外貨建て一時払い個人年金保険
ライフタイム・カレンシーなど 評価
記事更新日:2019.4.11
評価データ
評価 | |
保険種別 | 外貨建て一時払い個人年金保険 |
商品名 | ライフタイム・カレンシーなど |
販売金融機関 | 三菱UFJ銀行など |
変額 or 定額 | 定額 |
保険料払込方法 | 一時払い |
通貨 | 外貨建て(米ドル・豪ドル) |
最短据置期間 | 0年(2ヵ月後) |
選択可能な年金種類 | 総額保証付終身年金 |
契約初期費用 | なし |
契約可能年齢 | 85歳まで |
リンク | ・公式サイト |
評価コメント
ライフタイム・カレンシーは 外貨建て一時払い個人年金保険 に分類できる保険です。 公式サイトのとおり、上の表に記載しているもの以外にも、中身は同じで名前が異なる商品が多数の金融機関で販売されています。 まずはこちらのページの解説を読んでもらえればと思いますが、 終身年金 (年金を一生涯受け取り続けることができる) かつ 即時払い型 (据置期間0年) というプランを選択できるため、長生きリスク対策としては検討の余地がある商品です。そのため評価をとしています。 少し詳しくこの保険を見ていきます。 |
モデルプランの解説
ライフタイム・カレンシーのパンフレットの4ページにある下記のモデルプランを基に詳しくみていきます。なお、為替は「1豪ドル=100円」として記載します。 ◆モデルプラン 70歳男性が一時払い保険料10万豪ドル(1,000万円)を払って加入します。加入時には告知がない(無告知型)ため、健康状態などにかかわらず誰でも加入できます。 据置期間0年のため、加入してから2ヵ月後には年金の受取りがスタートし、第1回の年金として4,670豪ドル(46.7万円)を受け取れます。年金額は一時払い保険料に年金額算出率を乗じた額です。年金額算出率は年齢や加入時点での豪国債の金利などによって決まるため、加入するタイミング次第で変わってきますが、一度加入してしまえば以後は変わりません。 なおこちらのページの解説のとおり、他社の外貨建て一時払い個人年金保険は、 据置型プラン (即時払い型ではないプラン) の場合、加入時に将来受け取れる年金額は決められていないのが一般的です。 けれどこのマニュライフ生命の保険は、据置型のプランでも、加入時に年金額算出率が確定しているため、将来受け取れる年金額も決められています。 ですので例えば5年後から年金を受け取り始めたい時など、状況次第では据置型プランを検討するのもアリだと思います。 話を戻して、以後は亡くなるまで毎年1回、年金(4,670豪ドル)を受け取り続けることができます。長生きするほど得だということです。 もしもでは早めに亡くなってしまったらどうなるか? その場合でも保証金額までは遺族が受け取れます。 今回は年金支払総額保証割合が110%のため、一時払い保険料の約110%にあたる112,080豪ドルが保証金額です。年金額は4,670豪ドルのため、毎年4,670豪ドルずつ受け取って総額で112,080豪ドルに達するには24年かかります。 つまり、本人が70歳から24年間分の年金を受け取る前に亡くなってしまった場合は、残りの年数分を遺族が受け取るということです。よって早めに亡くなってしまったからといって、大きく損になるわけではありません。 このプランのメリット長生きリスク対策ができることです。 これについては長くなるので、一時払い個人年金保険ページの解説を読んでもらえればと思います。 |