【実践編2】SBI証券、楽天証券、マネックス証券の詳細比較
記事更新日:2019.5.1
SBI証券 vs 楽天証券
※2019.2.1追記 前ページのおさらいだけど、 1、口座管理手数料が安い という2つの理由から、iDeCoに加入するのであれば ネット証券3社 (SBI証券、楽天証券、マネックス証券) がおすすめだった。 この3社であればどれを選んでも大当たり大外れはないと思うけど、一応このページでは3社の詳細比較をしてみたい。 |
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ういす。 |
新興国株式重視ならSBI&マネックス。米国株重視なら楽天。
各タイプの信託報酬の比較(2019年時点)は以下のとおり。 |
商品タイプ | 信託報酬 | |||
SBI証券 オリジナル |
SBI証券 セレクト |
楽天 証券 |
マネックス 証券 |
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国内株式 (東証株価指数) |
0.17% |
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国内株式 (日経平均株価) |
0.18% |
0.17% |
0.18% |
0.18% |
外国株式 (日本以外の先進国) |
0.20% |
0.12% |
0.17% |
0.12% |
外国株式 (新興国) |
0.38% |
0.20% |
0.59% |
0.20% |
国内債券 | 0.13% |
0.15% |
0.15% |
0.12% |
外国債券 (日本以外の先進国) |
0.23% |
0.18% |
0.18% |
0.18% |
外国債券 (新興国) |
0.56% |
0.24% |
0.56% |
0.24% |
REIT(国内) | 0.27% | |||
REIT(海外) | 0.29% | |||
バランス型 | 0.24% |
0.17% |
0.21% |
0.17% |
※詳細な銘柄は投資信託プラン(信託報酬)の比較を参照願います。
うーん、3社ともにほぼ互角だね。 強いて言えば、楽天証券は新興国の外国株式と新興国の債券が弱いかな? |
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そうだね、けれど楽天証券も強みがある。 先進国の外国株式に投資できる商品は SBI証券 →ニッセイ外国株式インデックスファンド マネックス証券 →eMAXIS Slim先進国株式インデックス。 この2つはどちらも MSCIコクサイ・インデックス という指数をベンチマークにしているため、事実上ほとんど同じ商品だ。信託報酬もともに0.12%なので運用成績もほぼ同じになる。 そしてこの2つの商品は日本以外の先進国の1,000社以上の株を投資先にしているけど、そのうち約60~70%が米国株だ。 それに対し楽天証券の先進国の外国株式に投資できる商品は 楽天・全米株式インデックス・ファンド という商品。 これはNISAのページでも取り上げているけど、米国バンガード社の超優良ETF(上場投資信託)であるVTIを主要投資対象としている。VTIは米国4,000社以上の株を投資先にしている。つまり米国株100%。そして過去の運用成績で言えば、 VTI > MSCIコクサイ・インデックス なんだ。 例えば2014~2019年の5年間のトータルリターン年率は、 VTI:11.36% MSCI KOKUSAI:7.63% だ。 (2019年5月1日時点) |
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なるほど、やっぱりアメリカは強いってことだね。てか11.36%ってすごいね・・・。ってことは、VTIに投資する 楽天・全米株式インデックス・ファンド を選択できる楽天証券は魅力的ということか。 |
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そうだね。 ということで結論としては、 米国株重視なら楽天証券、 新興国株重視ならSBI証券かマネックス証券 がおすすめです。 SBI証券はオリジナルプランとセレクトプランがあるけど、セレクトプランのほうが信託報酬が安い商品を選択できるのでおすすめです。 ※2018年10月以前からSBI証券に加入している方 (私も該当でした) はセレクトプランへの変更をおすすめします。 これについては SBI証券オリジナルプランからセレクトプランへの変更手続き を参照願います。 |
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なるほど。 で、先生はどこにしたわけ? |
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SBI証券にしたよ。 理由は新興国株式は今後大きく期待できるから。 JPモルガン公式サイト内の 「今後10~15年の資産クラス別の期待リターン2018年版」 を見ても、米国株や先進国株は4%台なのに対し、新興国株式は6.5%となっている。なので長期的にみれば新興国株は期待大だと思うんだ。 |
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なるほどね。 | |
それでは次のページ(SBI証券での加入手続き)へ。 |