若者向けの定期医療保険は比較的加入価値あり
記事更新日:2019.4.9
医療保険は医療費専用の貯金ができるまでの用心棒として
なんで先生は医療保険に加入しているの? あれだけ健康保険がすごいからとかなんとか言ってたのに・・・。 |
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そうだね。 これまで否定してたのになんだけど、医療保険は絶対悪ではないんだ。 なぜならなんだかんだ言って保険は安心を手に入れるものだからだ。 |
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抽象的すぎてわかりにくいなあ・・・。 | |
ごめん。 これは以前、自分が営業マンをやっていた時の話なんだけど、実際に入院をして医療保険を使用したお客様がよくこう言っていたんだ。 「入院した時は気分がやはりとても落ち込みました。そんな中、医療保険のおかげで家族に臨時の出費をさせなくていいという安心感が、だいぶ気分をほっとさせてくれました。」 |
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おお~ | |
いくら理論上は医療保険は有効な保険ではないとわかっていても、やはりいざ入院した時には 「入っていてよかった」 と思うことも多いものなんだ。 この「入っていてよかった」が保険の真骨頂。 そう思えるなら加入する価値があるということだ。 |
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なるほどねえ。じゃあやっぱり加入しておいたほうがいいのかなあ・・・? | |
最終的には個人の価値観次第だと思うけど、そもそも医療費専用の貯金が別口で100~200万円くらいあれば医療保険なんて必要ないと思う。 けど、貯金があまりないと今すぐ入院することになった時にやはり困ってしまう。 私が医療保険に加入しているのも 現時点で貯金があまりないから というのが正直なところ大きいんだ・・・。 なので医療保険は、 若い時期に医療費専用の貯金ができるまでの用心棒として加入する のが、やっぱり良いんじゃないかなと思う。 これは保険の本質面から見ても有効なんだ。 |
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どういうこと? | |
このコーナーの最初のほうで、 起きる確率が高いことには保険は有効ではない って言ったのを覚えてる? |
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うん。入院や手術をすることになる確率は高いから医療保険は有効じゃないって。 | |
そうだね。 でも例えばだけど、50歳までにガンになってしまう人ってどれくらいいると思う? |
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うーん、10人に1人くらい? | |
実は30人に1人くらいなんだ。 ※国立がん研究センターのサイトより |
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そうなんだ。思ったよりも少ないかな・・・。 | |
そうだね。ガンに限らず、残念だけどやはり圧倒的に高齢者ほど病気になってしまう確率が高い。逆に言えば、若い人は入院する確率が低い。 | |
ん?起きる確率が低いことに対して保険は有効だったよね?ということは? | |
そう、若者向けの定期医療保険なら保険として比較的有効ということだ。 |
保険期間 | 保険期間内に入院や 手術をする確率 |
保険料 | 保険として 有効か? |
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終身医療保険※ (終身タイプの医療保険) |
亡くなるまでの 一生涯をカバー |
高い | 高い | 無効 |
若者向けの定期医療保険 (定期タイプの医療保険) |
若い時期だけをカバー | 比較的低い | 比較的安い | 比較的有効 |
高齢者向けの定期医療保険 (定期タイプの医療保険) |
高齢期だけをカバー | 高い | 高い | 無効 |
※詳しくはこちらのページで取り上げていますが、終身医療保険は加入しないことを強くおすすめします。
なるほど。若者向けって具体的には何歳? | |
個人的には60歳くらいまでかな。それまでであれば保険料が安いので、保険として比較的有効だと思うし価値がある思う。 なのでこのような若者向けの定期医療保険に加入して防御を固めつつ、なるべく早めに医療費専用の貯金を100~200万円くらい作って医療保険は解約する。(※) 今このサイトを読んでくれている方には、これをぜひ目指してほしいと思います。 ※上記の通り若者向けの定期医療保険は保険として比較的有効ですので、医療費専用の貯金ができた方 (あるいは既に貯金がある方) でも加入し続けるというのも悪い選択肢ではないと思います。 もちろん使わなければ損にはなりますが、使っても得になることがほとんどない終身医療保険と異なり、定期医療保険であれば使えば得になるケースも多いと思います。 ですので好意的に言えば、解約でも加入継続でもどちらでも正解だと思いますので、最終判断はお任せしたいと思います。 |
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なるほど。 じゃあ具体的にどの会社の保険がおすすめなのかな? それにそんな貯金できるのかな? |
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それを次のページで見ていくよ。 |
医療保険は 若い時期に医療費専用の貯金ができるまでの用心棒として加入する ことを推奨。 若者向けの定期医療保険は保険料が安く保険として比較的有効。 |