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国民年金 vs 生活保護

記事作成日:2015.4.17

生活保護費のほうが老齢基礎年金よりも高い

それではこのページでは生活保護費についてを。
国民年金の保険料の納付率が低い理由の1つとして、
「生活保護費を受け取ればいいという考えから」
というのがあるんだったよね?
国民年金の保険料を払わなくても生活保護費って受け取れるの?
ああ。現状の制度では受け取れてしまうんだ。下記のような感じだ。


60歳まで国民年金保険料を払ってきた場合

原則65歳になったら国民年金から老齢基礎年金を受給可能
国民年金保険料を払わなかった場合

65歳になっても年金を受け取れない

年金収入がないので生活できない

生活保護費を受給し生活できるようになる


ん?なんかこう見ると、保険料を払わなくても結局お金を受け取れちゃうんだから、払わなくてもいいような気がしてくるな・・・。
そうだね。しかも老齢基礎年金は満額でも月額65,000円くらいなのに、生活保護費は月額10~12万円くらい受け取れるんだ。


60歳まで国民年金保険料を満額払ってきた場合

原則65歳になったら国民年金から老齢基礎年金を受給可能。
年金額は月額65,000円程度。
国民年金保険料を払わなかった場合

65歳になっても年金を受け取れない

年金収入がないので生活できない

生活保護費を受給可能に。生活保護費は月額10~12万円程度


ん?
むむむ?
生活保護費のほうが遥かに高いじゃん!これじゃあなんか
マジメに保険料を払ってきた人がバカを見るような感じだよね?
そうだね。どう考えてもこの逆転現象はおかしいと思う。生活保護費は、
「最低限必要な生活費」
として算出されたものだ。つまり
「生活費は最低でも1人月額10~12万円くらいは必要だ」
というふうに国も判断しているわけだ。
それだったら国民年金の年金月額も、この額に合わせるべきだと思う。もっともそうすると保険料がだいぶ高くなってしまうという課題もあるけどね・・・。
なるほど。しかしこう見てみると、国民年金保険料は払わないほうが本当にいいような気がしてくるなあ・・・。
そうだね。けれど私はそれは推奨できない。私は会社員なので給料から国民年金保険料を含んだ厚生年金保険料が天引きされてしまっている。なのでいやでも払わざるを得ない立場だけど、もしそうじゃなかったとしても国民年金保険料は払うと思う。その理由を見ていくよ。


国民年金保険料を払ったほうがいい理由1
生活保護費は無条件に受け取れるわけではない

国民年金保険料を払ったほうがいい理由はいくつかあるけど、個人的には1番の理由は
生活保護費は最後の手段という状況でなければ受け取れないから
だ。生活保護費


・収入がない
・資産もない
・生活費を援助してくれる親族もいない


というどうしようもできない状況の時に、最後の手段として支給されるものだ。最終的な判断は各自治体の担当者次第になるけれど、このような状況でない限り通常は申請が通らないんだ。
なるほど。じゃあマイホームや貯金などの資産があったり、子供が生活費を援助できる状況だと受給不可ということか・・・。
そうだね。国民年金保険料を払わずに65歳を迎えて、


「年金を受け取れないんで生活保護費を下さい」


と申請しても、マイホームがあったり子供が高年収だったりすると


「マイホームがあるならダメです。」

「お子様の年収なら生活費を仕送りできるはずですのでダメです。」


と申請を却下されるケースが多いと思う。
なるほど。年金を受け取れなければ無条件に生活保護費を受け取れるんだったらいいけど、そこまで都合がいいわけではないってことか・・・。
そうだね。


国民年金保険料を払ったほうがいい理由2
年金の財源の半分は税金

国民年金は、同じような条件で契約した場合の国民年金基金個人年金保険よりも返戻率が圧倒的に高いんだけど、それはなぜだと思う?
なんでって?保険料の運用がうまいのかな??
まあ確かに保険料を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の発表によると、この近年の運用はかなり好調で、2015年2月時点の資産額は過去最高の137兆円に達しているらしい。

けれど運用は好調な時もあればそうでない時もある。返戻率が高い1番の理由は、
年金給付の財源の半分は国庫負担金(税金)が使われているから
なんだ。
ん?どういうこと?
例えば、あるシニアの方が国民年金から老齢基礎年金を月額6万円受け取るとする。この場合の給付財源は下記のようになるんだ。


・半分の3万円は現役時代の人が払う保険料から捻出する。

・残りの6万円は国庫負担金(税金)から支払われる。


これを言い換えると、本来なら3万円しか受け取れないはずなのに、
税金によって3万円も上乗せされ、年金月額が6万円になる
ということなんだ。
なるほど、だから返戻率が高いのか!
そうだね。
しかし日本中の年金受給者の年金をカバーするためには多額の税収が必要ってことだよね?年金を受け取る高齢者は増えているのに・・・。
そうだね。なので消費税が2014年に増税されたのはその理由も大きいんだ。

で話を戻すけど、国民年金保険料を払えるのに払わないと、
税金による上乗せ分を受け取れる権利を、みすみす放棄してしまうことになる
わけだ。
なるほどね・・・。税金を払うだけ払って、税金が財源になっている年金を受け取らないんじゃもったいないか。
そうだね。


国民年金保険料を払ったほうがいい理由3
国民年金から受け取れるのは老齢年金だけではない

国民年金から受け取れる年金は、原則65歳になったら受け取れるようになる老齢基礎年金だけではない。

例えば、子育て中の若い家族の夫や妻がもしも亡くなってしまった場合、遺族が国民年金から遺族基礎年金(月額10万円前後)を受け取ることができるようになる。
一定の障害状態となってしまった場合は、国民年金から障害基礎年金(月額6~12万円程度)を、回復しない限り一生涯受け取り続けることができる。
それはすごいね。
そうだね。国民年金保険料を払わないと、この遺族基礎年金や障害基礎年金を受け取る権利も放棄してしまうことになるんだ。
なるほど。


まとめ 国民年金保険料はやはり払っておいたほうがよいかと

ということで今回のまとめだけど、国民年金は年金記録問題というろくでもない事件があったので信頼性に疑問符は付いてしまうし、年金種類(受取方法)が保障期間なしの終身年金しかないので年金受取開始からすぐに亡くなってしまうと大損してしまうというデメリットはあるものの、やはりトータルで見ると
保険料は払っておいたほうがよい
と思う。
なるほど。
このコーナーはここまで。ここまで読んでくれてありがとう。
お疲れさまでした~

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