メディケア生命 メディフィットPlus 評価

記事作成日:2017.2.5

評価データ

更新タイプ がん診断給付金 上皮内がん
の保障
がん診断時に
以後の保険料
払込免除
総合
評価
主契約 先進医療
特約
給付
回数
2回目以降の
給付条件

終身型

終身型

無制限

悪性新生物
と同等

あり(有料)
※上皮内がんも対象

※この保険では「がん一時給付金」という名称



リンク

契約概要 契約のしおり・約款 リンク
2017年1月版 2017年1月版 公式サイト
発売告知(PDF)
がん保険評価ランキング


どんな保険か?

メディフィットPlus
(特定疾病一時給付保険)
は2016年11月に新発売された保険です。

メディケア生命は住友生命グループということもあり、当初は三井住友銀行のみで販売されていたようですが、2017年1月からは保険ショップなどでも販売が開始されました。

それを機に一気に注目度が上がったのでしょうか。立て続けに数名の読者の方からこの保険が新発売されたとの情報を頂きました。
(情報ありがとうございました!)
なんでも、私がガン保険としてとても高く評価している朝日生命のスマイルセブンをかなり意識した商品になっているとのこと。

調べてみると、たしかに似ている部分が多々ありました。それにどちらも、相手より優れている点もあれば劣っている点もあり、どちらが有利不利は一概には言えない結果になりました。
スマイルセブンとの比較を中心に、この保険がどんな保険か詳しく見ていきます。保障内容の近いプランを下の表のとおり組んでみました。


メディフィットPlusとスマイルセブンの比較

メディフィットPlus スマイルセブン
契約内容 ・特定8疾病保障型
・基本給付金額50万円
・先進医療特約あり
・3大疾病保険料払込免除特約あり
7大疾病一時金保険S100万円
・先進医療特約Sあり
・保険料払込免除特則あり
被保険者 30歳男女
月払保険料
男性・・・1,916円
女性・・・1,869円

男性・・・2,323円
女性・・・2,253円
保険期間・保険料払込期間 終身
悪性新生物の治療時に
受け取れる診断給付金
の給付金額と給付回数

1年に1回50万円
(つまり2年あたり100万円)
を何回でも受取可能

2年に1回100万円
を何回でも受取可能
悪性新生物の治療時に
受け取れる診断給付金の
2回目以降の給付条件

入院治療中であれば給付

がんの治療中であれば
入院有無を問わず給付
上皮内ガンと診断時の
診断給付金は?
悪性新生物時と同額を受取可能
上皮内ガンと診断時に
以後の保険料が免除になるか?
なる ならない
悪性新生物と診断時に
以後の保険料が免除になるか?
なる
先進医療特約の更新タイプ 終身型


上の表のとおり、お互い強み弱みがあります。
まずは給付金の受け取り方から。

がん保険は診断給付金を重視。給付回数も無制限のものを。
で詳しくは記載していますが、私はガン保険は診断給付金が1番重要だと思っています。手術給付金は手術をしなければ受け取れないですし、放射線治療給付金は放射線治療を受けなければ受け取れません。その点、診断給付金ならその後の治療方法にかかわらず確実に受け取ることができるからです。
それに診断給付金は一般的に高額なため、診断時にまずまとまった給付金を受け取れれば、経済的にも精神的にもとても大きな支えになるはずです。

また、治療期間が長期に渡ってしまっても対応できるよう、診断給付金は
「1年に1回」や「2年に1回」
を限度に、何回でも受け取れる保険を選ぶべきだと考えています。
むしろそのような保険であれば、手術給付金や入院給付金などはなくてもよいと考えています。あっても保険料が余計に増えるだけですし、保険はなるべくシンプルのほうがよいですから。診断給付金以外は先進医療を受けた時の給付金(先進医療特約)だけあればよいと思います。


この両者はまさにそのような保険です。
ガンと診断された時、メディフィットPlusは診断給付金に相当するがん一時給付金を、スマイルセブンも診断給付金に相当する7大疾病一時金を受け取れます。
上記のプランの場合、給付額はメディフィットPlus50万円、スマイルセブン100万円です。
そして治療が何年にも渡ってしまった場合、メディフィットPlusは1年毎に、スマイルセブンは2年毎に、何度でも診断給付金を受取可能です。
手術給付金や入院給付金などはないため、先進医療を受けない限りは、診断給付金以外に受け取れる給付金はありません。

