三井生命 アカウント型保険 「ベクトルX」 評価と見直し方法

記事更新日:2014.5.26

評価データ

販売時期 保険種類 払済保険
への変更
評価 リンク
2007年8月~ アカウント型保険
(利率変動型新積立保険)

不可
公式HP


評価コメント

ベクトルXは現在の三井生命の主力商品です。2007年にそれまでの主力商品だったザ・ベクトルの後継として販売開始されました。

といっても、ザ・ベクトルベクトルXはほとんど違いはありません。どちらも死亡保障や医療保障など、とにかくいろいろな保険をセット売りにしているアカウント型保険です。ですので加入しないことを強く推奨します。

加入NG保険 > 定期付き終身保険、アカウント型保険は加入すべきではない


もし加入してしまっている場合は

このまま継続していくと、一定期間毎(10年ごとなど)に掛け捨ての特約の保険料が膨大に増えていき、一生涯では何百万円~何千万円という財産を吸い取られてしまいます。ですのでなるべく早急に整理すべきです。この保険は

払済保険への変更

はできません。また最低保険金額が1,000万円となっているため、

特約はすべて解約し主契約の積立保険だけを残す

ということもできません。最低保険金額1,000万円をクリアするために、いやでも定期保険特約などを付加しなければいけないわけです。三井生命の定期保険(定期死亡保険)は定期保険評価ランキングのとおり、平均よりもとても割高です。これを続けないといけないとなるとお金がいくらあっても足りません。

ですので結論ですが、主契約も特約もすべて解約するほかありません。


解約返戻金はいくら戻ってくるか?

主契約と特約をすべて解約した場合、いくら解約返戻金(かいやくへんれいきん)が戻ってくるか?
これを気にされる方は多いと思います。

しかし残念ながら、払った保険料と比べるととても少ない額しか戻ってこないケースがほとんどです。なぜなら、毎月の保険料の大部分は掛け捨ての特約に使われてしまう契約になっている人がほとんどだからです。

例えば毎月15,000円という保険料を払っていた場合、10年間では180万円も払うことになります。しかし主契約の新積立保険には毎月1,000円しか充てられない契約になっていたとしたら、10年後の主契約の解約返戻金は12万円程度にしかなりません。
では特約の解約返戻金は?というと、こちらも少額です。特約の中には掛け捨てではないもの(終身保険特約など)もありますが、これらも低解約返戻金型という解約しても解約返戻金が少ない額しか戻らないようなタイプとなっているのです。
よって10年間で180万円払ってきたとしても、解約返戻金が50万円を超える人はほぼいないと思います。

これだけ損になるのは納得いかないという人も多いと思いますが、これは仕方ありません。このまま継続していたら余計に傷口が大きくなっていただけですから、
「早めに気付けてよかった」
と前向きに考え、この機会に解約することを推奨します。


解約の前に必要な保障を他社で確保

以上のとおり、主契約も特約もすべて解約するのがよいと思います。
ただしいきなりすべて解約をしてしまうと保障が全くない状態になってしまいますので、保障ごとにまずは必要かどうかを検討し、必要と思う保障については他社の保険で新たに手に入れた上で、ベクトルXは解約するのがよいと思います。
例えば

生活保障特約2007(死亡保障)
 ⇒ 必要と判断
  ⇒ 他社の収入保障保険に加入し死亡保障を確保。

がん入院特約2007(がん保障)
 ⇒ 必要と判断
  ⇒ 他社のがん保険に加入し、がん保障を確保。

総合入院特約2007(医療保障)
 ⇒ 不要と判断

・新規加入した収入保障保険とがん保険(※)の保障が開始されたら
 ⇒ ベクトルXは全解約


というように整理していくとよいと思います。どの保障が必要かどうかは下記の参考リンクもぜひ活用してもられればと思います。

◆参考リンク

各種保険のかんたんな解説と評価


※がん保険は契約してから3ヶ月くらい経過しないと保障が開始されないため注意して下さい。