メディケア生命 メディフィットPlus 評価

記事更新日:2017.7.10

評価データ

更新タイプ がん診断給付金 上皮内がん
の保障
がん診断時に
以後の保険料
払込免除
総合
評価
主契約 先進医療
特約
給付
回数
2回目以降の
給付条件

終身型

終身型

無制限

悪性新生物
と同等

あり(有料)
※上皮内がんも対象

※この保険では「がん一時給付金」という名称



リンク

契約概要 契約のしおり・約款 リンク
2017年1月版 2017年1月版 公式サイト
発売告知(PDF)
がん保険評価ランキング
がん保険の選び方の結論


どんな保険か?

メディフィットPlus
(特定疾病一時給付保険)
は2016年11月に新発売された保険です。

メディケア生命は住友生命グループということもあり、当初は三井住友銀行のみで販売されていたようですが、2017年1月からは保険ショップなどでも販売が開始されました。

それを機に一気に注目度が上がったのでしょうか。立て続けに数名の読者の方からこの保険が新発売されたとの情報を頂きました。
(情報ありがとうございました!)
なんでも、私がガン保険としてとても高く評価している朝日生命のスマイルセブンをかなり意識した商品になっているとのこと。スマイルセブンとの比較は後ほど記載するとして、まずはどんな保険かを参考プランを基に見ていきます。



◆参考プラン(特定8疾病保障型)

基本給付金額(8疾病それぞれの一時金):50万円
先進医療特約:あり
3大疾病保険料払込免除特約:あり
保険期間・保険料払込期間:終身
月払保険料:30歳男性1,916円、30歳女性1,869円



保険期間、保険料払込期間ともに終身(一生涯)なので、保障も保険料の支払いも一生涯続きます。保険料は途中で上がることはありません。他社の終身がん保険同様、保障に特化した保険のため解約返戻金配当はありません。つまり掛け捨てです。


がん診断給付金
(この保険ではがん一時給付金という名称)
1年に1回50万円を何度でも受取可能です。超初期のガンである上皮内新生物(上皮内がん)の場合でも減額されることなく1回あたり50万円を受け取れます。
ただし2回目以降の受給は入院が要件となっているため、通院治療中の場合は受け取れません。そのため例えばですが、3年間入院治療を受けた場合は
「50万円×3回=150万円」
を受け取れますが、3年間通院治療を受けた場合は
「50万円×1回=50万円」
しか受け取れません。
近年はガンの治療は通院治療が増えていますので、この点は大きな弱点だと思います。


ガン以外の7疾病は、
・心疾患(心筋梗塞など)
・脳血管疾患(脳卒中など)
・慢性腎不全
・肝硬変
・糖尿病
・高血圧性疾患
・慢性膵炎
です。
それぞれ所定の要件に該当した場合は一時金50万円を1年に1回受取可能です。
受取可能回数は心疾患と脳血管疾患は無制限、その他は5回までです。


先進医療特約
はそのままですが、先進医療を受けた場合に給付金を受け取れます。他社のガン保険の先進医療特約は
「ガンの治療を目的とした先進医療特約を受けた時」
しか受給できないことが多いのですが、この保険は実質的にはほぼガン保険ではあるものの名義上は特定疾病一時給付保険であるためか、がんだけでなく
がん以外の治療を目的とした先進医療を受けた時も受給可能
となっています。
受給額は技術料相当額+5万円のため、例えば技術料が300万円の先進医療を受けた場合は305万円を受け取ることができます。給付額は通算で2000万円までです。


3大疾病保険料払込免除特約
もそのままですが、3大疾病
(ガン、心筋梗塞、脳卒中)
で所定の要件に該当した場合に以後の保険料の払込が免除になる特約です。
ガンは診断が要件です。超初期のガンである上皮内新生物(上皮内がん)と診断された時でも免除になります。
難しいのが心筋梗塞と脳卒中です。一時金の給付要件と払込免除の要件が異なるのです。例えばですが、軽度の心筋梗塞で入院をし手術はしなかった場合、8疾病一時金(心疾患一時給付金)50万円は受取可能ですが、払込免除にはなりません。


朝日生命のスマイルセブンとの比較

それでは朝日生命のスマイルセブンと比較をしてみます。保障内容の近いプランを下の表のとおり組んでみました。

※スマイルセブンは2017年7月に値上げされたため、以下の内容もそれに合わせて更新しました。


メディケア生命
メディフィットPlus
朝日生命スマイルセブン
(2017年7月改定版)
契約内容 8大疾病一時金:50万円
先進医療特約:あり
3大疾病保険料払込免除特約:あり

【8疾病の内訳】
・ガン
・心疾患(心筋梗塞など)
・脳血管疾患(脳卒中など)
・慢性腎不全
・肝硬変
・糖尿病
・高血圧性疾患
・慢性膵炎
新7大疾病一時金保険S:100万円
先進医療特約S:あり
保険料払込免除特則:あり

【7疾病の内訳】
・ガン
・心疾患(心筋梗塞など)
・脳血管疾患(脳卒中など)
・慢性腎不全
・肝硬変
・糖尿病
・高血圧性疾患
被保険者 30歳男女
月払保険料
男性:1,916円
女性:1,869円

30歳男性:2,614円
30歳女性:2,453円
保険期間・保険料払込期間 終身
ガン治療時に受け取れる
診断給付金(一時金)
の給付金額と給付回数

1年に1回50万円
(つまり2年あたり100万円)
を何度でも受取可能

2年に1回100万円
を何度でも受取可能
ガン治療時に受け取れる
診断給付金(一時金)
2回目以降の給付条件

入院治療中であれば受取可能
通院だけでは受取不可

入院通院問わず受取可能
上皮内新生物の治療時の
給付金額は?
悪性新生物の治療時と同額を受取可能
上皮内新生物と診断時
以後の保険料の支払が免除になる?
なる ならない
悪性新生物と診断時
以後の保険料の支払が免除になる?
なる
ガン(悪性及び上皮内新生物
以外の疾病時でも給付金を
受け取れるか?

