老後の生活費は毎月いくら必要でどんな内訳か?
記事更新日:2018.10.1
現在は、夫婦は毎月22万円、単身者は14万円あればOKだが・・・
今日から老後の貯蓄方法と保険選びについて見ていくよ。 | |
ういす。 | |
まずは老後の生活費が毎月いくら必要か。ショウ君、いくらぐらいだと思う? | |
うーん、夫婦2人で15万円くらいかなあ? | |
これは統計する機関によっても結果がまちまちなんだけど、夫婦2人では22~27万円くらい、単身者の場合は14~18万円くらい必要みたいなんだ。 | |
そんなに?どういう内訳なの? | |
こんな感じだ↓ |
高齢夫婦無職世帯の毎月の消費支出の内訳 | |
食費 | 60,000円 |
住居費 | 17,000円 |
電光熱費 | 20,000円 |
家具・家事用品 | 10,000円 |
衣類・履物 | 7,000円 |
保健・医療費 | 15,000円 |
交通費・通信費 | 25,000円 |
教育・娯楽費 | 26,000円 |
諸雑費 | 22,000円 |
交際費 | 32,000円 |
その他 | 7,000円 |
合計 | 241,000円 |
※総務省統計局の家計調査結果より。値はすべて概算値。
うーん、これはけっこう余裕のある暮らしのような気が・・・。 教養娯楽費26,000円、諸雑費22,000円、交際費32,000円って・・・。 |
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そうだね。 人それぞれ価値観は違うし地域によって物価も異なるけど、少なくても切り詰めに切り詰めたギリギリの生活という感じではないと思う。 |
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そうだよね。 じゃあ夫婦2人なら22~27万円くらい、単身者の場合は14~18万円くらいの月収を老後もキープできれば、それなりに余裕のある暮らしができそうってことだね! |
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そうだね、まずまず安泰だと考えてしまって大丈夫だと思う。 それにこれだけ収入があれば、病気で長期間入院したり介護が必要な状態になってしまったとしても、医療費や介護費を十分払っていける。なので老後にこれだけの月収をキープできる備えをしておけば、老後まで保障が続くような終身医療保険や終身介護保険はもはや必要ないと思う。 (老後は費用対効果の高いがん保険だけ持つのがよいと個人的には思います。) ただしこの月収をキープできればOKなのは今の50代~60代の人であればだ。 |
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どういうこと? | |
私の世代付近の人(現20代~40代)が老後になる頃はもっと少子高齢化が進んでしまっている。そうなると消費税率はもっとUPしてしまっていそうだし、介護保険料なども増額していると思う。なのでもう少しは余裕を見て備えておいたほうがよさそうなんだ。 | |
もう少しってどれくらい? | |
今の2割増しくらいを目標にして備えるようにすればまずは大丈夫だと思う。近年は消費税率だけでなく、厚生年金保険料などもどんどん上がっていっている。つまり支出がどんどん増えていっている。それでいてもらえるお金(老齢基礎年金など)は逆に徐々に下がりつつある。この状況下でいきなり 「今までの5割増しで考えて、月収33~40万円くらいはキープできるように備えよう」 などというのは言うまでもなく難しい。なのでまずは2割増しで 単身者:月収16~21万円くらい を目標にするといいのでは?と思う。 |
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なるほどね。 けどこれだけの月収を老後に得ることなんてできるの?老後の収入というと年金がメインだよね?年金ってどれくらいもらえるんだろ?? |
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そうだね。では実際にどれくらい年金をもらえるかを状況別に見ていくよ。 |
職業状況 | リンク |
単身 自営業 |
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単身 会社員・公務員 |
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夫婦 夫:自営業 妻:専業主婦やパート |
ジャンプ |
夫婦 夫:会社員・公務員 妻:専業主婦やパート |
ジャンプ |
夫婦 夫婦ともに会社員・公務員 |
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