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がん保険 評価ランキングと解説 2019年10月版

記事更新日:2019.10.25

このページの内容



がん保険ランキング

商品名 総合
評価
更新タイプ 診断給付金(類似含む) がん診断時に
以後の保険料
払込免除
主契約 先進医療
特約
給付
回数
2回目以降の
給付条件
終身型
終身型

無制限

あり(有料)
悪性新生物
のみ免除対象
終身型
終身型

無制限

あり(有料)
悪性新生物
のみ免除対象
定期型
定期型

なし
終身型
終身型

無制限

あり(有料)
上皮内ガン
も免除対象
終身型
終身型

無制限

あり(有料)
上皮内ガン
も免除対象
終身型
終身型

無制限

なし
定期型
定期型

なし
終身型
終身型

1回

あり(無料)
悪性新生物
のみ免除対象
終身型
終身型

無制限

あり(無料)
悪性新生物
のみ免除対象
終身型
終身型

無制限

なし
終身型
終身型

無制限

なし
終身型
終身型

無制限

なし
終身型
定期型

複数回
(※1)

あり(有料)
悪性新生物
のみ免除対象
終身型
定期型

無制限

あり(有料)
※悪性新生
物時のみ
終身型
定期型

無制限

あり(有料)
終身型
定期型

6回

あり(無料)
悪性新生物
のみ免除対象
終身型
定期型

6回

なし
終身型
定期型

1回

あり(有料)
終身型
定期型

無制限

あり(有料)
悪性新生物
のみ免除対象
終身型
定期型

無制限

なし
終身型
終身型

無制限

なし
終身型
定期型

1回

なし

※1 主契約の悪性新生物治療給付金と上皮内新生物治療給付金は、それぞれ1年に1回を限度に通算5 or 10回まで。特約の悪性新生物診断給付金と上皮内新生物診断は2年に1回を限度に無制限。⇒詳細
※あくまで管理人が個人的な見解で評価付けしたがん保険ランキングですので、参考程度に見てもらえればと思います。




がん保険とは?必要か?

がん保険
は、もしも保険期間中にがんを発症してしまい治療を受けた時、給付金を受け取れる保険です。貯蓄性のない掛け捨ての保険のため、一般的に保険期間満期を迎えたとしても満期保険金などは受け取れませんし、途中で解約したときに受け取れる解約返戻金も全くない(0円)か、あっても少額です。


通常の医療保険は、がんを含むほぼ全ての病気やケガが給付対象です。その結果、給付金を受け取れることになる人がとても多いため、1人あたりの給付金が少なくなってしまっています。
けれどがん保険は、がんの時にしか給付対象にならないかわりに受け取れる給付金額が大きく、もしもがんになってしまった時にはとても力になってくれる保険です。そのため私も実際に加入していますが、前向きに加入を検討してほしい保険だと思います。

また、がんの治療は他の病気と比べて自己負担額が高額になるケースが多いです。例えば厚生労働省未承認の抗がん剤治療を受け自由診療となった場合は、健康保険が効かないので全額自己負担です。そのため
がん保険は必要性も高い保険
だと思います。


主な給付金

がん保険には
診断給付金入院給付金通院給付金手術給付金放射線治療給付金抗がん剤治療給付金先進医療給付金
などがあります。なお給付金の名称は保険会社によって多少異なります。


診断給付金
は、がんと診断されてしまった時に受け取れる給付金です。
50万円~200万円程度と高額なことが多いです。
商品によって、この診断給付金を初回しか受け取れないものと何回でも受け取れるものがあります。また何回でも受け取れるものでも、2回目以降の給付条件は商品によって異なります。

がん保険は診断給付金を重視のページ
で詳しくは記載していますが、私はこの給付金を1番重視しています。治療方法を問わず受け取れることなどが理由です。
また、がんの治療は長期間に及んでしまうこともあるため、そのような場合でも対応できるよう、診断給付金を何回でも受け取れ、かつ給付条件も優れているものを高く評価しています。


入院給付金
は、がんの治療のために入院をした時に受け取れる給付金です。
例えば
「入院給付金:日額1万円」
というプランの場合なら、20日間入院したら20万円を受け取れます。
医療保険の場合は一般的に給付日数に制限
(1入院につき60日まで・・・etc)
がありますが、がん保険は一般的に無制限です。


通院給付金
がんの治療のために通院をした時に受け取れる給付金です。
例えば
「通院給付金:日額1万円」
というプランの場合なら、20日間通院したら20万円を受け取れます。
入院給付金とは異なり、給付日数に制限があることが多いです。
がんの治療は通院治療が増えているため、この給付金がついたがん保険も増えているように思います。


手術給付金
は、がんの治療のために手術を受けた時に受け取れる給付金です。


放射線治療給付金
は、放射線治療を受けた時に受け取れる給付金です。
「1回につき●●円給付」
ではなく
「放射線治療を受けた月は●●円給付」
となっている商品が多いです。


抗がん剤治療給付金
は、抗がん剤治療を受けた時に受け取れる給付金です。
放射線治療給付金と同様、
「抗がん剤治療を受けた月は●●円給付」
となっている商品が多いです。


先進医療給付金
がんの治療のために先進医療を受けた時に受け取れる給付金です。
給付金額は技術料相当額となっている商品が多いです。
例えば技術料300万円の重粒子線治療という先進医療を受けた場合は、技術料相当額である300万円を受け取ることができます。
この給付金は特約(オプション)になっており、月額100円程度の特約保険料を払うことで付加できる商品が多いです。
詳しくは
先進医療特約は終身がん保険につけるべき
で記載していますが、技術料が高額な先進医療はがんの治療に関するものが大半であることから、この特約は付加をおすすめします。



