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フコク生命 学資保険 「みらいのつばさ」 評価

記事更新日:2019.4.4

評価データ

販売時期 総合
評価
タイプ 保険料払込期間 返戻率(戻り率) 配当
通常時 兄弟割引適用時
2017年4月~ ジャンプ型 17年(17歳まで) 101.7% 102.5%
あり
~2017年3月 17年(17歳まで) 約109.6% 約110.9%
あり
~2014年3月 18年(18歳まで) 111.5% 112.8%
なし

※返戻率は下記の契約内容時のものです。
「契約者30歳男性、被保険者0歳のこども、保険料払込期間18年、月払」
しかし2014年4月以降は払込期間18年プランが選択できなくなりました。払込期間17年プラン時の返戻率を他社と比較するため18年プランに独自算出で修正すると上の表の返戻率となります。


リンク
公式サイト
学資保険評価ランキング


タイプ別の学資金の受け取り方

プラン名 その年に受け取れる学資金が総受取額の何%か?
3歳 6歳 12歳 15歳 18歳 20歳 22歳
ステップ型 2.4% 2.4% 4.8% 4.8% 33.3% 4.8% 47.6%
ジャンプ型 50% 50%

黒文字は祝金。その年の11月に受取可能。
緑文字は満期保険金。保険期間満了時に受取可能。
(例)子どもが0歳3ヶ月の時に保険期間22年の契約をした場合は、子どもが22歳3ヶ月時に受取可能。


評価コメント

フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」
は、返戻率が高さがウリとなっています。2017年4月に保険料が値上げされ返戻率が大きく低下してしまいましたが、それでもまだ現在販売中の学資保険の中では高いほうです。
しかし私は申し訳ないですが低く評価します。その理由は下記2つです。


・学資金の給付時期が親目線でいうと悪い
・他社と比較できるプランに修正すると返戻率が低い



学資金の給付時期が親目線でいうと悪い

この保険にはステップ型ジャンプ型の2つのタイプがあります。
両者の違いは上記の
「タイプ別の学資金の受け取り方」
のとおり、学資金の受給時期です。
ステップ型は3歳、6歳、12歳、15歳、18歳、20歳、22歳の7回に分けて学資金を受給します。
一方のジャンプ型は、18歳と22歳の2回で学資金を受給します。

ポイントは22歳時の給付割合です。
ステップ型は受給可能な学資金のうちの47.6%を、ジャンプ型は50%を22歳時に受け取るようになっています。
どちらも約半分を22歳時に受給するということです。
受取総額が200万円のプランだとしたら、その半分の約100万円は22歳の時に受け取るということです。

学資保険から学資金を受け取りたいのはいつでしょうか?
私も3児の親ですが、私ならやはり1番お金がかかるであろう大学入学時(18歳)や大学在学中(19~21歳)に受け取りたいです。
22歳になってから残り半分を受け取るのでは遅いです。
絶対に大学院に進学する予定の方
(あるいは何年も留年する予定の方・・・)
くらいしか適さないと思います。

他社の学資保険は大学入学時や在学中を中心に受け取れる商品がほとんどですし、そのような保険のほうがよいかと思います。



他社と比較できるプランに修正すると返戻率が低い

公式サイトで下記の参考プランの保険料の見積もりをしてみたところ、返戻率はステップ型で101.2%、ジャンプ型で101.9%となりました。

【参考プラン】
契約者:30歳男性
被保険者:0歳のこども
保険料払込期間:17年
兄弟割引:なし


ただしこれは払込期間17年プラン時のものです。
一般的に学資保険などの貯蓄型保険は、払込期間が短ければ短いほど返戻率が高くなります。
(その究極形が加入時に全ての保険料を払いきってしまう一時払いです)

ですので、他の多くの会社が扱っている払込期間18年プランの返戻率とこのまま比較してしまうのはフェアではありません。
そこで他社と比較するため、この保険に18年プランがもしあったとしたらどれくらいの返戻率になるかを17年プランをもとに独自算出すると、ジャンプ型で約101.7%になりました。
これを評価ランキングにあてはめると、上位ではあるものの最上位クラスと比較すると劣ります。



以上の2点から個人的にはこの保険は推奨できません。


◆参考リンク

学資保険の選び方の結論


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