医療保険と税金2 介護医療保険料控除について
記事更新日:2018.7.1
介護医療保険料控除で節税
医療保険やがん保険の保険料は介護医療保険料控除の対象になる。 年末調整の時期になると保険会社から【保険料控除証明書】が送付されてくるので、あとはそれを年末調整や確定申告の申請書に添付するだけ。 妻が契約者になっている医療保険やがん保険の場合も、夫の年末調整の申請書に妻の保険の【保険料控除証明書】を添付すれば、夫が控除を受けることが可能だ。 これだけでだいぶ節税になる。 ◆参考リンク コラム > 年末調整の生命保険料控除について |
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いくらくらい節税になるの? | |
年間の介護医療保険料の合計が8万円以上の場合、下記の表の通りだ。 |
課税所得金額 | 年間節税額 | ||
所得税 | 住民税 | 合計 | |
195万円以下の方 (年収500万円くらいまでの方) |
2,000円 | 2,800円 | 4,800円 |
195万円超~330万円以下 (年収500~700万円くらい) |
4,000円 | 〃 | 6,800円 |
330万円超~695万円以下 (年収700~1,100万円くらい) |
8,000円 | 〃 | 10,800円 |
695万円超~900万円以下 (年収1,100~1,400万円くらい) |
9,200円 | 〃 | 12,000円 |
900万円超~1,800万円以下 (年収1,400~2,300万円くらい) |
13,200円 | 〃 | 16,000円 |
1,800万円超~4,000万円以下 (年収2,300~4,500万円くらい) |
16,000円 | 〃 | 18,800円 |
4,000万円超 (年収4,500万円くらい以上の方) |
18,000円 | 〃 | 20,800円 |
上の表の年収はあくまで目安だけど、年収が500万円くらいまでの人だと1番上になるケースが多いので、介護医療保険料控除による年間の節税額は4,800円になる。 | |
4,800円かあ。けっこう大きいなあ。 | |
そうだよね。 これとは別枠で、定期保険や収入保障保険の保険料は一般生命保険料控除で、個人年金保険の保険料は個人年金保険料控除で同様に節税できる。 日本の法律は保険に加入すると有利なようにできているんだよね。 |
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なるほどね。なんか保険会社ってずるいね。 | |
そうだね。まあうまく利用すればいいってことだと思う。 医療保険はここまで。 ここまで読んでくれてありがとう! |
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お疲れさまでした~。 |