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裏話~収入保障保険は乗り換え可能な保険

記事更新日:2018.12.5

いつ加入しても保険料があまり変わらない収入保障保険

突然だけど下の表を見てほしい。
これはある保険会社の定期保険と収入保障保険の契約年齢別の保険料だ。
これを見て何か気付いたことはないかな?


契約年齢
(男性)
保険期間 契約時の月払保険料
定期保険
(保険金:1,000万円)
収入保障保険
(年金月額:10万円)
30歳 60歳満了 2,203円 2,960円
35歳 2,697円 3,160円
40歳 3,367円 3,420円
45歳 4,232円 3,630円
50歳 5,297円 3,690円


うーん、どこに注目すればいいの?
契約年齢と保険料に注目してみて!
そうだなあ。定期保険は年齢が上がっていくと保険料がどんどん高くなっていくね。50歳の保険料は30歳の倍以上だ。それに比べると収入保障保険はあまり変わっていないなあ。
そう。これは上の例の保険会社だけでなく、どの保険会社も同じ傾向だ。収入保障保険は会社や条件次第では、契約時の年齢が上がると逆に保険料が安くなるものすらある。
なんでそうなるの?
これもかなりマニアックな話だからサラっと聞き流す程度に聞いてほしい。

残念ながら人間は年齢が上がると死亡率が上がるので、同じ保障を得ようとすると年齢が高いほど保険料は高くなる。例えば30歳の人と50歳の人が同じ設定
(保険期間60歳満了、保険金1,000万円)
の定期保険に加入する場合、30歳と50歳では死亡率が異なるため、当然ながら30歳の人のほうが保険料はかなり安くなる。

ところが収入保障保険だとちょっと話が変わってくる。
30歳の人と50歳の人が同じ設定
(保険期間60歳満了、年金月額10万円)
の収入保障保険に加入した場合、もし30歳の人が加入直後に亡くなってしまったとしたら受け取れるお金は3,600万円、50歳の人が加入直後に亡くなってしまったとしたら受け取れるお金は1,200万円だ。


30歳:死亡率は低いけど、受け取れるお金は3,600万円と高額!
50歳:死亡率は高いけど、受け取れるお金は1,200万円と少ない!

うーん難しいけど、ようは収入保障保険の場合、

「死亡率が低いけど、受け取れるお金は高額な30歳」

と、

「死亡率は高いけど、受け取れるお金が少ない50歳」

だと、保険料がどっこいどっこいになっちゃうってことかな・・・?
そういうこと。で、この特徴から実は収入保障保険は乗り換えができる保険なんだ。
乗り換え?なにそれ?
住宅ローンの乗り換えと似ているかな。
今まで借りていた銀行よりも金利が低い別の銀行でローンを組み直すやつでしょ?うちの親もやってたなあ。
そうそれ。
収入保障保険も、新商品が発売されたり、今現在加入している保険が

「保険料が割高な保険なのではないか?」

と思う場合は、評価ランキング上位のコストパフォーマンスが高い保険で保険料を試算してみて、今加入しているものよりも安くなるようだったら乗り換えをするといいと思う。


※2018年4月以降、評価ランキング上位の数社が保険料を値下げしたため、2018年3月以前に加入していた方は乗り換えを検討する価値があります。管理人も2013年頃に加入していた某社からFWD富士生命に乗り換えをし、保険料がかなり安くなりました。
なるほどね。
あ、最後に、乗り換えをもしする時は新しい保険の契約が成立してから古い保険を解約するようにしてほしい。先に古い保険を解約しちゃうと、なにかの理由で新しい保険への加入を拒否された場合に元に戻すこともできなくなってしまうので注意してほしい。
わかりました~。
次回からは定番の税金関係の話をしていくよ。



収入保障保険は契約年齢が上がっても保険料が上がりにくいという特徴から、乗り換えが可能な保険。

※乗り換え時は、新しい保険の契約が成立してから古い保険を解約するようにして下さい。

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