外貨建て個人年金保険 評価
記事更新日:2019.4.15
評価データ
評価 |
商品名(販売場所) |
・みらいの笑顔(みずほ銀行) ・つみたて年金(静岡銀行) ・定額年金(野村証券) |
リンク |
・公式サイト(みらいの笑顔) |
評価コメント
・みらいの笑顔 ・つみたて年金 ・定額年金 は、 いずれも月払・年払タイプの外貨建て個人年金保険です。販売場所により商品名が異なりますが中身は同じです。 このタイプは、プランによっては個人年金保険料控除を適用できます。この控除を適用できるのは ・円建て個人年金保険(月払・年払タイプ) ・外貨建て個人年金保険(月払・年払タイプ) の2種類だけです。 両者の特徴を簡単に記載すると、円建ては為替リスク (将来的に円高になると年金受取時の円換算額が少なくなってしまうリスク) はないけど、超低金利の日本国債で運用するため資産運用力は低い。 外貨建ては為替リスクはあるけど、比較的高金利な米国債や豪国債で運用するため資産運用力は高い。 両者は一長一短ですので、米国債や豪国債の高金利が今後も長く続き、かつ将来的に円安になる可能性が高いと思われる方でしたら、外貨建ても検討価値があると思います。 ただそれは、両者ともに 個人年金保険料控除を最大限適用できるプランを組む場合であれば の話です。 個人年金保険料控除は、年間の保険料8万円までの部分にしか適用されません。 年間保険料8万円プランだと、節税額が最大の4,800円 (年収500万円台くらいまでの方の場合) になりますが、それ以上は年間保険料20万円プランにしようが30万円プランにしようが、節税額はもう増えません。 ですので、なるべく年間保険料8万円を超えないプランにすべきなのです。 ところがこのニッセイ・ウェルス生命の保険は、月払保険料が最低2万円ないとプランを作成できません。つまり年間保険料24万円が最低保険料です。 8万円を大きく超えてしまっています。 これでは払う保険料のわりに得られる節税効果が少なくなります。 そのため評価を厳しいですがとしました。 |