ソニー生命 米ドル建て養老保険 学資プラン 評価

記事作成日:2017.7.27



評価 パンフレット リンク
2017年3月版 ソニー生命の学資保険特設サイト


どんな保険か?

記事作成時点では、
ソニー生命の学資保険特設サイト
には、円建ての学資保険と並んで
米ドル建養老保険(無配当)学資プラン
が掲載されています。
↓↓





この保険がどんな保険なのか?
公式サイト上の参考プランを基に見ていきたいと思います。



◆参考プラン
契約者・被保険者:30歳男性
保険期間・保険料払込期間:18年
月払保険料:85.36ドル
保険料総額:約18,438ドル
保険金額:20,000ドル



この参考プランの場合、月払保険料85.36ドルを18年間払います。
保険料総額は85.36ドル×12ヵ月×18年で約18,438ドルです。
この保険は養老保険ですので、保険期間(この場合は18年間)中にもしも亡くなってしまった場合は死亡保険金20,000ドルを、無事に18年後の満期を迎えた場合は満期保険金20,000ドルを受け取ります。
(死亡保険金と満期保険金を両方受け取ることはできません)

無事に満期を迎えた場合、払った保険料総額18,438ドルに対し受け取れる満期保険金は20,000ドルですから、利益が1,562ドル出ることになります。
返戻率
20,000ドル÷18,438ドル=108.5%
です。

ピンとこないので円に直します!
近年は1ドル110円付近で推移していますので、その値で今後もずっと推移したとします。
またこの保険の為替手数料は円⇔ドル双方向ともに0.01円ですので、それを考慮すると以下のようになります。


※1ドル110円でずっと推移した場合
米ドル建養老保険
(無配当)学資プラン
契約者・被保険者 30歳男性
保険期間・保険料払込期間 18年
月払保険料 9,390円
保険料総額① 2,028,338円
18年後に受け取れる満期保険金② 2,199,800円
利益 ②-① 171,462円
返戻率 ②÷① 108.5%
運用利率(年利) 0.89%
保険期間中にもしも契約者(親)
が亡くなってしまった場合は?
死亡保険金2,199,800円
を受取可能
インフレに対応可能か? 不可
無配当のため


つまり、子どもが0歳の時に加入して毎月9,390円をコツコツと払い続けると、18年後、子どもが大学入学する頃に2,199,800円を受け取れる・・・
という内容なわけです。
学資プランというだけあって、まさに学資保険のようなプランです。

では本家の学資保険と比較してどうなのか?
同じソニー生命の円建ての学資保険(記事作成時点)と比較すると以下のようになります。


米ドル建養老保険
(無配当)学資プラン
ソニー生命
円建ての学資保険
Ⅱ型
契約者 30歳男性
保険期間・保険料払込期間 18年
月払保険料 9,390円 8,660円
保険料総額① 2,028,338円 1,870,560円
18年後に受け取れる金額② 2,199,800円
(満期保険金)
2,000,000円
(満期学資金)
利益 ②-① 171,462円 129,440円
返戻率 ②÷① 108.5% 106.9%
運用利率(年利) 0.89% 0.73%
保険期間中にもしも
契約者(親)が亡くなって
しまった場合は?

死亡保険金
2,199,800円
を受取可能

以後の保険料の払い込みが免除になる。
免除になっても18歳時点の満期学資金
は予定通り200万円受取可能。
インフレに対応可能か? 不可 無配当のため


上記のとおり、少しだけ米ドル建てのほうが返戻率も運用利率も良いですが、本当に少しだけです。
米ドル建てにしては良くない
というのが正直な感想です。

一般的に外貨建ての保険は為替リスク
(満期金を受け取る時に円高になっていると返戻率が下がってしまう危険性)
というデメリットがあるものの、
運用利率が円建てより大幅に高利率
というメリットがあります。

しかしこの保険は、為替リスクというデメリットはしっかりとあるにもかかわらず、高利率というメリットがほぼありません。

よってこの保険はおすすめできません。
少しでも受取時に円高になっていると元本割れする可能性が高いことや、無配当のためインフレにも対応できないことから、厳しいですがと評価付けしました。

為替リスクを取ってでも高利率に期待したいというのであれば、この保険以外を検討されたほうがよいと思います。


P.S
円建ての学資保険は2017年に保険料が値上げされほぼ壊滅状態となってしまったため、色々な会社が外貨建ての保険で学資プランを作ってきています。
しかし管理人が確認した限り、為替リスクを大きく上回るほどの魅力(高利率)を持った保険はありません。

管理人も個人的に、もう少し将来の学費に向けた貯蓄をしなければと思っているのですが、外貨建ての保険も円建ての保険も魅力が低くどうしたものかと・・・。

そこでiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)で培った知識を基に、NISAをはじめようかなと思っています。
管理人の個人型確定拠出年金の運用成績レポート
のとおり、管理人の投資信託の記事作成時点での運用利率は10%を超えています。
それは一時的な出来すぎかもしれませんが、世界中の株に投資できる投資信託
(インデックスファンド)
の運用利率は、10年以上の長期で見れば5~6%に収束すると言われているのですから、低利率な外貨建ての学資保険に18年間も保険料を払い続けるくらいだったら、NISAで同じ投資信託に投資したほうがよいのでは?
と思ってきています。

NISAコーナーを作成したらサイト上でお知らせします。
よろしくお願いします。