【サイト内検索】

【実践編】 生命保険に実際に加入してみよう

記事更新日:2017.3.31

保険に加入するまでの流れ

それでは最後に実践編として、実際に保険に加入してみたいと思う。



※このページ内の保険料などの情報は当初記事を作成した2015年時のものです。そのため最新の情報とは差異がありますが、保険に加入するまでのイメージはわかると思いますので、ぜひ読んでみてください。

ういす。
保険に加入するまでの順序をざっくりと書くと下記のとおり。


1、おおよそのプランを決める
2、いくつかの保険会社から見積りをとり比較する
3、申込をする

ふむふむ。
ここでは野村さん一家の例で見ていきたいと思う。
野村さん一家の現況は以下のとおり。


◆家族構成

野村ひろし 34歳、会社員、非喫煙者、年収450万円くらい
野村みさえ 29歳、専業主婦
野村しょうのすけ 5歳
野村さくら 0歳


◆住居

持ち家 ひろしさん名義で住宅ローンを組んでいる



ひろしさんは現在はほとんど保険に加入していないが、2人目の子供(さくらちゃん)が産まれたのを機に保険を考えている。特に自分が亡くなってしまった場合の家族の生活費を心配している。
なるほど。子育て中の若い一家のお父さんがもしも亡くなってしまった場合の備えというと、収入保障保険がいいんだったっけ?
そうだね。なのでここでは実際に収入保障保険に加入するまでを見ていきたいと思う。


1、おおよそのプランを決める

それではまずはおおよそのプランを決めよう。
ういす。けどプランを決めるって大変じゃない?
そうだね。なのでここではあっさりだけど、
収入保障保険の推奨プラン
を参考にしてみたいと思う。この推奨プランのように加入すれば、子育て中の若い一家のお父さんがもしも亡くなってしまった場合でも、遺族が今までと同じレベルの生活を続けることが可能になる。今回は下記のようにしてみた。


今回のひろしさんの場合
契約者・被保険者
ひろしさん
受取人
みさえさん
年金月額(月額給付金)
ひろしさんは「会社員・持ち家あり」なので5~10万円。
今回は10万円で検討することに。
保険期間
妻みさえさんが65歳になるのは夫ひろしさんが70歳の時なので
保険期間:70歳満了
を選択
最低支払保証期間(確定支払保証期間)
なるべく短く
三大疾病時保険料払込免除特約
あり


これはもしひろしさんが亡くなってしまった場合、ひろしさんが70歳になったであろう年まで
(=みさえさんが65歳になる年まで)
みさえさんが毎月10万円を保険会社から受け取り続けることができるようになる・・・
というプランだね。
そうだね。このプランであれば、遺族年金だけでは不足する生活費をカバーできるようになる。では次のステップへ。


2、いくつかの保険会社から見積りをとり比較する

それではおおよそのプランが決まったので、いくつかの保険会社に見積りを依頼してみよう。
ういす。うちのお父さんが家電を買う時に、色々な家電量販店で見積りをとってもらって比較しているけど、それと似てるね。
そうだね。保険は難しいイメージがあると思うけど、結局は家電を買ったり車を買ったりするのと変わらない。それらと同じようにいくつかの候補をまずは絞り、具体的な見積りをとって比べるのがやはりいいと思う。


※ただし家電や車と違って、保険は値下げ交渉はできません。また生命保険は、同じ商品の同じプランであればどこから加入しても保険料は同じです。
なるほど。けど保険会社ってめちゃくちゃ多いよね。その中から候補を絞るだけでも大変だなあ。
そうだね。そこで手前味噌だけど、候補を絞るにはこのサイトの評価ランキングをよかったら活用してもらえればと思う。ランキング上位の保険から優先的に見積りをとってみることを推奨したい。
なるほど。そしたら今回のひろしさんは非喫煙者だから、評価ランキングのページの
「非喫煙者割引のあるタイプ」
を見ると、上位なのは
チューリッヒ生命、マニュライフ生命、富士生命
かな。

そしたらこの3社で見積りを取ってみようかな。けどどうやって取るの?
これは保険会社によって異なるけど、大きくわけて下記の2つがある。


保険会社のコールセンターに問合せ

保険会社の公式サイトには、お問い合わせ用の電話番号が記載してあります。ここに連絡して「見積りを取りたい」と言えば、多くの会社の場合は見積りを取って教えてくれます。ただ中にはコールセンターでの見積り案内は行っていない会社もあります。けれどその場合は、見積りを取れる方法を教えてくれると思います。


公式サイトのシミュレーションページ

近年は公式サイトにシミュレーションページを設置している保険会社が多くなってきています。これはとても便利だと思います。ただしシミュレーションできるのは一部のプランだけという会社が多いです。シミュレーションできないプランについては、コールセンターへ問い合わせて見積りを依頼する必要があります。

なるほど。じゃあ今回のひろしさんの場合は?
今回のこの3社の場合、2015年時点では、チューリッヒ生命富士生命は公式サイトにシミュレーションページがあった。マニュライフ生命はコールセンターに電話したら
「代理店に問い合わせてほしい」
と言って自宅付近の代理店をいくつか教えてくれ、その代理店に電話したら見積りを取ってくれた。
(電話での見積りはできないという代理店もいくつかありましたが・・・)
結果は下のとおり。


