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外貨建て一時払い個人年金保険
パワーカレンシー
ライフタイム・カレンシー
ベストセレクション
ライフタイム・パートナー 評価

記事作成日:2018.7.10


評価 商品名 販売金融機関 リンク
パワーカレンシー(確定・終身年金タイプ) 中京銀行など 公式サイト
ライフタイム・カレンシー 三菱UFJ銀行など 公式サイト
ベストセレクション 大和証券
ライフタイム・パートナー 三井住友信託銀行


評価コメント

パワーカレンシー(確定・終身年金タイプ)
ライフタイム・カレンシー
ベストセレクション
ライフタイム・パートナー


は、いずれも
外貨建て一時払い個人年金保険
に分類できる保険です。上の表のとおり販売場所によって商品名が異なりますが、実質的には同じ保険です。
そして結論ですが、資産運用目的
(お金を増やしたいという目的)
であればおすすめできませんが、貯金を計画的に切り崩したい場合や長生きリスク対策としては一考の価値がある保険です。
ただし


為替手数料為替リスク債券円安円高


などの用語を理解している方でないと、この保険を理解するのも難しいと思います。そしてこの保険に限ったことではありませんが、
自分が理解していない保険は絶対に加入しない方がよいと思います。
ですのでこれらの用語を理解している方や、これから理解されようという気力がある方のみ、この先は読んでもらえればと思います。


目標額設定プラン

この保険は大きく分けて
目標設定プラン

終身年金プラン
(ライフタイム・カレンシーの場合は据え置き期間0年プラン)
の2つのプランがあります。


目標設定プラン
は、加入時に例えば1,000万円を払い、それをマニュライフ生命が据え置き期間
(5年間や10年間など)
米国債or豪国債で運用して1,000万円+αに増やす。
そして据え置き期間が終了したら、1,000万円+αに増えた年金原資を確定年金や終身年金で受け取る・・・
というプランです。
こちらが資産運用目的でも使えるとアピールされているプランなのですが、この据え置き期間の資産運用力が低いのです。外国債をマニュライフ生命に代行購入してもらうため、手数料などが割高だからです。1,000万円を10年間運用して1,000万円+αに増やしたいのであれば、自分でネット証券会社で米国債を購入したりNISAなどに挑戦するほうが、手数料が安い分だけ高運用になりやすいためおすすめです。


終身年金プラン

終身年金プラン
は、加入時に例えば1,000万円を払い、マニュライフ生命がそれで米国債or豪国債を代行購入して運用していく・・・
という点は、目標設定プランと同じです。
しかし据え置き期間がほぼなく、加入してから2ヵ月後には年金の受け取りがスタートします。
ライフタイム・カレンシーのパンフレットの4ページにある下記のモデルプランを基に詳しくみていきます。なお、為替は「1豪ドル=100円」として記載します。


契約通貨:豪ドル
契約者:70歳男性
一時払い保険料:10万豪ドル
積立利率:年1.55%
年金支払総額保証割合:110%
年金支払開始年齢:70歳
年金額算出率:4.67%
保証金額:112,080豪ドル
年金額:4,670豪ドル


70歳男性が一時払い保険料10万豪ドル(1,000万円)を払って加入します。加入時には告知がない(無告知型)ため、健康状態などにかかわらず誰でも加入できます。

加入から2ヵ月後に第1回の年金として4,670豪ドル(46.7万円)を受け取れます。年金額は一時払い保険料に年金額算出率を乗じた額です。年金額算出率は年齢や加入時点での豪国債の金利などによって決まるため、加入するタイミング次第で変わってきますが、一度加入してしまえば以後は変わりません。
そして以後は亡くなるまで毎年1回、年金(4,670豪ドル)を受け取り続けることができます。長生きするほど得だということです。

