ニッセイ外国株式インデックスファンド
実質コストと詳細解説
記事更新日:2019.5.1
実質コストなどの推移(税込)
時期 | 初期コスト (購入手数料) |
ランニングコスト | 換金時のコスト (売却手数料) |
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信託報酬① (運用管理費用) |
その他コスト ② |
実質コスト (①+②) |
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第6期 2018/11~2019/11 |
ノーロード (無料) |
0.12% | 未発表 | 未発表 | なし(無料) |
第5期 2017/11~2018/11 |
0.18% ※1 |
0.09% | 0.27% |
※実質コストは下記の運用報告書より管理人が計算
※1 2018年8月に0.20%から0.12%に引き下げられました。その結果第5期通算では0.18%となっています。
リンク
基準価格推移やリターン情報 |
・運用会社(ニッセイ・アセットマネジメント)公式サイト ・販売会社(SBI証券)公式サイト |
運用報告書 |
運用会社公式サイトよりダウンロード可 |
詳細解説
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ニッセイ外国株式インデックスファンド は、 SBI証券のセレクトプランでiDeCoに加入すると購入できる商品の1つです。 ベンチマークはMSCIコクサイ・インデックス。これは日本を除く20数ヶ国の先進国の1,400超の企業の株価から算出している指数です。この指数に連動するインデックスファンド (インデックスファンドの解説はこちら) ですので、日本以外の先進国の株式に幅広く投資できるファンドということです。 ただ幅広くとは言っても、投資先の企業の国別の比率としてはアメリカが断トツで約60~70%。そこから大きく離れてイギリス、オーストラリア、スイス、ドイツ、フランスなどが数%程度で続いています。企業名で見ても、アップル、マイクロソフト、エクソンモービル、アマゾンなど、アメリカの企業が上位をほぼ独占しています。いかにアメリカが世界経済の中心となっているかがわかる数字です。 日本経済は残念ながら停滞していて今後の成長もあまり期待できないと思っていますが、アメリカを中心とした世界経済は今後も成長が期待されているため、このファンドに投資すれば 世界経済の成長の波にまるまる乗っかることができる と言えると思います。むしろ長期的にみれば、成長することは「期待」ではなく「確実」でしょう。ですから日本以外の先進国株式に投資するファンドは、iDeCoのような長期での運用には最適だと思います。 この商品の特徴はなんといっても0.12%という信託報酬の安さです。 先進国株式に投資するインデックスファンドは、2010年台前半は低いものでも0.50%程度でしたので、いかに低いかがわかると思います。 その他コストも、第2期(2015年頃)は0.14%とやや高めでしたが、マザーファンド (ニッセイ外国株式インデックスマザーファンド) の純資産の増加に伴い減少し続け、第5期では0.09%まで低下しました。 iDeCoやNISAの普及に伴い、MSCIコクサイ・インデックスをベンチマークする信託報酬の安いインデックスファンドは次々登場していますが、その中でもこの0.09%というその他コストは安い方です。 管理人はSBI証券でiDeCoに加入後、毎月の掛金23,000円のうちの半分を、このファンドの姉妹品である DCニッセイ外国株式インデックスファンド に投資してきました。 しかしSBI証券が2018年11月に新プランであるセレクトプランを開始。 ※セレクトプランへの変更方法はこちら そのセレクトプランではより信託報酬の低いこの ニッセイ外国株式インデックスファンド を選択できるようになったため、現在はセレクトプランに乗り換えた上で、このファンドに掛金の半分を充てています。 残り半分はeMAXIS Slim新興国株式インデックスに投資しています。 |