チューリッヒ生命 富士生命 マニュライフ生命
月払保険料 4,520円 4,650円 4,540円
三大疾病時の
保険料払込免除特約の内容

※「被保険者34歳男性、保険期間70歳満了、年金月額10万円、最低支払保証期間2年、三大疾病時の保険料払込免除特約あり」で試算


うーん、3社とも保険料はほとんど同じだね。少し富士生命が高いかな?
そうだね。
けど富士生命は三大疾病時の保険料払込免除特約の比較のとおり、三大疾病時だけでなく所定の要介護状態になってしまった時にも保険料の払込が免除になるという他の2社にはないメリットがある。
なるほど。そうなるとうーん、選べません!
まあここまで差が少ないと個人の価値観次第というか、もう好みの問題になってくると思う。この3社の他の保険に既に加入しているようなら今回もその会社を選んでもいいと思うし、個人的にイメージのよい会社を選んでもいいと思う。
なるほど。
うーんでもやっぱり難しいな。名前も聞いたこともないような会社だと破綻しそうで怖いし。
いや、詳しくは「保険会社が破綻したら」のコーナーで取り上げているので、よかったら読んでもらえればと思うけど、収入保障保険などの保障重視の保険
(他には定期保険がん保険など)
は、破綻の影響をほとんど受けないのでどの会社を選んでも大丈夫なんだ。

貯蓄重視の保険
学資保険終身保険個人年金保険など)
も、これから加入するのであればほとんど気にしなくていいと思う。
了解。


3、申込をする

それではいよいよ申込。申込方法は大きく分けて通信販売対面販売がある。


通信販売

通信販売は主に下記の2つがある。


インターネット申込

保険会社の公式サイトで必要な情報を入力し申し込む方法。入力するだけで申込手続きが完了するタイプや、入力すると後日保険会社から入力した情報が記載された申込書が郵送で届き、それに署名捺印をして返送すると申込手続きが完了するタイプなどがある。


資料請求&申込書を郵送

資料請求用のフリーダイヤルに電話するなどし資料請求をすると、保険会社から申込書付きのパンフレットが届く。あとはその申込書に必要事項を記入し郵送すると申込完了となる。

なるほど。自宅にいてできちゃうから便利だね。それに営業担当者と顔を合わせなくていいから気持ち的にもラクだね。これは大きなメリットだなあ。顔を合わせちゃうと強く加入を勧められたら断りにくいもんね。
そうだね。それに保険会社からするとコストが抑えられる。なので通信販売を中心に販売している保険会社は、どの保険も保険料が安い傾向がある。定期保険評価ランキングを見てもらうとわかりやすいけど、保険料が安いのは通信販売に力を入れている会社ばかりだ。
なるほど。デメリットはなにかあるのかな?
営業担当者と顔を合わせないから、その場で直接質問したりできないというのがデメリットかな。でも個人的にはメリットのほうがデメリットよりも遥かに大きいと思うな。質問があればコールセンターに電話して聞けばいいしね。
なるほど。


対面販売

対面販売は主に下記の2つがある。


店舗を訪れて申込

保険会社の支店や代理店に行って申し込む方法。近年はたくさんの保険会社の保険を扱っていて、その場で色々な保険の見積りを取って比較できる来店型保険ショップ(乗合代理店)が拡大している。また銀行の窓口で加入できる保険も増えてきている。


自宅に営業担当者が来て申込

そのままですが営業担当者が自宅まで来て申込手続きを行う方法。

なるほど。これは通信販売と真逆という感じだね。
そうだね。直接相談したり質問したりできるメリットがある反面、その場で強く勧められると断りにくいというデメリットがある。私が実際に利用した限りだと、保険ショップは営業トーク
(入ったほうがいいですよという圧力)
が弱めだけど、保険会社直属の営業担当者はやっぱり強い。
なので本当に加入する気があるならよいけど、ちょっと話を聞いてみたい程度なのであれば、断るのが苦手な人はなるべく避けたほうがいいと思う。
なるほど。


いざ申込

今回候補になっていた3社の収入保障保険の申込方法を確認したところ、下記のとおりだった。


チューリッヒ生命

公式サイトからインターネット申込が可能


富士生命とマニュライフ生命

収入保障保険は対面販売のみ

なるほど。インターネット申込は、パソコンの画面の案内に沿って進めていけばOKかな?
そうだね。対面販売の場合は、保険会社の公式サイトやコールセンターに確認すれば、最寄りの店舗(代理店など)を教えてくれる。最寄りの店舗がわかったらその店舗に電話をし、手続きに必要な書類を確認して、いざその店舗を訪問すればOKだ。
収入保障保険ではないけれど、私が保険ショップでガン保険に加入した時の体験談に訪問後の流れが書いてあるので、よかったら読んでみてほしい。
なるほど。


申込手続き後は

申込手続きが完了すると保険会社で健康状態などをチェックする審査が行われる。
そして審査の結果がOKとなると保険証券が郵送で送られてくる。
保険証券はとても大切なので、なくさないように保管しよう。
なくしたらどうするの?
保険会社に連絡すれば再発行は可能だ。
なんだ、よかったあ。まあでもなくさないにこしたことはないか。
そうだね。あと、もしも保険を使うことになった時に困らないよう、家族にも保険証券の保管場所やどのような保険に加入しているか、情報を共有しておいたほうがいいと思う。
なるほど。
このコーナーはここまで。ここまで読んでくれてありがとう。
お疲れさまでした~

直近の更新履歴

2021年
4/19
iDeCoの管理人の運用成績レポートを更新。
1/3
iDeCoの管理人の運用成績レポートを更新。


管理人作成の他のサイト

格安SIM(MVNO)デビューガイド
大手3社(docomo、au、ソフトバンク)から格安SIMに乗り換える方法などを紹介しています。
スマホ代を節約したい方はぜひアクセスしてみて下さい。

Paloalto PCNSE 学習備忘録
このページのトップへ戻る▲