【収入保障保険の解説3】保険期間はいつまでにすべきか?
記事更新日:2024.6.6
Youtube版はこちら妻が年金生活に入る65歳までをカバーするのが理想だが・・・
今日は保険期間をどう設定すればよいかを見ていくよ。 | |
ういす。 | |
結論から言うと、夫がもしも亡くなってしまった時に妻がお金を受け取れるようにしたい場合は、下記のように契約するのが理想だと思う。 |
夫が妻より | 理想的な保険期間 |
5歳年上の場合 | (被保険者である夫が) 70歳まで |
4歳年上の場合 | 69歳まで |
3歳年上の場合 | 68歳まで |
2歳年上の場合 | 67歳まで |
1歳年上の場合 | 66歳まで |
同い年の場合 | 65歳まで |
1歳年下の場合 | 64歳まで |
2歳年下の場合 | 63歳まで |
3歳年下の場合 | 62歳まで |
4歳年下の場合 | 61歳まで |
5歳年下の場合 | 60歳まで |
ん?これはどういうこと? 前回出てきていたAさん一家の場合、夫(Aさん)は妻(A子さん)よりも2歳年上だったから、 保険期間:67歳まで にするのが理想ってことかな? |
|
そうだね。 ちょっとわかりづらくて申し訳ないけど、まずこの設定は 妻が65歳まで収入保障保険から年金月額を受け取れるようにするための設定 なんだ。 |
|
ああそうか。 被保険者:Aさん 受取人:A子さん 保険期間:67歳まで にしていた場合。 Aさんがもしも亡くなってしまったときは、Aさんが67歳になったであろう年まで、妻A子さんが年金月額を受け取れるんだったよね。 AさんはA子さんより2歳年上だから、 Aさんが67歳になったであろう年 =A子さんが65歳になる年 よって、A子さんは65歳まで保険会社から年金月額を受け取れるってことか。 けどそういうふうにする理由ってなんなのかな? |
|
1番のメリットは老齢年金へうまくリレーできるようになること。 日本は原則65歳になると、国から老齢年金という年金を受け取れるようになる。年金生活という言葉を聞いたことがあると思うけど、これは一般的に老齢年金生活のことなんだ。 で、年金生活がスタートする65歳までは、収入保障保険から毎月年金月額を受け取れるようにしておけば、下記のようにうまく生活費をカバーできるようになる。 ■65歳までの生活費 |
|
なるほど。これならたしかに、遺されたA子さんは安心だね。 | |
そうだね。 けれどこれはあくまで理想。 子供が自立するまでの期間をカバーできるように加入するだけでも、何も加入していないよりは大きな力になってくれる。なのであとは予算や価値観などに応じて調整するのがよいかなと思う。 |
|
なるほど。 | |
次回は年金月額はいくらにすればよいか?について見ていくよ。 |