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終身保険で葬式代やお墓代を用意する方法

記事更新日:2019.6.3

終身保険で葬式代を用意するのが向いている人は?

さて、今日は終身保険を使って葬式代やお墓代を遺す方法を見ていくよ。
ういす。
まず結論から言ってしまうと、終身保険を利用すると効率的&即座に葬式代を用意することができるんだけど、それが向いているのは下記の5つをすべて満たす人だ。


① 安定した収入がある。
② 住宅ローンなどの借金がない。
③ 老後の生活費の準備はできている。
④ 今現在、あまり貯金がない。
⑤ 既往症がない。
(過去に大きな病気をしたことがなく、常用している薬などもない。)

詳しく詳しく。
まず①。
終身保険は保険料が高額な上、保険料の払込期間中に途中解約をすると元本割れしやすいというデメリットがある。従って、安定した収入がない方には申し訳ないけど推奨できない。
なるほど。
続いて②。
ローン繰り上げ返済 vs 貯蓄型保険
で詳しくは記載しているとおり、ローンが残っているうちは終身保険などの貯蓄型保険には加入せず、なるべく掛け捨ての安価な保険だけに加入し、なるべくローンの繰り上げ返済に資金を回すことを推奨している。
あーそんな話あった気がするなあ。
続いて③。
日本は長寿の国だ。長い老後生活を充実したものにするためには、必然的に資金が必要になる。よって葬式代の準備よりも前に老後の生活費の準備が大切になる。準備ができているかどうか、まずは下記のリンク先を参照してもらえたらと思う。


◆参考リンク

老後の貯蓄方法と保険選び

確かに、
「葬式代は用意したけど、老後の生活費の準備ができてませんでした。」
じゃシャレにならないか・・・。
そうだね。次に④。終身保険は、

今現在貯金があまりない人でも、即座に葬式代を準備できる

のがメリットだ。
既に葬式代程度の貯金
(後述しますが、50~200万円くらい)
がある方は、わざわざ保険で葬式代を用意しようとしなくてもいいはず。
ふむふむ。
次に⑤。
この目的でもしも終身保険に加入するのであれば、保険料が安い低解約返戻金型終身保険変額終身保険を推奨している。
けれどこれらの保険は既往症のある方
(過去に大きな病気をされていたり、持病の薬などを常用している方)
は残念ながら一般的に加入することができない。
なるほど。
では具体的に、終身保険を利用するとどんなふうに葬式代を用意することができるのか見ていくよ。


加入さえしてしまえば、その時点で遺産の用意が完了してしまうのがメリット

では、終身保険を利用するとどんなふうに葬式代やお墓代を用意することができるのか、具体的に見ていくよ。
ういす。
Bさんの例でみていこう。
Bさんは55歳男性の会社員。Bさんはこう考えている。


子供は全員自立した。
住宅ローンも完済したばかり。
今は貯金がほとんどないけど、老後の生活費は厚生年金と厚生年金基金でなんとかなるだろう。
あとはできれば子供達に300万円くらいは葬式代として遺産を遺してあげたいが・・・。

ふむふむ。優しいお父さんだね。
そうだね。ではショウ君、300万円を貯金するにはどんな方法がいいと思う?
銀行の定期預金でいいんじゃないの?
定期預金はまとまったお金(100万円とか)を銀行に預けて、銀行がそれを増やしてくれるものだ。Bさんは今現在は貯金がほぼないので定期預金は向かない。
そっか・・・。じゃあタンス貯金しかないかな・・・?
ではタンス貯金で300万円を貯金しようとしてみよう。
すると下の表のように貯まっていく。


Bさん
の年齢
経過年数
(年)
貯金額
(円)
55 0 0
56 1 144,000
57 2 288,000




・  
・  
・  
74 14 2,736,000
75 15 2,880,000
76 16 3,024,000


ふむふむ。21年後、76歳で目標の300万円到達だね。
そうだね。
けれど、もし76歳になる前にBさんが亡くなってしまったらどうだろう。例えば、不幸にも57歳で急死してしまった場合、28万円しか遺産を遺すことができない。
そっか、それじゃ目的が果たせず終いか・・・。じゃあどうすればいいんだろう?
そこで出番なのが終身保険だ。
タンス貯金の時と同じく、毎月の支払額を12,000円にした下記の終身保険に加入したとしてみる。


◆Bさんが加入した終身保険の契約内容

保険期間終身
死亡保険金300万円
月払保険料:12,000円
保険料払込期間:20年75歳満了

えーと、これは終身保険だから、いつ亡くなってしまっても遺族が死亡保険金300万円を受け取ることが可能だよね。ってことは、タンス貯金の時と違って57歳で急死してしまったとしても300万円を遺すことができるわけか。
そういうこと。
極端な話、加入してすぐにもしも亡くなってしまった場合でもお金がおりる。貯金がない人でも加入さえしてしまえば、その時点で遺産の用意が完了してしまうんだ。それがタンス貯金にはないメリットだ。

また、終身保険にはもうひとつメリットがある。


終身保険 < 定期保険+NISA

ショウ君、タンス貯金で300万円を貯金するにはいくら必要?
え?300万円貯金するには300万円必要に決まってるでしょ・・・?
まあそうだね、ごめん。
じゃあ終身保険の時はどうだろう?先ほどのBさんが契約した終身保険の場合、保険会社に支払う保険料は総額でいくらになるかな?
えーと、Bさんが契約した終身保険は月払保険料が12,000円で保険料払込期間は20年。ってことは、55歳で加入してから75歳までの20年間、毎月12,000円を払い続けるってことだから、

12,000円×20年(240ヶ月)=288万円

あれ?なんかタンス貯金の時と比べて少ないな・・・。
そう。それが終身保険のもう一つのメリットだ。
終身保険は貯蓄性があるので、300万円を遺族に遺すためには288万円を保険会社に払いこんでしまえばOKってことだ。タンス貯金の時は当然ながら300万円がまるまる必要になるので、それと比べるとメリットだ。


◆300万円の遺産を用意するのに必要な金額
タンス貯金 300万円
終身保険 288万円
12万円安い!


