわけだから、預かっている期間が長ければ長いほど返戻率は高くなるんだ。 大学入学費用までを重視したタイプは18歳時点で預かっていたお金をすべて加入者に払ってしまうので、その分返戻率が低くなってしまうんだ。 |
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なるほどね。 | |
次のページでは学資保険の選び方のポイントを見ていくよ。 |