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10年以上の長期運用なら米国株中心のインデックスファンド

記事作成日:2019.5.22

このページの内容



インデックスファンドとは?

投資信託は大きく分けてアクティブ型パッシブ型の2つのタイプがある。アクティブ型は市場平均値以上を目指すタイプ。パッシブ型は市場平均値そのものを目指すタイプ。アクティブは日本語にすると積極的、パッシブは消極的。それがそのまま運用方針を表しているわけだ。


アクティブ型(積極的)
運用方針 市場平均値以上を目指す
信託報酬 高い
パッシブ型(消極的)
運用方針 市場平均値そのものを目指す
(=インデックス運用
信託報酬 低い


なるほど。パッシブ型は
「俺は平均値でいいや~」
っていうタイプか。まさに消極的だね!
そうだね。
そして市場平均値のことをインデックスというので、平均値そのものを目指す運用方法はインデックス運用、インデックス運用を行う投資信託商品はインデックスファンドと呼ばれているんだ。

で話は変わるけど、学校のテストの点数でもなんでもそうだけど、平均値を取るのと平均値以上を取るのではどっちが難しい?
そりゃ平均値以上を取る方が難しいでしょ。
そうだね。そのためアクティブ型のほうが信託報酬が高額になっているんだ。
なるほどね。けど平均値以上の運用をしてくれるなら、高い報酬を払ってもいいんじゃ?
いや、アクティブ型は市場平均値以上の運用を目指しているだけで、市場平均値以上の運用を約束しているわけではない。そして実際には残念ながら大部分(50~80%程度)のアクティブ型が市場平均値以下の運用となってしまっていて、
パッシブ型よりも運用成績が悪くなってしまっている
んだ。
マジで?高い報酬を要求しといて平均以下の成績になってしまうことが多いってこと?それはちょっとなあ。
だよね。もちろん平均を大きく上回る成績を出しているアクティブ型もあるけれど、今後もそのような成績を続けられるかどうかを見極めたりするのはかなり難しい。なのでよほど見極めに自信がある方でなければパッシブ型を選ぶほうがいいと思う。私もパッシブ型を選んでいるよ。
なるほど。
ん?ちょっと待って。アクティブ型は平均値以上を目指しておきながらパッシブ型より悪い成績になってしまっていることが多いんだよね。パッシブ型は平均値そのものを目指しておいて、それが達成できているのかな?
できてます!平均値は、

・日本の代表的な225社の平均値である日経平均株価(日経225)
・アメリカの代表的な工業30社の平均値であるダウ平均株価

など多数ある。そしてベンチマーク(目標指数)を日経225にしたパッシブ型商品なら、ほぼすべての商品が下図のように日経225に連動した運用成績になっている。



ニッセイ日経225インデックスファンドの基準価額の推移グラフ。ベンチマークである日経225とほぼ連動している。
ほんとだ、たしかにほぼ連動しているね。なんで連動させることができるんだろう?
日経平均株価は225社の平均株価なので、その225社の株式の盛り合わせにしてしまえば運用成績も自然と日経平均株価に連動するでしょ?


※このようにして連動させる方法を完全法といいます。完全法よりもコストが少なくて済むことから、実際には225社全社ではなく、指数の変動に影響の少ない株式は抜いて運用するサンプリング法(抽出法)を採用している商品が多いです。
なるほど、そうか、簡単だね。
それならどの株式の盛り合わせにすればよいかも迷わなくて済むからラクそうだしね。
そうだね。インデックスファンドの信託報酬が低い理由はその点も大きいんだ。アクティブ型は平均以上を目指すがゆえに何を盛り合わせるか厳選しなければいけないので、コストがどうしても高くなる。

信託報酬はインデックスファンドだと安い商品なら0.1%くらい、高くても1%以内。アクティブ型だと安くても1%くらい、高いと2%を超えるものもざらにある。
なるほど、けっこう差があるんだなあ。でもあれだよね、同じ指数をベンチマークにしたインデックスファンドだったら運用成績もほぼ同じになるんだよね?だったら単純に信託報酬が低い商品を選べばいいんじゃ?


