メットライフ生命 USドル建終身保険 ドルスマートS 評価
記事更新日:2019.6.3
商品名 (販売時期) |
評価 | 低解約返戻金型 を選択可能か? |
三大疾病時 保険料払込免除特約 |
USドル建終身保険ドルスマートS (2018年11月~) |
可能 | あり | |
USドル建て終身保険ドルスマート (~2018年10月) |
可能 | あり | |
USドル建てIS終身保険 (~2016年8月) |
不可 | なし |
リンク | パンフレット |
・公式サイト ・ドルスマート発売告知(2016年9月) ・ドルスマートS発売告知(2018年10月) |
・2018年4月版 ・2014年12月版 |
評価コメント
USドル建終身保険ドルスマートS は、保険料を平準払 (月払や年払) で払っていくタイプの外貨建て終身保険です。 2016年9月にリニューアルされ商品名も変わりました。 旧商品と比較すると、上の表のとおり低解約返戻金型を選択可能になり、三大疾病時保険料払込免除特約も新設されました。 しかし結論から言ってしまうとこの保険に限らず、このタイプの保険はおすすめできません。 外貨建ての終身保険は、円建ての保険よりも高運用が見込めるため、 死亡保障 (亡くなってしまった時には遺族が大金を受け取れる機能) と資産運用 (お金を増やす機能) を兼ね備えた保険だとアピールされ売られています。 けれど、たしかに円建ての終身保険と比べれば資産運用力は高いものの、外貨建てのわりには資産運用力が低いです。大きな理由は、保険会社が多額の手数料を差し引いてしまうためです。 よってこの保険に加入して高額な保険料を毎月払っていくくらいなら、掛け捨てで保険料の安い死亡保険 (定期保険や収入保障保険) で死亡保障は用意しつつ、浮いたお金でiDeCo(個人型確定拠出年金)やNISAで資産運用するほうが個人的にはおすすめです。iDeCoやNISAも簡単ではありませんが、難しいこの保険に挑戦するくらいなら、それらに挑戦することをおすすめします。 ◆参考リンク ・資産運用方法のまとめページ ・債券、株式、投資信託の基本コーナー |
保険ショップや販売促進目的のFP(ファイナンシャルプランナー)に注意
近年、日本円建ての保険があまりに低金利となってしまったことから、保険ショップなどがやたらに外貨建ての保険をおすすめしてくるようです。 「リスクをとってでも資産運用したい」 と要望してきた顧客に対してすすめるならまだわかりますが、多くの場合はそんな要望など一切していない顧客に対してすすめてくるようです。これは明らかに自分達の利益しか考えていません。 保険ショップはボランティアではありません。保険を売って手数料収入を得ることを目的としています。そのためこの保険に限った話ではありませんが、手数料の高い保険を売ろうとする人がどうしても存在します。 中には為替リスクを一切説明せずゴリ押ししてくるような悪質な人もいるようです。 十分に注意するようにして下さい。 |