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SBI損保 がん保険 自由診療タイプ 評価

記事作成日:2018.10.29


保険期間 審査タイプ 評価
定期 告知型
リンク
公式サイト
がん保険の選び方
パンフレット(2018年2月版)
重要事項説明書(2018年5月版)

※一般的に既往症がない方(過去に大きな病気をされておらず持病の薬の常用などもない方)のみ加入できるタイプ


評価コメント

SBI損保のがん保険 自由診療タイプ
は、保険料が定期的に
(この保険の場合は5年ごとに)
上がっていく定期がん保険に分類できる保険です。

私は、がん保険は
「保険料が途中で上がることなく保障は一生涯続く」
という終身がん保険を個人的にはおすすめしています。
こちらのページで詳しくは記載していますが、他の病気とは異なり、がんの治療費は老後であっても高額になりやすいことなどが理由です。
けれど価値観は人それぞれ異なりますので、



・老後にガンになってしまったら積極的な治療を受けるつもりはない。けれど現役時代にガンになってしまった時には、できる限り良い治療を受けたい。

・がん保険は若い間だけ、なるべく安い保険料でなるべく手厚い保障のものに加入したい。



という方も多いと思います。
そのような方には定期がん保険のほうが適していると思います。
そして定期がん保険の中では、このSBI損保のがん保険が個人的には最もおすすめです。後述しますが、必要な時に必要なだけ給付されるという合理的な仕組みになっており、まさに
「なるべく安い保険料でなるべく手厚い保障」
を実現している保険だからです。

そのため評価を定期がん保険の中では最高評価のとしました。
私は、がん保険は終身がん保険推奨派ですのでにはしませんでしたが、上記のような価値観の方にとっては最有力候補になると思いますので、ぜひ検討されるとよいと思います。


どんな保険か?

下記の参考プランを基に詳しくみていきます。


◆参考プラン
被保険者30歳女性
保険期間5年
がん診断保険金支払特約:なし
月払保険料620円



これは30歳女性が加入し月払保険料620円を毎月払っていくプランです。
配当解約返戻金がないため完全掛け捨てですが、がん保険に貯蓄性など求めませんので問題ありません。

保険期間は5年ですが、5年ごとに自動更新することで最長90歳まで保障は続きます。けれど自動更新の度に保険料が上がっていき、老後になるととても高額になるため、現実的には現役時代の間だけ
(60~70歳くらいまで)
加入するのがよいと思います。
ちなみに女性の場合、35歳更新時の月払保険料は970円、40歳1,520円、45歳2,010円、50歳2,530円、55歳2,800円、60歳2,890円。
男性は35歳620円、40歳900円、45歳1,360円、50歳1,960円、55歳2,810円、60歳3,500円。
30歳で加入し65歳で解約した場合、保険料総額は男性715,800円、女性800,400円です。

※なお、ややこしいですが、上記の保険料は現在の保険料率で計算されたものです。将来、いざ更新する時には保険料率が変更になっている可能性がありますので、必ず上記の保険料で更新になるというわけではありません。



そして保障内容。
一般的ながん保険は、がんと診断されてしまったら診断給付金**円とか、がんで入院したら日額**円というようになっていますが、この保険はそのようにはなっていません。
この保険は実費保障型のため、実際にかかった治療費が給付されます。


例えば、手術+10日間入院で治療費が100万円かかった場合。
健康保険と高額療養費制度により、患者が実際に負担しなければいけない金額は87,430円です。
(患者が年収約770万円以下の場合)
この87,430円が保険から給付されます。

加入している健康保険によっては、付加給付制度により更に自己負担額が低くなることがあります。私が加入している関東ITソフトウェア健康保険組合も付加給付があり、月あたりの自己負担額は2万円までとなっています。
よって私の場合、ある月に手術+10日間入院で治療費が100万円かかっても、自己負担は2万円だけです。
するとこの2万円が保険から給付されます。
この保険は高額療養費や付加給付を差し引いた自己負担額と同額しか給付されないようになっているのです。


また、例えば厚生労働省未承認の抗がん剤治療
(このような治療を自由診療といいます)
を半年間受けて、治療費が300万円かかった場合。
自由診療の場合は健康保険が使えません。もちろん高額療養費や付加給付も適用されませんので、患者の自己負担額はそのまま300万円です。
するとこの300万円が保険から給付されます。


先進医療を受けて自己負担額が200万円かかった場合も、200万円が保険から給付されます。


この通り、自由診療や先進医療を受けた時は大きな力になってくれますが、高額療養費制度や付加給付制度が適用された場合の給付額はとても少なくなりやすいです。
けれど私はアリだと思います。
なぜなら、自己負担額が少ない時は給付される額も少なくて構わないと思いますし、何よりその分だけ保険料がとても安くなっているからです。

実費保障型の保険の中には、セコム損保のメディコムのように、高額療養費や付加給付は考慮せずに給付される商品もあります。そのタイプでしたら、ある月に手術+10日間入院で治療費が100万円かかったら30万円給付されますが、やはり保険料も高いですので・・・。


補足

・給付対象になるのは治療費のみです。
よって、交通費、食事代、差額ベット代などは給付対象外です。
ちょっと残念ですが、がんの診断確定を主な目的とした検査のための入院費や通院費も給付対象外です。

・がんの治療のために通院した場合も、治療費は給付対象になります。ただし通院に対して給付される保険金額には5年ごとに1,000万円までという上限があります。これは個人的には十分だと思います。

・医師の診断書などの文書料(文書作成料)は給付対象です。

・給付対象となる自由診療はSBI損保が認めているもののみです。詳しくは重要事項説明書に記載されていますが、欧米では広く認可されているにもかかわらず厚生労働省がまだ認可していない抗がん剤を使用した治療などは、問題なく給付対象となるようです。けれどがんの治療に関する自由診療の中には、残念ながら医学的に根拠のないようなものも一部存在します。そのような診療は給付対象外となるようです。


おすすめプランと申込方法

個人的におすすめのプランは、参考プランで取り上げていた
「がん診断保険金支払特約:なし」
です。

保険料の見積と申込は公式サイト
「お見積り・お申込み」
から可能です。

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