ベンチマークが同じインデックスファンドは運用成績もほぼ同じ

それなら信託報酬が低い商品が有利
さすが!そうなんだ。


商品名 ベンチマーク 信託報酬
なんとかかんとか
インデックスファンド
日経平均株価
(日経225)

0.56%
ぴーちくぱーちく
インデックスファンド

0.27%


例えば上の表のとおり、同じ日経225をベンチマークにしたインデックスファンドでも信託報酬は大きく違っている。それならば信託報酬の低い
「ぴーちくぱーちく~」
を選ぶほうが有利だ。
だよね。
それにあれだね、インデックスファンドはベンチマークの指数に運用成績が連動するんだったら、これからも期待できそうな指数をベンチマークにしているやつを選んだ方がいいってことだね?
そうだね。例えば

「日経平均株価はこれから上昇していく!」

と考えている方なら日経225をベンチマークにしているインデックスファンドを。

「ダウ平均株価はこれから上昇していく!」

と考えている方なら、ダウ平均株価をベンチマークにしているインデックスファンドがおすすめということになる。
うーん、どの指数がこれからも期待できそうなんだろ?



10年以上の長期運用なら米国株中心のインデックスファンド

いきなり結論だけど、10年以上の長期で資産運用するのであれば、米国株を中心とした株価指数に連動する

米国株中心のインデックスファンド

を個人的にはおすすめしたい。理由はもちろん
高確率で高運用が期待できるから
私は結局アメリカの株が最強だと思っているんだ。
Microsoft、Apple、Amazon、google、Facebook、たしかにアメリカは本当に大企業が多いイメージあるよね。
そうだね。
下の図をみてほしい。これはアメリカの代表的な株価指数であるダウ平均株価の、1986~2019年の33年間の推移だ。


米ヤフーファイナンスより管理人が作成
おお、ところどころ急に落ち込んでいるところがあるけど、全体的には右肩上がりだね。
そうだね。
この間の成長ペースは平均して年率8.2%。そして12年という長期スパンでみれば、歴史上はどのタイミングでもプラス成長しているんだ。

例えば2007年から2009年にかけては、リーマンショックの影響で13,000ドル台から7,000ドル台へ50%近くも大暴落している。なので2007年に米国株を大量に購入された方は、いきなり大暴落してとてもショックを受けたと思う。
たしかに
「最悪のタイミングで買っちゃったよ」
と思っただろね。
そうだね。でもそのわずか3年後の2012年には元の13,000ドル台に回復して、2018年には25,000ドルも突破している。
強すぎるね。このペースだと2030年には35,000~40,000ドルくらいは行きそうだよね。
けどこれはあくまで過去のペースだから、未来がどうなるかはわからなくない?
もちろんそうだね。
けれど経済学上は人口が増えていけば経済も成長していく。そしてアメリカや世界の人口は今後も増加すると推計されているので、アメリカや世界の経済も成長していくのがほぼ確実視されているんだ。
よって

10年以上の長期運用であれば米国株を中心に投資すべき

だと思うし、iDeCo(個人型確定拠出年金)NISAで10年以上、米国株を中心としたインデックスファンドで運用すれば、

高確率でプラス運用が期待できる

と私は考えているんだ。
もっとも人口増加ペースは今後落ちていく推計されているので、経済成長ペースもこれまでよりは鈍化が予想されている。けどそれでも長期で見れば年率4~5%の成長が見込まれているんだ。
なるほど、すごいなあアメリカは。ちなみに日本はどうなの?
日本の代表的な株価指数である日経平均株価の推移は以下のとおり・・・。

うーん、右肩上がりのダウ平均株価とは全然違うな・・・。
そうだね。
バブル期に4万円近くまで上昇した後は、1万円~2万円くらいの間をいったりきたり。人口増加が見込まれているアメリカと違って、人口が減少していく日本は残念ながら成長は期待できないと思う。

このサイトのいろんなところで書いているけど、日本人としては本当は日本に成長してほしいし人口も増えていってほしい。なので政府はもっと少子化対策に力を入れてほしいとつくづく思うよ。
たしかにね・・・。



おすすめの米国株中心のインデックスファンド


上の表は、記事作成時点で販売されていた米国株中心のインデックスファンドのうち、信託報酬が低い商品をいくつかピックアップしたものだ。
一応評価付けはしているけど、全商品が購入時&売却時の手数料なし、信託報酬0.2%台以下という、一般的に言って超優良ファンドだと思う。