ガン以外の7疾病で所定の状態と
なった場合に一時金を受け取れる。
7疾病のうち、脳血管疾患と心疾患
は受給回数無制限。
その他5疾病は5回まで。

ガン以外の6疾病で所定の状態と
なった場合に一時金を受け取れる。
受給回数は無制限
ガン(悪性及び上皮内新生物
以外の疾病時でも以後の保険料
の支払が免除になる?

脳卒中及び心筋梗塞で所定の
状態となった場合は免除になる
(条件が厳しめ

ガン以外の6大疾病で所定の
状態となり一時金を受け
取った場合は免除になる
(条件が緩い
一時金のカウント方法は?
8疾病がすべて別カウント

極端な話、同じ年にガン、脳卒中、
心筋梗塞の3つになってしまったら
ガン一時給付金と
心疾患一時給付金と
脳血管疾患一時給付金
の3つを受取可能

ガンとその他6疾病が別カウント

同じ年にガン、脳卒中、心筋梗塞の
3つになってしまったら
ガン一時金と
その他6疾病一時金
の2つをを受取可能
先進医療を受けた際に
受け取れる給付金額は?
技術料+5万円
(通算2,000万円まで)
技術料の110%
(通算2,000万円まで)
先進医療給付金を
受給できるのはどんな時か?

ガンの治療を目的としたもの以外の
先進医療を受けた場合でも受取可能


上の表のとおり強み弱みがお互いありますが、特に重要なのは


・ガン治療時に受け取れる診断給付金(一時金)の給付金額と給付回数
・ガン治療時に受け取れる診断給付金(一時金)の2回目以降の給付条件
月払保険料


の3点だと思います。
治療年数と給付金の累計額は下の表のようになります。


メディフィットPlus スマイルセブン
ガン一時給付金
50万円の場合
7大疾病一時金
100万円の場合
がん診断時に
受け取れる給付金
50万円
(累計50万円)
100万円
(累計100万円)
治療期間が2年目に入った時に
受け取れる給付金
50万円
(累計100万円)
0万円
(累計100万円)
治療期間が3年目に入った時に
受け取れる給付金
50万円
(累計150万円)
100万円
(累計200万円)
治療期間が4年目に入った時に
受け取れる給付金
50万円
(累計200万円)
0万円
(累計200万円)
治療期間が5年目に入った時に
受け取れる給付金
50万円
(累計250万円)
100万円
(累計300万円)
治療期間が6年目に入った時に
受け取れる給付金
50万円
(累計300万円)
0万円
(累計300万円)
月払保険料(30歳男性)
1,916円

2,614円


このとおり累計額は、偶数年(4年目や6年目)は両者同額ですが、奇数年(3年目や5年目)はスマイルセブンのほうが上になります。
そのため、
「1年に1回50万円」のメディフィットPlusを
「2年に1回100万円」のスマイルセブンを
と評価しました。

しかしその分、保険料はメディフィットPlusのほうが安価です。保険料は
メディフィットPlusを
スマイルセブンを
と評価しました。


※ちなみにメディフィットPlusで「1年に1回100万円」のプランを組むと、30歳男性で月払保険料3,701円とほぼ倍増します。


奇数年の累計額は大きいが、保険料も高額なスマイルセブン。
奇数年の累計額は小さいが、保険料も安価なメディフィットPlus。

こうとらえれば両者互角だと思いますが、好みで言えば後者です。
治療期間が長くなれば長くなった分だけ給付金を受け取れればよいと思いますので、奇数年だけ累計額が大きくなる必要性はないと思うからです。


しかしメディフィットPlusは先ほども触れたように、ガン診断給付金(がん一時給付金)の2回目以降の受給には入院が必須という大きな弱点があります。スマイルセブンは通院治療でも受給できます。この弱点がやはり大きすぎると思いますので、
「この2社のどちらを選ぶか?」
と問われれば個人的にはやはりスマイルセブンを選ぶと思います。


まとめ

上記の比較のとおり、メディフィットPlusはガン診断給付金(がん一時給付金)の2回目以降の給付条件として入院が必須という大きな弱点があるため、個人的には朝日生命のスマイルセブン有利と判断しました。
メディフィットPlusも保険料のわりに保障内容がいいのは間違いないと思いますのでと評価しますが、この弱点さえなければ評価確実だと思いますので、改良をぜひ期待したいと思います。

もっともスマイルセブンも2017年7月の値上げ前であれば
「スマイルセブンのほうが断然おすすめです」
と強く言えましたが、値上げ後はそうは言えなくなりました。
値上げ後の月払保険料
(30歳男性2,614円、30歳女性2,453円、夫婦だと5,067円
は、一般的な収入の方には安くはない額だと思います。私もまさに一般的な収入の会社員ですが、夫婦で毎月5,000円というのはかなり大きな出費ですから・・・。

そのため、
がん保険の選び方の結論
でも記載しましたが、これからガン保険に加入するのであれば
チューリッヒ生命の終身ガン治療保険プレミアム
も検討することをぜひ推奨したいと思います。