【収入保障保険の解説5】最低支払保証期間はどう設定すべきか?
記事更新日:2024.6.23
Youtube版はこちら最低支払保証期間は保険会社の都合で存在するものなので、加入者には不要。
今日は最低支払保証期間をどう設定すればよいかを見ていくよ。 | |
ういす。 | |
結論から言ってしまうと、個人的には最低支払保証期間は1年や2年など短いプランを推奨したい。私も実際に、2年のプランで加入しているんだ。 | |
なんで? | |
5年や10年といった長いプランは必要ないと思うからです。 例えば 「最低支払保証期間:5年」 というプランに加入していた場合、明日で保険が切れるというタイミングでもしも被保険者が亡くなってしまった場合でも、5年間は年金月額を受け取り続けることができるようになる。 受け取れるのは悪いことではないけれど、保険が切れる頃ということは子供は自立している方が多いと思うので、 「5年間も、年金月額を受け取る必要があるか?」 と言われれば、不要という方が多いと思う。 |
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確かに・・・。それだったら最低支払保証期間がない分、保険料が安いほうがいいよね。なんで最低支払保証期間なんてものがあるんだろう? | |
これはかなりマニアックな話だからサラっと聞き流す程度に聞いてほしいけど、最低支払保証期間というのは実は保険会社の都合で存在するものなんだ。 収入保障保険は保険期間が20~40年といった長期になることが多い。 そしてその間、特殊な契約でない限り保険料は変わらず一定だ。 けれど保障内容 (被保険者がもしも亡くなってしまった時に受け取れる総額) は徐々に減っていく。 最低支払保証期間がなかったとしたら、加入してすぐに亡くなってしまった場合は何千万円という大金が受け取れる反面、保険期間終了まであとわずかという時点で亡くなってしまった場合は何十万円しか受け取れないこともある。 前者と後者ではとても大きな差がある。 保険を作る側の立場からすると、このように 保険期間の最初と最後で保障内容に大きな差がある保険の保険料を、保険期間中ずっと同じ額に設定する というのは無理があるんだ。 それを無理やり可能にしたのが、この最低支払保証期間なんだ。これがあれば、保険期間満了間際でもし亡くなってしまった場合でも何百万円というある程度の大金がおりるので、 【保険期間中の保障内容の差】 を小さくすることができる。それによってようやく、商品として売り出せるようなバランスのとれた保険になっているんだ。 |
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なるほどなあ。そしたら、長いプランにしてしまうと、不必要に保険料が高くなってしまうだけな気もするな。 | |
そうだね。 次回は、おすすめの保険はどれか?を見ていくよ。 |