終身保険で葬式代やお墓代を用意する方法2

記事作成日:2014.1.15

加入さえしてしまえば、その時点で遺産の用意が完了してしまうのがメリット

さて今日は、終身保険を利用するとどんなふうに葬式代やお墓代を用意することができるのか、具体的に見ていくよ。
ういす。
Aさんの例でみていこう。
Aさんは55歳男性のサラリーマン。Aさんはこう考えている。

子供は全員自立した。
住宅ローンも完済したばかり。
今は貯金がほとんどないけど、老後の生活費は厚生年金と厚生年金基金でなんとかなるだろう。
あとはできれば子供達に200万円くらいは葬式代として遺産を遺してあげたいが・・・。

ふむふむ。優しいお父さんだね。
そうだね。ではショウ君、200万円を貯金するにはどんな方法がいいと思う?
銀行の定期預金でいいんじゃないの?
定期預金はまとまったお金(100万円とか)を銀行に預けて、銀行がそれを増やしてくれるものだ。Aさんは今現在は貯金がほぼないので、定期預金は向かない。
そっか・・・。じゃあタンス貯金しかないかな・・・?
ではタンス貯金で200万円を貯金しようとしてみよう。
計算の都合上、毎月13,348円ずつ貯金していくことにしてみる。
すると下の表のように貯まっていく。

Aさんの年齢 経過年数(年) 貯金額(円)
55 0 0
56 1 160,176
57 2 320,352




・  
・  
・  
66 11 1,761,936
67 12 1,922,112
68 13 2,082,288


ふむふむ。13年後、68歳で目標の200万円到達だね!
そうだね。けれど、もし68歳になる前にAさんが亡くなってしまったらどうだろう。例えば、不幸にも57歳で急死してしまった場合、32万円しか遺産を遺すことができない。
そっか、それじゃ目的が果たせず終いか・・・。じゃあどうすればいいんだろう?
そこで出番なのが終身保険だ。
タンス貯金の時と同じく、毎月の支払額を13,348円にした下記の終身保険に加入したとしてみる。


◆Aさんが加入した終身保険の契約内容

保険期間・・・終身
死亡保険金・・・200万円
月払保険料・・・13,348円
保険料払込期間・・・10年(65歳満了

えーと、終身保険はいつ亡くなっても死亡保険金を受け取ることが可能なんだよね?
ってことはタンス貯金の時と違って、57歳で急死してしまったとしても200万円を遺すことができるわけだね!
そういうこと。
極端な話、加入してすぐにもしも亡くなってしまった場合でもお金がおりる。貯金がない人でも加入さえしてしまえば、その時点で遺産の用意が完了してしまうんだ。それがタンス貯金にはないメリットだ。

また、終身保険にはもうひとつメリットがある。


終身保険のもう一つのメリット

ショウ君、タンス貯金で200万円を貯金するにはいくら必要?
え?200万円貯金するには200万円必要に決まってるでしょ・・・?
まあそうだね、ごめん。
じゃあ終身保険の時はどうだろう?先ほどのAさんが契約した終身保険の場合、保険会社に支払う保険料は総額でいくらになるかな?
えーと、Aさんが契約した終身保険は月払保険料が13,348円で保険料払込期間は10年。
ってことは、55歳で加入してから65歳までの10年間、毎月13,348円を払い続けるってことだから、

13,348円×10年(120ヶ月)=1,601,760円

あれ?なんかタンス貯金の時と比べてすごく少ないな・・・。
そう。それが終身保険のもう一つのメリットだ。
終身保険は貯蓄性があるので、200万円を遺族に遺すためには約160万円を保険会社に払いこんでしまえばOKってことだ。タンス貯金の時は当然ながら200万円がまるまる必要になるので、それと比べると大きなメリットだ。


◆200万円の遺産を用意するのに必要な金額
タンス貯金の場合 終身保険の場合
200万円 約160万円
約40万円も、終身保険のほうが安い!


なるほど。65歳までに160万円を保険会社に払いこんでしまえば、それ以降はもう保険料を払わなくていいんだね。それで、あとはいつ亡くなってしまったとしても200万円がおりるってことか。まさに葬式代を用意するにはうってつけの保険という感じだね。
そうだね。
次のページでは、今回のAさんのように葬式代を遺族に遺したいと考えた場合、どんなタイプの終身保険にどのように加入するのがよいかを見ていくよ。