かんぽ生命
長寿支援保険(トンチン型個人年金保険)
長寿のしあわせ 評価
記事更新日:2019.4.14
評価データ
評価 | |
保険種別 | トンチン型個人年金保険 |
リンク | ・公式サイト ・発売告知(2017年9月) |
評価コメント
長寿支援保険 “長寿のしあわせ” は、 トンチン型個人年金保険 に分類できる保険です。 発売停止になった新定期年金保険の後継商品として発売されました。 こちらのページの解説で詳しくは取り上げていますが、トンチン型個人年金保険は一般的な個人年金保険よりも受取額が大きくなるような仕組みになっています。 しかし結論から言ってしまうと、長寿のしあわせは、この仕組みを取り入れているわりには受取額が少ないため、加入はおすすめできません。 公式サイトに掲載されている下記の参考プランをもとに詳しくみていきます。 ◆参考プラン これは50歳男性が加入し、毎月保険料を122,850円ずつ65歳まで払っていくプランです。毎月こんなに払うプランを参考プランにするなんて、かんぽ生命の中の人は金銭感覚が私のような一般人とはちょっとズレている気がしますね・・・。 65歳になると保険料の支払いがなくなると同時に、年金額90万円を毎年受け取れるようになります。ただし受け取れるのは最長で30年です。30年受け取った場合、つまり94歳まで生存した場合だと受取総額は 30年×90万円=2,700万円 です。 保険料総額が約2,211万円ですので、500万円くらい得になります。 25年間受け取った場合、つまり89歳で亡くなってしまった場合だと、受取総額は 25年×90万円=2,250万円 ですので、ギリギリ黒字になります。 24年間以下しか受け取れなかった場合は赤字になってしまいます。 ただし保証期間20年となっているため、19年以下しか受け取れなかった場合でも20年分は受取可能です。 89歳が損得のボーダーラインというのはかなり厳しいと思いますね・・・。 ◆受取額が大きくなるような仕組み 一般的な個人年金保険は、加入してから保険料払込期間中にもしも亡くなってしまった場合は、それまでに払い込んだ保険料 以上から、この保険はおすすめできません。 既述のJAも悪くないですが、老後に向けての貯蓄であれば、60歳未満の方でしたらiDeCo、60歳以上の方でしたらつみたてNISAが個人的にはおすすめです。特にiDeCoは税制面が圧倒的に有利です。詳しくは下記の参考リンクを読んでもらえたらと思います。 ◆参考リンク |