終身がん保険と定期がん保険

がん保険は終身型定期型の2つに大きく分けられます。
終身型は終身がん保険、定期型は定期がん保険とも呼ばれます。
両者の違いは主契約保険期間です。
参考プランをもとに詳しくみていきます。



終身型参考プラン
被保険者30歳男性のAさん
保険期間終身(一生涯)
保険料払込期間:終身
主契約の診断給付金:100万円
月払保険料1,800円



保険期間が終身(一生涯)のため、Aさんは加入後、いつがんと診断されてしまっても診断給付金100万円を受け取ることができます。
保険料払込期間も終身のため、月払保険料1,800円を一生涯に渡って毎月払っていく必要があります。
更新がないため、保険料が途中で値上がりすることはありません。
続けて定期型の参考プランを見ていきます。



定期型参考プラン
被保険者30歳男性のAさん
保険期間10年
保険料払込期間:10年
主契約の診断給付金:100万円
月払保険料300円



今度は保険間が10年とまっています。つまり定期です。
この10年間にもしもがんと診断されてしまった場合、診断給付金100万円を受け取ることができます。
10年が経過すると
(つまり保険期間が満期になると)
その時点での健康状態にかかわらず自動更新されます。
以後は10年ごとに自動更新を繰り返します。
自動更新は80~90歳くらいまでできる商品が多いです。
更新時には保険料が値上げされます。


なお、上記の評価ランキングの主契約の更新タイプが終身型になっているのが終身がん保険、定期型になっているのが定期がん保険です。
どちらがよいかは一概には言えませんが、私は終身がん保険に加入しています。理由は、がんの治療費は高齢であっても高額になるケースが多いためです。
詳しくは
主契約・先進医療特約ともに更新タイプは【終身型>定期型】のページ
を読んでもらえればと思います。



先進医療特約の更新タイプ

終身がん保険であっても、先進医療特約終身型の商品と定期型の商品があります。


◆先進医療特約が終身型参考プラン
被保険者:30歳男性のAさん
主契約の保険期間・保険料払込期間:終身
特約の保険期間・保険料払込期間:終身
主契約の診断給付金:100万円
特約の先進医療給付金:技術料相当額
主契約の月払保険料:1,800円
特約の月払保険料:100円
合計の月払保険料:1,900円



主契約と特約、ともに保険期間が終身で更新がないため、保険料が途中で値上がりすることはありません。



◆先進医療特約が定期型参考プラン
被保険者:30歳男性のAさん
主契約の保険期間・保険料払込期間:終身
特約の保険期間・保険料払込期間:10年
主契約の診断給付金:100万円
特約の先進医療給付金:技術料相当額
主契約の月払保険料:1,800円
特約の月払保険料:100円
合計の月払保険料:1,900円



今度は特約の保険間が10年とまっています。つまり終身がん保険ではありますが先進医療特約は定期型です。
そのため、特約の月払保険料は10年ごとの自動更新の度に値上がりする可能性があります。実際に値上げになるかどうかは、更新時点での保険会社が決めた保険料率次第になるため、加入時点ではわかりません。


詳しい理由は
主契約・先進医療特約ともに更新タイプは【終身型>定期型】のページ
で記載していますが、私は先進医療特約の更新タイプが終身型のものをおすすめしています。先進医療特約の保険料は将来的に大きく値上げになる可能性があると考えているためです。
そのため上記の評価ランキングでは、この特約が終身型のものを、定期型のものをとしています。



がん診断時に以後の保険料払込免除

がんと診断されてしまった場合に、以後の保険料の払込が免除になる機能がある商品とない商品があります。

この機能がある商品でも、あらかじめ無料で付加されている商品と、追加の特約保険料を払うことで付加できる商品があります。
また、上皮内がん(ステージ0の超初期のがん)でも免除になる商品と、悪性新生物でなければ免除にならない商品があります。

私はこの免除機能は保険としてとても魅力的だと考えていますので、上記の評価ランキングのとおり、この機能がない商品はと評価しています。



告知型と引受基準緩和型

がん保険は告知型引受基準緩和型の商品があります。


告知型
は加入時の審査が厳しくなっているタイプです。
ただしがん保険は告知型であっても、医療保険と比べると一般的に加入しやすいです。例えば高血圧の薬を常用している場合、医療保険には加入できないケースが多いですが、がん保険は加入できるケースが多いです。がんと高血圧は因果関係が小さいとされているためです。
現在発売中のがん保険のほとんどは告知型です。引受基準緩和型はアフラックなど極少数しか販売していません。


引受基準緩和型
は加入時の審査(引受基準)が緩和されており、過去にがんの治療をされたことがある方などでも加入しやすくなっているタイプです。限定告知型とも呼ばれています。加入しやすい分、保険料は告知型よりもとても高いです。
詳しくはこちらのページで取り上げていますが、私はこのタイプの医療保険やがん保険はおすすめしません。保険料がとても割高な上、難しい制約も多いことなどが理由です。



まとめ

朝日生命「スマイルセブンSuper」

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムDX」
を、今回のランキングでは(トップ評価)にしています。

スマイルセブンは診断給付金の2回目以降の給付条件が優れている点が大きいです。また保障内容のわりに保険料も安いです。

チューリッヒはちょっと毛色が異なるのですが、がんの治療費が高額になりやすいケースに特化して作られており、少ない保険料で本当に重要な時に対応できるようになっている点を高く評価しています。

この2つは個人的にもおすすめしたい商品です。詳しくは
がん保険の選び方 結論と推奨プラン
を読んでもらえればと思います。


また、
がんの予防と早期発見のコーナー
で主ながんの予防方法などをまとめていますので、こちらもよかったらぜひ読んでみてほしいと思います。

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