メットライフ生命 がん保険 「ガードエックス」 評価

記事更新日:2018.5.15

評価データ

更新タイプ 診断給付金 上皮内がん
の保障
がん診断時に
以後の保険料払込免除
総合
評価
主契約 先進医療
特約
給付
回数
2回目以降
の給付条件

終身型

定期型

複数回

治療給付金半額

あり(有料)
悪性新生物のみ

※主契約のガン治療給付金(悪性新生物治療給付金・上皮内新生物治療給付金)は、それぞれ1年に1回を限度に通算5回or10回まで。
(通算10回プランは2015年9月に新設されました。詳細は改定告知を参照願います。)
特約の悪性新生物診断給付金と上皮内新生物診断は2年に1回を限度に無制限。詳細は下記で詳述。


リンク

パンフレット その他
2017年10月版
2017年4月版
公式サイト
改定告知(2015年8月)
発売告知(2013年7月)
がん保険評価ランキング


この保険のしくみ

ガードエックス
は、
「保険料は変わらず、保障は一生涯続く」
という終身がん保険に分類できる保険です。
まずは簡単にこの保険のしくみをみてみます。


この保険の主契約
(必ず契約しなければいけない内容)
ガン治療給付金です。
ガン治療給付金は
悪性新生物治療給付金

上皮内新生物治療給付金
の2つがあります。

例えば
100万円コース・支払限度5回
というプランに加入していた方が悪性新生物と診断され“条件”に該当した場合、悪性新生物治療給付金100万円を受け取ることができます。治療期間が長期化した場合は、1年に1回を限度に最高5回まで受け取ることができます。
上皮内新生物(上皮内ガン)の治療の場合は、悪性新生物の時の半額
(今回は50万円)
の上皮内新生物治療給付金を受け取ることができます。


ではどのような“条件”か?
パンフレットには下記のように記載があります。


下記①②のいずれかに該当されたとき

①公的医療保険制度の給付対象となる所定の手術、放射線治療、または抗がん剤治療を受けられたとき

②最上位の進行度を示す病期と診断され、その日以降に入院または通院をされたとき


このメリットデメリットをみていきます。


主契約のガン治療給付金のメリットとデメリット

ガンの主な治療方法は手術抗がん剤治療放射線治療の3つです。
この保険の主契約のガン治療給付金は、入院通院を問わず、この主な3つの治療方法を受けた時に給付されるようになっています。
3つの治療方法のうち抗がん剤治療放射線治療通院治療が増えていますが、他社の類似の給付金は入院をしないと受け取れないことも多いため、通院でも受け取れるのは大きなメリットだと思います。

しかし大きなデメリットがあります。
おさらいですが条件は以下です。


公的医療保険制度の給付対象となる所定の手術、放射線治療、または抗がん剤治療を受けられたとき

②最上位の進行度を示す病期と診断され、その日以降に入院または通院をされたとき


この、公的医療保険制度の給付対象となるというのがポイントです。
公的医療保険とはいわゆる健康保険のこと。よって
「公的医療保険の給付対象となる治療」
というのは、病院の窓口で健康保険証を提示すれば3割負担になる一般的な治療のことです。

一方、例えば厚生労働省承認の抗がん剤を使用した抗がん剤治療を受けた場合は健康保険が使えません。
(このような治療のことを自由診療といいます。)
そうなると3割負担にならず全額自己負担になってしまいます。そしてそんな時こそガン保険からはお金が給付されてほしいところですが、この保険は
公的医療保険対象の治療時でないと給付されない
ため、給付されません。
これは大きなデメリットだと思います。

なおその場合でも、もう1つの給付条件②
(最上位の進行度を示す病期と診断され、その日以降に入院または通院をされたとき)
に該当すれば給付金を受取可能ですが、最上位の進行度を示す病期というのは末期ガンということですから、末期以外では受け取れないということになります。


結論

ガンの治療は日々進化しており、抗がん剤も世界中で新薬が次々と開発されています。しかし日本の厚生労働省は、新薬の認可速度は先進国で最低レベルです。ポリオの不活化ワクチンの導入が先進国の中で最も遅かったのは印象的だったと思います。

ですので、欧米では普通に使用されている抗がん剤であっても、日本では厚生労働省が認可していないために自由診療となってしまうというケースがこれまでにも多々ありましたし、将来的にもそうなる可能性が大いにあると思います。

そのため、自由診療の時は給付対象外となってしまう上記の主契約のデメリットは、大きなマイナス点だと個人的には思います。

また上記の他にも、先進医療特約の更新タイプが定期型(10年更新)となっている
こちらで解説しているように、先進医療特約も終身型の保険を推奨)

というマイナス点もあるためこの保険は推奨できません。
保障内容のわりに保険料は割安だと思いますので、弱点が改善されれば相当よい保険になると思うだけにもったいないと思います。


◆参考リンク

がん保険の選び方 > がん保険の選び方の結論