もしもでは早めに亡くなってしまったらどうなるか?
その場合でも保証金額までは遺族が受け取れます
今回は年金支払総額保証割合が110%のため、一時払い保険料の約110%にあたる112,080豪ドルが保証金額です。年金額は4,670豪ドルのため、毎年4,670豪ドルずつ受け取って総額で112,080豪ドルに達するには24年かかります。
つまり、本人が70歳から24年間分の年金を受け取る前に亡くなってしまった場合は、残りの年数分を遺族が受け取るということです。よって早めに亡くなってしまったからといって、大きく損になるわけではありません。


このプランのメリットは2つあります。
1つ目は、貯金を計画的に切り崩せることです。
手元に大きな貯金がある場合、それを計画的に使おうと思ってもなかなか難しいものです。間違った買い物をしてしまうかもしれませんし、大金が銀行口座にあると銀行員から色々な金融商品の勧誘もされると思います。そこでこのような保険に加入すれば、毎年50万円ずつというように、計画的に貯金を切り崩すことができます。

2つ目は長生きリスク対策ができることです。例えば


「自分は90歳以上生きることはないだろうから、90歳までに貯金を使い切るようにしよう。」


と決めて貯金を切り崩していった場合、もしも90歳以上まで長生きしたら貯金が枯渇してしまいます。これがいわゆる長生きリスクというものです。けれどこのプランであれば、生存している限り年金を受け取り続けることができるので、長生きリスクに対応できます。

詳しくは老後に向けての貯蓄方法と保険選びコーナーで取り上げていますが、私は長生きリスク対策として、公的年金を原則の65歳からでなく70歳から受け取るようにし、70歳以降の公的年金からの収入を増加させることで、70歳以降の生活費は公的年金でカバーすることをおすすめしています。ですが公的年金に更に収入を上乗せしたい場合などは、この終身年金プランは検討する価値があると思います。


最大のデメリットというかリスクは為替リスク
(加入後に円高になると、その後に受け取る年金を円に戻した時の価値が少額になってしまう可能性があること)
です。
一時払い保険は加入時に高額な保険料を一括で払い込むため為替リスクが大きいです。例えば加入時は円安(1ドル120円)で、加入後に円高(1ドル100円)になり、その後もずっとそのくらいの為替で推移してしまうと、その後に受け取る年金の価値は常時少額になってしまいます。ですので加入するのであれば、大きく円高になっており今後は円安になる可能性が高い時のみにしたほうがよいと思います。


まとめ

以上のように、資産運用目的
(お金を増やしたいという目的)
であればおすすめできませんが、貯金を計画的に切り崩したい場合や長生きリスク対策としては一考の価値がある保険です。


この保険の終身年金プランのように、高額な一時払い保険料を払って加入してからすぐに年金を受け取れるようになる保険は、かつては多くの保険会社が扱っていました。しかし低金利化が進んだ影響で、現在はほとんど扱いがありません。円建てで利率がよいものだと、加入してから1年後から受け取れるJA共済のライフロードくらいだと思います。

この保険は、加入してからすぐに年金を受け取る場合は終身年金しか選択できませんが、ライフロードは確定年金も選択できるため、


受取方法を10年確定年金にすることで、手元にある1,000万円を10年間で計画的に切り崩したい


といったことも、ライフロードなら可能です。


長生きリスク対策として終身年金で受け取りたい場合であれば、この保険とライフロードを比較検討されるとよいと思います。この保険は加入するタイミングで年金額が変わってくるため、どちらが有利不利とは一概に言えませんが、円で安定的に受け取りたいならライフロード、これから円安になると予想される方などであればこの保険が有力だと思います。

直近の更新履歴

11/13
iDeCoの管理人の運用成績レポートを更新。
(10月下旬に米国株まで大暴落するなど不調が続いています・・・)
11/7
終身保険コーナーに外貨建て一時払い終身保険 評価ランキングと解説を追加。
11/3
収入保障保険評価ランキングを更新。
メディケア生命の収入保障保険の値下げを反映しました。

※なお、管理人がいくつかの条件で比較した限りでは、引き続き全条件でFWD富士生命の収入保障保険が最安でした。


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