治療年数と給付金の累計額は下の表のようになります。


メディフィットPlus スマイルセブン
基本給付金額
50万円の場合
7大疾病一時金
100万円の場合
がん診断時に
受け取れる給付金
50万円
(累計50万円)
100万円
(累計100万円)
治療期間が2年目に入った時に
受け取れる給付金
50万円
(累計100万円)
0万円
(累計100万円)
治療期間が3年目に入った時に
受け取れる給付金
50万円
(累計150万円)
100万円
(累計200万円)
治療期間が4年目に入った時に
受け取れる給付金
50万円
(累計200万円)
0万円
(累計200万円)
治療期間が5年目に入った時に
受け取れる給付金
50万円
(累計250万円)
100万円
(累計300万円)
治療期間が6年目に入った時に
受け取れる給付金
50万円
(累計300万円)
0万円
(累計300万円)
月払保険料(30歳男性)
1,916円

2,323円


このとおり累計額は、偶数年(4年目や6年目)は両者同額ですが、奇数年(3年目や5年目)はスマイルセブンのほうが上になります。
そのため、
「1年に1回50万円」のメディフィットPlusを
「2年に1回100万円」のスマイルセブンを
と評価しました。

しかしその分、保険料はメディフィットPlusのほうが安価です。
保険料はメディフィットPlusを、スマイルセブンを
と評価しました。

※ちなみにメディフィットPlusで「1年に1回100万円」のプランを組むと、30歳男性で月払保険料3,701円とほぼ倍増します。



奇数年の累計額が大きくなる分、保険料も高めなスマイルセブン。
奇数年の累計額が小さくなる分、保険料も安価なメディフィットPlus。

こうとらえれば両者互角だと思いますが、好みで言えば後者です。
治療期間が長くなれば長くなった分だけ給付金を受け取れればよいと思いますので、奇数年だけ累計額が大きくなる必要性はないと思うからです。


しかしメディフィットPlusには大きな弱点があります。
診断給付金の2回目以降の給付条件として入院が必須となっています。ガンは通院治療が増加傾向にありますし、むしろ治療期間が長期となってしまっている方のほうが通院治療が多いのです。それにもかかわらず入院していないと2回目以降は給付されないというのは大きなデメリットだと思います。
(詳しくは2回目以降の給付条件を参照願います)


この弱点を考慮すると、個人的にはスマイルセブンのほうを高く評価したいと思います。


メディフィットPlusは
「上皮内ガンと診断された時でも以後の保険料の支払が免除になる」
というメリットがありますが、個人的にはこの弱点を埋めるほどのメリットとは思えません。

また、保障対象となる疾病がメディケア生命のほうが1つ多く、
両社共通の7疾病
(三大疾病+慢性腎不全+糖尿病+肝硬変+高血圧性疾患)
に加え慢性膵炎も対象となっていますが、これも個人的には弱点を埋めるほどのものではないと思います。
慢性膵炎が恐ろしい理由は、健常者より6倍もすい臓がんを発症しやすいから。
すい臓がんの予防と早期発見コーナーもよかったら参照してみてください)

すい臓がんさえ発症しなければ命を落とすような疾病ではないですし、そもそも大半はアルコールの大量摂取が原因で発症する疾病ですので、予防も十分に可能だと思います。そしてもしもすい臓がんを発症してしまった場合は、スマイルセブンも給付対象となります。


まとめ

あくまで私の個人的な評価ではありますが、メディフィットPlusとスマイルセブンの比較ではスマイルセブン有利という評価になりました。

メディケア生命は収入保障保険定期保険もトップクラスにコストパフォーマンスが高く、個人的にとても期待している保険会社です。
この保険も計算すると保障内容のわりに保険料はとても安価ですので、
「2回目以降は入院が必須」
という弱点さえなければ、間違いなく最高の評価をしていたと思います。
残念ですが今後の改良に期待したいと思います。

がん保険の選び方の結論のとおり、まだまだガン保険はスマイルセブンと終身ガン治療保険プレミアム(チューリッヒ生命)の2つが有力の日々が続きそうです。