ソニー生命 米国ドル建終身保険 評価

記事更新日:2015.10.7

評価データ

保険料の
払込通貨
保険金や
解約返戻金の
受取通貨
保険料払込方法 配当 積立利率 総合
評価
リンク
経路 周期

(※1)

米ドル
円口座振替
(※2)
・月払
・半年払
・年払

なし

固定
公式パンフレット
(PDF)

※1 2015年11月より米ドルでの払込みにも対応するとのことです。詳細は公式発表(PDF)を参照願います。
※2 初回の保険料のみクレジットカード払い可


為替レート

TTM TTS TTB 最新の為替レート
三菱東京UFJ銀行
を指標として指定
TTM+0.01円 TTM-0.01円 公式サイト
掲載あり


保険料の払込について

この保険の保険料の払込は円のみです。米ドルでの払込はできません。
つまり保険料が円口座から引き落とされる度に、為替手数料
(円をドルに交換する手数料)がかかります。この保険の場合、円からドルへの為替手数料は1ドルにつき0.01円です。


保険金や解約返戻金の受取について

払込時とは異なり、受取時は円/米ドルを選択できます。

解約して解約返戻金を受け取りたい時は、円安になっている場合はすぐに解約して円で受けとり、円高になっている場合は円安になってから解約し円で受け取るのが有利です。

保険金は米ドル建なら据置も可能です。(円建てでの据置は不可)
ですので、受取時に円安になっている場合はすぐに円で受けとったほうが有利ですし、円高になっている場合は米ドル建てで据置しておき円安になってから円で受け取ったほうが有利です。

円で受け取る際には米ドルで運用してきたお金を円に交換して受け取ることになります。この保険の場合、ドルから円への為替手数料は1ドルにつき0.01円です。


為替手数料を含めて参考プランを検証

公式パンフレット(PDF)に記載してある参考プランは以下のとおりです。

被保険者・・・35歳男性
保険金額・・・10万ドル
保険料払込期間・・・25年間(60歳満了)
月払保険料・・・176.2ドル
保険料総額・・・52,860ドル
60歳解約時の解約返戻金・・・55,350ドル


では仮に、円⇔米ドルの為替レート(TTM)が今後ずっと1ドル120円で推移した場合どうなるか?為替手数料を含めて詳しく算出したのが下の表になります。


参考プラン
保険料総額(ドル) 52,860ドル
保険料総額(円) 6,343,200円
保険料払込時の為替手数料総額 529円
保険料総額為替手数料総額 6,343,729円
(ア)
60歳解約時の解約返戻金ドル 55,350ドル
60歳解約時の解約返戻金(円) 6,642,000円
解約返戻金を受取時の為替手数料総額 554円
60歳解約時の解約返戻金為替手数料総額 6,641,447円
(イ)
60歳解約時の利益 297,718円
(イ-ア)
60歳解約時の返戻率 104.7%
(イ/ア)


上の表のとおり、60歳解約時の返戻率は104.7%。円建ての終身保険でも、低解約返戻金型終身保険評価ランキング上位の保険で今回の参考プランと同じようなプランを組んだ場合、返戻率は110~115%くらいになりますので、それを考えると104.7%というのは低い値です。この保険は低解約返戻金型という要素はないため一概な比較はできませんが、それを差し引いても資産運用としてはあまり有効な保険ではないのは確かだと思います。無配当のためインフレに弱い点もデメリットだと思います。

ただし保障重視で考えた時は比較的有効な保険かなとは思います。なぜなら保険金額のわりに保険料がとても安価だからです。上記の参考プランは、死亡保険金が10万ドル、月払保険料が176.2ドルでした。
これを1ドル120円に変換すると

死亡保険金・・・1,200万円  月払保険料・・・21,144円

となります。
円建ての終身保険で35歳男性が
「死亡保険金1,200万円、保険料払込60歳満了」
というプランを組もうとすると、月払保険料は低解約返戻金型28,000円くらい、変額終身保険でも25,000円くらいですので、この保険の月払保険料21,144円というのが破格に安いというのがわかります。

個人的には米ドル建ての終身保険であれば、積立利率が変動型となっているためインフレに強くなっている(※)メットライフ生命のUSドル建てIS終身保険のほうが有利かと思いますが、保険料重視であればこの保険も候補にはなるかと思います。


※理由はインフレに強い保険、弱い保険を参照願います。