なるほど。75歳までに288万円を保険会社に払いこんでしまえば、それ以降はもう保険料を払わなくていいんだね。それで、あとはいつ亡くなってしまったとしても300万円がおりるってことか。まさに葬式代を用意するにはうってつけの保険という感じだね。
そうだね。
ただしあまりにも低金利化が進み終身保険の資産運用力も落ちてしまったため、今回のBさんは


保険料総額 < 保険金


となったけど、Bさんよりも年齢が高い方が終身保険に加入しようとすると月払保険料が更に高くなり、その結果


保険料総額 > 保険金


となってしまうことが多いんだ。なので
「今すぐ亡くなってしまったとしても必ず2~300万円は遺したい」
という方でなければ、無理に加入する必要はないように思う・・・。


また、終身保険よりも

投資信託(NISAなど)+定期保険

のほうが有利になりやすいので、そちらも検討する価値があると思う。
例えば今回のBさんが定期保険評価ランキング上位の某社で下記の契約をする。


◆Bさんが加入した定期保険の契約内容

保険期間20年(75歳まで)
死亡保険金300万円
月払保険料:3,114円
保険料払込期間:20年75歳満了

これはBさんがもしも75歳までに亡くなってしまった場合、遺族が保険金300万円を受け取れる契約だね。さすがに定期保険は月払保険料が安いね。終身保険は12,000円だったのに、たったの3,114円か。差額が8,886円もある。けど75歳以降に亡くなってしまった時には、もう1円も保険金を受け取ることができないんだよね?
そうだね。
けれど問題ない。75歳までに300万円の貯金を作ってしまえばいいんだ。
定期保険にすれば、20年もの間、毎月の差額が8,886円も発生する。この毎月の差額をつみたてNISAで積立貯金したらどうなるか?

詳しくはNISAコーナーで記載しているけど、NISAで20年という長期間、積立貯金をすれば、年利4~5%はとても強く期待できる。
仮に毎月8,886円を年利4%で運用できたとしたら、20年後には約326万円にもなる。
なるほど。
そしたら75歳以降に亡くなった場合でも、NISAで作った326万円を遺族が受け取ればいいから、保険金は受け取れなくても問題ないわけか。
そうだね。整理すると下の表のとおり。


終身保険 NISA定期保険
保険の契約内容 55歳男性が保険金300万円、
保険料払込期間75歳までの
プランに加入。
55歳男性が保険金300万円、
保険期間・保険料払込期間75歳までの
定期保険に加入。
毎月の支払額 12,000円

<内訳>
終身保険の月払保険料が
そのまま12,000円。
12,000円

<内訳>
定期保険の月払保険料が3,114円。
つみたてNISAに月額8,886円を投資。
75歳までの支払総額 288万円
75歳までにもしも
亡くなってしまった場合

保険金300万円
遺族が受け取れる。

保険金300万円

その時点までにつみたてNISAで
積立貯金した資産

を遺族が受け取れる。
75歳以降に
亡くなってしまった場合

75歳までにつみたてNISAで作った
326万円を遺族が受け取れる。


なるほど。これは

NISA+定期保険

のほうが魅力的だね。
そうだね。
NISAは難しいイメージがあると思うけど、このように魅力はあるので、よかったらぜひ下記参考リンクを読んで挑戦してもらえればと。


◆参考リンク
資産運用方法のまとめページ
NISAコーナー


ポイント 死亡保険金はいくらにすべきか?

保険会社に、

「葬式代やお墓代を遺すために保険に加入したいのですが・・・」

と相談すると、

「葬式代は平均200万円、お墓代も200万円、合計で400万円くらいかかりますので、死亡保険金は余裕をもって500万円以上のプランがおススメです。」

という感じに多めに案内されると思います。
しかしこれを鵜呑みにしてはいけません。
確かに豪華な葬式やお墓にしようとすればそれくらいは必要になると思います。
しかし、
「葬式やお墓は簡素なもので十分だ」
という方も多いと思います。私も個人的にはそう思います。

簡素なものでよいのであれば、葬式代は安価な市民葬などを利用すれば50万円以内で収まりますし、お墓代(墓地取得代+墓石代)も安価なものであれば100万円程度です。先祖の眠るお墓に自分も入る予定であれば、葬式代のみで大丈夫です。

整理すると、死亡保険金は


◆簡素なものでよいという方

葬式代のみの場合:50万円程度
葬式代+お墓代の場合:150万円程度


◆豪華なものにしたいという方

葬式代のみの場合:150~200万円程度
葬式代+お墓代の場合:300~400万円程度


を目安にするとよいかと思います。
あくまでこれは目安ですので、実際に加入する前に、


・自分の葬式やお墓をどのようなものにしたいか?
 (簡素なものでよいか、豪華にしたいか)
・そのためにはいくら必要か?
・本当に保険が必要か?今ある貯金だけでカバーできないか?


などを今一度検討してみるとよいと思います。


ポイント 保険金受取人は?

葬式代を支払うのは喪主です。
従って、葬式代を遺すためという目的で加入する場合は、基本的には喪主となってくれるであろう人(夫、妻、長男、長女など)を受取人にしておくのがよいと思います。一般的に喪主=相続人でしょうから、死亡保険金を受け取る際の税金も、このようにしておくのが通常は最も安くなります。

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