なのでどれを購入しても正解だと思うけど、その中でも特におすすめなのはどれか?
を見ていきたいと思う。
なるほど。じゃあこれより手数料が高いものはたくさんあるってことだね。
しかしあれだね、米国株中心のインデックスファンドといっても、ベンチマークの指数(インデックス)は色々あるんだね。
そうだね。ではその各指数の成績はどうなのか?
下の表は2012~2019年の各指数の推移だ。単位がバラバラだったので、スタート地点の数値をダウ平均株価の数値に合わせるように補正してみた。

うーん、見づらいな・・・。
えーと、じーっと、赤がさっきのダウ平均株価だね。
お、緑のCトが最終的に1番いい成績だね!
そうだね。重なっててわかりづらいけど、紫のS&Pもほぼ互角の成績だ。
3位にダウ平均株価。4位が僅差でMコになっている。
なるほど。これ見た限りだと、購入するならこの上位4つが良さそうだね。
そうだね。見るだけじゃなんだからちょっと解説を。
まずは「Cト」の

CRSP USトータル・マーケット・インデックス

今回1位だったけど、これ実はなるべくしてなった1位なんだ。
マグレじゃないんだ?どんな理由なの?
この指数は、米国の4,000社以上の株価の平均値。この中には大型株だけでなく、中型株や小型株まで多数含まれている。大型株は資本金の大きな会社の株。早い話が大企業の株。小型株はその逆で小企業の株だ。
そして経済学上、長期で見ると、小型株は大型株よりも高運用になるものなんだ。
なるほどねえ。
続いてS&P500
これはアメリカの主要500社の平均株価。投資の神様と言われているウォーレン・バフェット氏が最も評価していることで有名な指数だ。こんなもの当然すごい数字になるに決まってるでしょ、という成績だね。
なるほど。
そして3位はアメリカの工業系主要30社のダウ平均株価か。
なんかアメリカの指数ばっかりだね。
そうなんだ。結局アメリカの株の割合が高ければ高いほど、これまでは好成績だったんだ。4位でようやく違ったものが入ってくる。「Mコ」は

MSCIコクサイ インデックス

なんか日本語っぽい感じだけど中身は逆で、日本を除く先進国の主要1,300社の指数だ。といっても結局、60~70%は米国株なんだけどね。



購入はiDeCoやNISA口座で

さて、ということでそろそろこのページのまとめを。
えーと、10年以上の長期で運用するなら、米国株中心の指数である

CRSP USトータル・マーケット・インデックス
S&P500
ダウ平均株価
MSCIコクサイ インデックス

をベンチマークにした、信託報酬の安いインデックスファンドがおすすめってことだね。
そうだね。
で、これらのファンドも債券や株式と同様、ネット証券会社などで購入できる。
証券会社の口座は

課税口座

非課税口座(NISA、iDeCo)

の2つに大きく分けられる。
課税口座は利益が出たらその一部(20%)を税金として納めなければいけない口座。非課税口座は利益が出ても税金がかからず、まるまる受け取れちゃう口座だ。
たしか、債券は課税口座でしか買えないけど、株式は通常NISA口座では買えたんだよね。
そうだね。米国株中心のインデックスファンドは、課税口座はもちろんのこと、

通常NISA口座
つみたてNISA口座
iDeCo口座

のどれでも買うことができる。老後に向けての貯蓄目的ならiDeCo(個人型確定拠出年金)、それ以外ならNISAが向いている。


ただし、どの証券会社でもすべての銘柄(商品)を扱っているわけではない。それに同じ証券会社でも、
NISA口座なら買えるけどiDeCoでは買えない銘柄
とかもあるんだ。
マジで?スーパーややこしいね。
そうだね。
一応、ネット証券会社主要3社
(SBI証券、楽天証券、マネックス証券)
については、下記のページで購入できるファンドをまとめているので、よかったら参考にしてみてください。

iDeCoで買える銘柄はこちら
NISAで買える銘柄はこちら
ういす。
次のページでは、
短期運用や安全重視なら国内債券インデックスファンド中心で
について見ていくよ。

直近の更新履歴

2019年
8/18
ソニー損保の医療保険 SUREの評価ページを新設。
8/15
iDeCoの管理人の運用成績レポートを更新。
7/16
iDeCoの管理人の運用成績レポートを更新。


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