本当に必要な保険はどんな保険か?

記事作成日:2015.3.3

救世主のような保険

それでは
本当に必要な保険はどんな保険か?
について見ていくよ。
ういす。
結論からいうと、個人的には下記のとおりだと思っている。

本当に必要な保険は・・・

発生してしまう確率が比較的高い上、発生してしまった場合、法律などにより強制的に加入させられている保険だけでは保障が不十分でどうしようもない事態に・・・
という危機的状況を救うことができる保険

法律などにより強制的に加入させられている保険?何それ?
そうだね、まずはそれから。


法律などにより強制的に加入させられている保険とは?

例えばだけど、子育て中の若い一家のお父さんが何も保険に加入していなかったらどうだろう?
え?ヤバイんじゃないの?
なんでヤバイの?
なんでって?お母さんが専業主婦でもしもお父さんが亡くなってしまったら、収入がゼロになっちゃうじゃん!
いや、収入はゼロにはならないよ。
え、なんで??
意地悪な質問ばかりしちゃってゴメンね。
この場合、国民年金から遺族基礎年金というお金が給付されるようになるので、収入はゼロにはならないんだ。亡くなったお父さんが会社員だった場合は、更に厚生年金保険から遺族厚生年金も給付されるようになる。
国民年金?厚生年金保険?なにそれ?
この場合だと収入がもしもゼロになったら明らかに危険だよね?下手したら家族全員が餓死しかねない。
そういった明らかに危険なことに対しては、国が強制的に保険に加入させているんだ。
国民年金や厚生年金保険もそういった保険の1つ。
国が強制的に加入させている保険には下記のようなものがある。


何に備えるために加入させているか? 強制加入となっている保険名
自動車事故を起こしてしまった時に備えて、
自動車の持主に強制的に加入させている保険
→→→ 自動車損害賠償責任保険
(略称・・・自賠責保険)
病気やケガで医療費がかかった時に備えて、
国民全員に強制的に加入させている保険
→→→ 健康保険
※75歳以上は後期高齢者医療制度
介護が必要な状態になってしまった時に備えて、
40歳以上の国民全員に強制加入させている保険
→→→ 公的介護保険
子育て中の若い家族のお父さんやお母さんが
もしも亡くなってしまった時に備えて、20歳に
なったら国民全員に強制加入させている保険
→→→ 国民年金
老後の生活費に備えるために、20歳になったら
国民全員に強制的に加入させている保険
→→→ 国民年金
会社員と公務員(※)に対し、国民年金の
上乗せとして強制的に加入させている保険
→→→ 厚生年金保険
(略称・・・厚生年金)

※公務員の共済年金は2015年10月に厚生年金に統合予定


なるほど、ずいぶんたくさんあるんだね。けどさ、強制加入させられている保険があるんだったら、民間の保険会社の保険なんて必要ないんじゃない?
それが残念ながらそうでもないんだ。なぜなら
強制加入となっている保険は、やたら保障が充実したものもあるけれど、保障が不十分なものも多いんだ。
例えばさっき話に出てきた遺族基礎年金も、本当に最低限の額しか受け取れない。そういった不十分な保障しかないものについては、民間の保険会社の保険で保障を上乗せする必要があると思う。
そうなんだ・・・。ちなみに遺族基礎年金っていくらなの?
亡くなったお父さんが自営業者で遺族が3人(奥さんと子供2人)の場合、国民年金から受け取れるようになる遺族基礎年金は毎月10万円くらいだ。
毎月10万円!?たったの!?そんなんで暮らせるわけないよね・・・
そうだね。奥さんがフルタイムでパート勤務ができたとして、その給料を足せばなんとかギリギリ生活できるくらいだと思う。
フルタイムでパートって・・・。お父さんが亡くなっちゃっただけでも子供はかわいそうなのに、お母さんがフルタイムで仕事に出ちゃったら子供がかわいそすぎるよ!
本当にそうだよね。
現実的には子供が小さかったら仕事になんて出れない人も多いと思うし、都合のいい仕事が見つかるとも限らない。ハッキリ言って日本の母子家庭に対する保護はひどすぎると思う。実際、先進国の中でも母子家庭の貧困率が高く問題になっているんだ。
はあ・・・。なんかこれじゃあほんとに、「ないよりかはマシ」という感じだね。
そうだね。そこで出番なのが民間の保険会社の保険だ。
この場合、民間の生命保険会社が販売している収入保障保険という保険に加入しておけば、例えば下記のようにすることができる。

国民年金から受け取れるようになる遺族基礎年金・・・月額約10万円
収入保障保険から受け取れるようになる年金月額・・・月額約15万円
遺族の合計月収・・・約25万円!!

おお、すごいじゃん!効果絶大だね。
しかし強制加入させられる保険は、どれもこれも「ないよりかはマシ」くらいの力しかないものばかりなの?
いや、そんなことはない。下の表を見てほしい。


強制的に加入と
なっている保険名
保障内容が充実しているか? 民間の保険会社の保険で保障を上乗せする必要があるか?
自動車損害賠償
責任保険

(自賠責)
不十分

交通事故で相手を死亡させてしまった場合の損害賠償金が最高で3,000万円までしか支払われないなど、到底不十分な保障内容
絶対必要

死亡事故は比較的発生率が高い上に、左記のとおり自賠責だけでは賠償金が不足するケースが多いため、絶対必要
健康保険 充実している

健康保険は最強の医療保険
で記載のとおり充実している
必要性は低い
公的介護保険 概ね十分 必要性は低い

※現在介護保険コーナーを作成中です。
国民年金
(老後に備える保険として見た場合)
不十分

老後に国民年金から受け取れるようになる老齢基礎年金は、満額でも毎月65,000円程度。(記事作成時)これだけでは生活費としては不十分。しかも老後の月収は、生きている限りは絶対に必要になる
(つまり発生率がとても高い
ものであるため、不足する見込みの場合は月収の増額が絶対必要。
◆自営業者家庭・・・必要性

ただし、老後の月収を増額するには民間の保険会社の個人年金保険よりも小規模企業共済などのほうが有利。詳細は老後に向けての貯蓄方法と保険選びを参照願います。


◆会社員・公務員家庭・・・必要性は低い

老後に向けての貯蓄方法と保険選びで記載のとおり、厚生年金保険から老齢厚生年金も受け取れれば、ほぼほぼ老後の生活費をカバー可能なため、必要性は低め。

国民年金
(子育て中の一家の若いお父さんが亡くなってしまった時に備える保険として見た場合)
不十分

若いお父さんが亡くなってしまう確率は高くはないものの極端に低いとも言えない。その上、上記のとおり国民年金から受け取れるようになる遺族基礎年金だけでは生活費としては不十分なため、保障の上乗せが必要。
◆自営業者家庭・・・必要性特大

上記のとおり、民間の保険会社の収入保障保険への加入を強く推奨。


◆会社員・公務員家庭・・・必要性

厚生年金から遺族厚生年金も受け取れるようになるものの、それでもまだ不十分なケースが多いため、民間の保険会社の収入保障保険への加入を強く推奨。



なるほど。先生は会社員だから、絶対必要になっているのが自動車保険、必要性になっているのが収入保障保険だね?
そうだね。なのでこの2つにはしっかり加入しているんだ。
今このサイトを見てくれている方も、上の表の必要性が高い保険をまずは検討することを推奨したいと思う。
そしてそのあとは、予算や価値観次第でその他の保険を検討するとよいと思う。

◆参考リンク

TOP > 心配事から保険を選ぶ

なるほど。
それでは次のページでは、基本的な保険用語について解説していくよ。