スーパーがん保険 評価
記事作成日:2018.10.5
評価データ
総合 評価 |
更新タイプ | 診断給付金(類似含む) | 上皮内がん の保障 |
がん診断時に以後の 保険料払込免除 |
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主契約 | 先進医療特約 | 給付 回数 |
2回目以降 の給付条件 |
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終身型 | 定期型 |
6回 |
診断給付金 大幅減額 |
あり(無料) ※悪性新生物 のみ免除対象 |
リンク |
・公式サイト ・契約概要(2018年9月版) ・発売告知(2018年9月版) ・評価ランキング |
評価コメント
スーパーがん保険 は、2018年9月に新発売されたガン保険です。 楽天生命は元々 あんしんプラスがんサポート (旧名:ガン診断プラス) というガン保険を販売していましたが、ラインナップにもう1つガン保険を追加してきました。 そしてどういう保険かというと、私が高く評価している チューリッヒ生命の終身ガン治療保険プレミアムDX と似ています。 チューリッヒの主契約 (必ず契約しなければいけない部分)は ・抗がん剤治療給付金 ・ホルモン剤治療給付金 ・放射線治療給付金 ・自由診療抗がん剤・ホルモン剤治療給付金 それに対しこの楽天生命の主契約は ・抗がん剤治療給付金 ・ホルモン剤治療給付金 ・放射線治療給付金 ・手術給付金 です。 似ていますよね? 恐らくチューリッヒを意識して開発したのだと思います。 しかし失礼ながら、比較してみるとチューリッヒより大きく劣ります。 いくつか劣る部分がありますが、個人的に特に大きな弱点だと思うのが抗がん剤治療給付金です。 楽天の抗がん剤治療給付金は、 「月に1回、通算36回まで」 となっています。 つまり最長で3年間しか受け取れないということです。 給付金額10万円プランの場合だと、通算で360万円です。 抗がん剤治療は3年を超える長期になることも残念ながらよくありますので、この制限は不安以外の何物でもありません。 対するチューリッヒは、上記の主契約すべての通算給付金限度額が2,000万円までと十分すぎる額です。 また保険料もチューリッヒのほうが圧倒的に有利です。 楽天で主契約だけのプランを組んだ場合、30歳男性の終身払 (一生涯保険料を払い続ける) で月払保険料は1,370円です。 楽天の主契約には ・手術給付金 ・がん診断時の保険料払込免除 の2つが最初から含まれていますが、チューリッヒには含まれていません。 けれどチューリッヒもこの2つは特約で付けることができます。 ですのでこの2つの特約を付けた場合でプランを組んでみると、30歳男性の終身払で月払保険料は1,050円です。 保険料でもチューリッヒが圧倒しています。 以上からこの保険はおすすめできません。 楽天生命は、総合保険の「スーパー2000」も都道府県民共済の「総合保障型」に似つつも劣っており、失礼ながらまだ新しい会社なので迷走しているのかなと思います。 楽天の三木谷会長は、とても期待されているガンの新治療法「光免疫療法」を支援しています。 こういう姿勢は素晴らしいと思いますので、ガン保険のほうももう少し頑張ってほしいですね。 (上から目線ですいませんが期待を込めて・・・) ◆参考リンク |