日本生命の主力商品 みらいのカタチ 評価と見直し方法

記事更新日:2018.6.5

評価データ

販売時期 保険種類 評価 リンク
2012年4月~ 組立保険 公式サイト
発売告知(2012年4月)
契約のしおり・約款(2018年4月版)


評価コメント

みらいのカタチ
は、以前の主力商品だった生きるチカラ(定期付き終身保険)に代わって販売開始された商品です。

みらいのカタチは、ある単独の保険(定期保険終身保険など)の商品名ではなくシリーズ名だと考えてください。

ジブリシリーズの中にとなりのトトロや魔女の宅急便があるような感じで、みらいのカタチシリーズの中に定期保険や終身保険など10種類以上の保険があります。
そしてそれら多数の保険の中から、好きなものを選択して組み立てることができるようになっています。
そのため組立保険と言われることもあります。
現在はこの「みらいのカタチ」を含め、ほぼすべての大手会社が組立保険を主力商品としています。


明治安田生命のベストスタイル第一生命のジャストなど


もちろん、「終身保険だけ」とか「年金保険だけ」というように、1つだけを選択して加入すること(=単独加入)も可能です。
ただし一定のプラン以上でないと単独加入はできない保険もあります。

しかし営業担当者は、当然のことながら1つと言わず多数の保険をセット売りにして売り込んできます。そしてセット売りにすることでうやむやにしようとしているのかもしれませんが、1つ1つの保険を分解してみると保険料が他社と比較して割高な保険ばかりです。
例えばセットの中に組み込まれることの多い定期保険の保険料は、定期保険評価ランキングのとおり安価な会社の2倍以上です。大手会社は他社もそうですが人件費や自社ビルの維持費などのコストが莫大なため、保険料が割高な保険ばかりなのです。

以前は年金保険だけは貯蓄性の高い優良保険でしたが、現在はみらいのカタチシリーズの中で個人的におすすめできる保険はありません。
みらいのカタチシリーズの各保険の評価はこちら↓


・みらいのカタチ 個人年金保険の評価ページ
・みらいのカタチ 3大疾病保障保険の評価ページ
・みらいのカタチ 継続サポート3大疾病保障保険の評価ページ
・みらいのカタチ 身体障がい保障保険の評価ページ
・みらいのカタチ 介護保障保険の評価ページ
・みらいのカタチ 特定重度疾病保障保険「だい杖ぶ」評価ページ
・みらいのカタチ 総合医療保険の評価ページ
・みらいのカタチ 終身保険の評価ページ
・みらいのカタチ 定期保険・生存給付金付き定期保険の評価ページ
・みらいのカタチ 養老保険の評価ページ



見直し方法

保険会社おすすめのセットプランに長年加入していると、大げさでなく何百万~何千万円という財産を吸い取られてしまいます。そのためなるべく早急に見直しすることをおすすめします。
公式サイトに記載のあるモデルプランを基に、私だったらどう見直すか?
というのを見ていきたいと思います。




定期保険 保険金2,000万円
継続サポート3大疾病保障保険 保険金500万円
特定重度疾病保障保険 保険金300万円
身体障がい保障保険 保険金800万円
介護保障保険 保険金700万円
特定損傷保険 給付金5万円
総合医療保険 日額1万円
保険料払込免除特約 付加


月払保険料
30歳男性:13,834円 40歳男性:22,393円



このとおりたくさんの保険がセット売りになっています。そしてこれらはすべて10年更新型のため、10年毎に自動更新する度に保険料が値上がりしていきます。自動更新は指定年齢(60歳や65歳など)まで続きます。50歳だと月払保険料が45,000円くらい、60歳だと7万円を超えるまでになります。そしてそれだけ払っても、これらの保険はすべて掛け捨てのため将来的なリターンはほぼありません。
30歳で加入し40歳の更新のタイミングを迎えた時、もし私ならどう見直すか?
という視点でみていきます。



定期保険
は、被保険者が亡くなってしまった時に死亡保険金2,000万円を受け取れるものです。ただし一般的な定期保険は死亡時だけでなく高度障害状態となってしまった時も保険金を受け取れますが、この保険は死亡時のみしか受け取れません。
40歳でしたらまだ子育て中の方が多いと思います。私も40歳になった時は1番上の子でも12歳ですので、まだまだ死亡保障
(亡くなってしまった時に遺族が大金を受け取れる保険)
が必要です。
けれど日本生命は定期保険評価ランキングを見れば一目瞭然ですが、保険料が安い会社の2倍以上もするため、保険料の安い他社の保険に乗り換えます。
具体的には、私は死亡保障は収入保障保険で備えることをおすすめしていますので、収入保障保険評価ランキング上位の保険を新たに契約し、新しい保険の保障が開始したらこの保険は解約します。


