医療保険の選び方 結論と推奨プラン 2019年版
記事更新日:2019.4.9
第1優先は都道府県民共済の入院保障2型
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前ページまでで見てきたとおり、私は医療保険は加入するにしても 若者向けの定期医療保険に、医療費専用の貯金ができるまでの用心棒として加入する。 ことをおすすめしています。 さて、このような定期医療保険は共済系がよく扱っています。共済は地域限定や学生限定のものなどを含めると本当に多数ありますが、全国的に展開しており一般の方が加入できるものとなると、以下の3つが代表的だと思います。 ・都道府県民共済の入院保障2型 どれも、60歳くらいまで掛金(保険料)や保障内容が一律で、保障内容のわりに保険料が安い優良保険だと思います。 その中でもおすすめは都道府県民共済です。比較ページのとおり、この3つの中でもコストパフォーマンスは群を抜いていると思います。 申込方法は評価ページを参照願います。 推奨プランはそのままですが、月掛金2,000円の入院保障2型 (入院日額1万円。特約は付加しない。) です。払った掛金のうちの30%程度は割戻金として戻ってくるため、実質の月掛金は1,400円程度という安さです。 入院日額1万円でこの保険と同等の保障内容の終身医療保険 (保障が一生涯続く医療保険) に加入しようとすると、30歳くらいの場合で月払保険料は3,000~3,500円程度もします。これを一生涯払い続けるのは大変です。80歳までで約200万円にもなります。 そこでこの終身医療保険の代わりに上記の都道府県民共済の保険に加入します。すると、毎月2,000円くらい浮きます。この浮いたお金を積立運用していきます。おすすめの運用手段はiDeCoやNISAです。毎月2,000円を年利4%で運用できれば、25年後、55歳で100万円に到達です。60歳時点では約140万円まで達します。これで晴れて医療保険を卒業できます。年利4%はiDeCoやNISAなら強く期待できる数字です。 参考リンク:債券、株式、投資信託の基本コーナー もちろんもっと早く医療費専用の貯金を作って医療保険を解約できればよいですが、無理をしなくても浮いた分を運用していくだけで医療費専用の貯金ができることがわかると思います。 |
都道府県民共済に加入できない地域の方は
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都道府県民共済グループは全国47都道府県すべてでは事業を行っていません。 福井、山梨、鳥取、徳島、愛媛、高知、佐賀、沖縄 には現在のところありませんので、住まいも勤務先もどちらもこれらの県の方は加入できません。 ※山梨、愛媛、佐賀、福井は2019年に開始しました。 ただし地域(特に県境付近)によっては隣の県の県民共済に加入できることもあるらしいので、加入をされたい場合はまずは問い合わせてみるとよいと思います。 ※問合わせ先はこちら それでも加入できないという場合(第2優先)は、 女性:コープ共済 たすけあい女性コース が個人的にはおすすめです。 |