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外貨建て保険の販売、過去最高に

記事作成日:2019.6.3

外貨建て保険の販売、過去最高に 「預金と同じ」誤解も
という記事がYahooのトップページに載っていました。

主に資産運用目的として銀行の窓口で加入されており、
「預金と同じ」
と勘違いして加入してしまい、後日クレームになっている件も多いとか。

銀行の窓口でということですから一時払いのものが多いと思います。外貨建て一時払い保険は嫌味を込めて表現するとこんな感じです。


銀行員
「お客様、普通預金に入っている1,000万円を運用しませんか?1,000万円をドルに換えて外貨建て一時払い保険で運用するんです。ドルベースなら確実に増えますよ。今は1ドル110円くらいですから、1,000万円をドルに換えたら91,000ドルくらいです。」

一時払い保険料1,000万円を払って加入。

保険会社
「銀行さん、販売してくれてありがとう。報酬として50万円あげますね。」

保険会社
「残った950万円のうち、30万円はうちの経費として頂くか。」

保険会社
「さて、残った920万円をドルに交換しよう。83,000ドルになったな。よしこれで米国債を買って10年間運用しよう。10年ものの米国債は複利利回りは2.3%くらいだから、10年後には105,000ドルになるな。」

10年後

保険会社
「よし、22,000ドル増えて105,000ドルになったな。そしたらうちの利益として10,000ドルは頂いて、お客さんには95,000ドルを渡そう。」

「お客様、91,000ドルだったのが運用して増えて95,000ドルになりました。4,000ドルも増えました。」

10年後には
1ドル=105円
と円高になっていた場合、95,000ドルを円に戻したら998万円・・・。

顧客
「1,000万円払って加入したのに、998万円になって戻ってきたんですけど!赤字なんですけど!

保険会社
「いや、ドルベースなら増えるって言ったじゃないですか。それが為替リスクですよ。」


こんな感じでクレームになっているのだと思います。
ということで、銀行や保険会社からしたら旨味の大きい最高の商品です。全てが悪ではありませんが、絶対に安易に加入してはいけません。
資産運用ならこちらのページの通り、他の方法をおすすめします。

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