先進医療特約の通算限度額はいくらあればよいか?
記事作成日:2013.10.23
個人的には1,000万円あれば十分かと
先進医療特約の通算限度額は各社によってバラつきがある。これがいくらあればよいかを考えてみるよ。 | |
ういす。パンフレットとか見ると1,000万円から、多い会社だと2,000万円ってとこもあるよね? | |
そうだね。最近は2,000万円というところが増えてきている。けれど個人的には1,000万円あれば十分だと思う。 | |
うーんでも重粒子線治療なんて1回で300万円くらいするんだよね?それを4回受けたら1,200万円だよ。1,000万円じゃ足りないんじゃ? | |
いや、重粒子線治療を4回も受けるなんてまずあり得ないんだ。 1回っていうのがとても紛らわしいんだけど、これは治療回数であって照射回数ではないんだ。だから例えば下記の場合も、照射回数は20回だけど治療回数は1回になり、病院から請求される金額も重粒子線治療1回分の費用ということで300万円程度になるんだ。 【例】重粒子線治療を前立腺がんに対し行った。数か月間に渡り計20回照射した。 |
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そうなんだ。 300万円×20回(照射回数) =6,000万円 とはならないんだね。 |
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そうだね。 ただでさえ受けることになる確率の低い重粒子線治療を、4つの全く別々のがんに対して行ってようやく1,200万円かかることになる。そんなことはまずあり得ないと思う。だから通算限度額は1,000万円あれば十分だと思う。 |
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なるほど。 でもガンの先進医療ってすごい進化しているんだよね?そしたら今よりもっと技術料が高額な先進医療が出てきたりするんじゃ? |
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そうだね。その可能性はある。 けど今のところはその可能性は低いと思う。 例えば、今はまだ先進医療として認められていないけど実用化が近づきつつあるホウ素中性子捕捉療法。以前は中性子線を作成するための加速器の建設費用が300億円くらいかかっていたようだけど、新しい情報によると15億円くらいに抑えられるようなんだ。 重粒子線治療の医療施設建設費用は100~300億円程度のようだから、それを物差しにすると、ホウ素中性子補足療法の技術料が重粒子線治療の技術料より大幅に高額になるという可能性は少ないんじゃないかなと思う。 仮に500万円とか1,000万円とかかかるようになったとしたら、糖尿病の超高額な先進医療と同じく、なんだかの補助が出る可能性が高いと思うしね。 |
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なるほど。 | |
最後に次ページでは先進医療特約の更新タイプについて。 |