継続サポート3大疾病保障保険
は、三大疾病
(がん、心筋梗塞、脳卒中)
で所定の状態となってしまった時に保険金などを受け取れるものです。
(詳細はこちら
特定疾病保障保険(三大疾病保障保険)をちょっとアレンジしたような保険ですね。
こちらのページで詳しくは記載していますが、私はそもそも三大疾病の保障は必要性が低いと考えています。よってこの保険は私なら即時解約します。

がんの保障だけはほしいですので、がん保険に未加入でしたらこの機にがん保険に加入します。その場合はがん保険の保障が開始してからこの保険は解約します。先にこの保険を解約し、がん保険の保障が始まる前にがんと診断されてしまうと、受取額が大きく減ってしまいますので・・・。
(医療保険からの給付金しか受け取れなくなってしまう)
がん保険は契約してから3ヶ月くらい経過しないと保障が開始されないため注意して下さい。


特定重度疾病保障保険
は、三大疾病以外の7疾病
(糖尿病、肝硬変、慢性膵炎など)
で所定の状態となってしまった時などに保険金を受け取れるものです。
この保険の評価ページで詳しくは記載していますが、この保険が合う方はほとんどいないと思います。私も加入したいとは思いません。よってこの保険も私なら即時解約します。


身体障がい保障保険
は、身体障害等級1~3級に該当した場合などに保険金800万円を受け取れるものです。
(詳細はこちら
個人的には要介護状態や身体障害状態となってしまった時の保障は必要性が低いと考えています。理由は、就業不能保険の必要性が低いと考えている理由と同じです。詳しくはこちらのページで触れていますのでよかったら読んでもらえればと思います。
よってこの保険も私なら即時で解約します。


介護保障保険
は、要介護2以上、またはそれ相当に該当した場合などに保険金700万円を受け取れるものです。
(詳細はこちら
既述のとおり、個人的には要介護状態や身体障害状態となってしまった時の保障は必要性が低いと考えていますので、この保険も私なら即時で解約します。


特定損傷保険
は、不慮の事故により骨折してしまった時などに給付金5万円を受け取れるものです。
私なら医療保険評価ランキング上位の保険に加入した上で、他の医療系の保険と一緒にこの保険は解約します。


総合医療保険
は、ケガや病気で入院をした時に、1日あたり1万円の入院給付金を受け取れるものです。1回の入院で受け取れるのは最高62日分までです。手術の種類に応じて5~20万円を受け取れる手術給付金や、放射線治療を受けた時に10万円を受け取れる放射線治療給付金なども付いています。
私なら医療保険評価ランキング上位の保険に加入した上で、他の医療系の保険と一緒にこの保険は解約します。


保険料払込免除特約
は、3大疾病で所定の状態になってしまったときなどに、以後の保険料の払込が免除になる特約です。他の保険をすべて解約すれば自然と消滅します。



長かったですが、このようにして最終的にはみらいのカタチは全解約を目指すことをおすすめします。


最後に

いかがだったでしょうか?
ここまで見てきた見直し方法はあくまで個人的な見解によるものですので、誰にとっても正解という方法ではもちろんないと思いますが、よかったら参考にしてもらえればと思います。
それでは最後にいくつかポイントを。



◆ポイント1 解約は新しい保険の保障が開始してから

他社の新しい保険に加入しみらいのカタチを解約する場合は、必ず新しい保険の保障が開始されてから解約するようにして下さい。
特にがん保険はくどいようですが契約してから3ヶ月くらい経過しないと保障が開始されないため注意して下さい。



◆ポイント2 無理にたくさんの保険に加入しないように

保険の見直しについて相談を受けていると、何もかも気にしてしまって色々な保険に加入しすぎている方をよくみます。
いろんな保険がてんこもりの保険会社のモデルプランに加入されている方が見直しをしようとすると、

「たくさんついている保険を大幅に減らすのは怖い」

となってしまう方がいます。

けれど私は、
保険は無理のない範囲で加入する
のが何よりも大切だと思います。何もかも気にして色々な保険に加入しすぎてしまうと

「保険には完璧に加入していたけれど、そのせいで子供の学費が準備できなかった。」

「マイホームを買うことができなかった。」

「ローンの返済が厳しくなってしまった。」

「老後に向けての貯蓄ができなかった。」

といった事態になりかねないからです。それでは本末転倒ですから・・・。



◆ポイント3 健康上の理由などにより他社へ乗り換えが難しい場合は

健康上の理由で他社の保険に加入し直すことが難しい場合は、必要な保険だけを残し、その他の保険はなるべく解約して保険料を安くすることをおすすめします。
状況にもよりますが、今回の例であれば私なら
定期保険

継続サポート3大疾病保障保険(がん保険代わりとして)

保険料払込免除特約
だけ残し、その他は解約すると思います。
定期保険も、今回は保険金2,000万円というプランでしたが、子供が大きくなれば2,000万円も必要なくなりますので、1,500万円→1,000万円というように徐々に減額していきます。