外貨建て終身保険 こだわり外貨終身 評価
記事作成日:2019.6.3
評価データ
評価 |
保険種別 |
外貨建て終身保険(月払・年払) |
リンク |
・公式サイト ・発売告知(2017年8月) ・パンフレット(2017年10月版) |
評価コメント
こだわり外貨終身 は、 保険料を平準払 (月払) で払っていくタイプの外貨建て終身保険です。 結論から言ってしまうと、資産運用目的であればおすすめできませんが、保障目的であれば一考の価値がある保険です。 外貨建ての終身保険は、円建ての保険よりも高運用が見込めるため、 死亡保障 (亡くなってしまった時には遺族が大金を受け取れる機能) と資産運用 (お金を増やす機能) を兼ね備えた保険だとアピールされ売られています。 けれど、たしかに円建ての終身保険と比べれば資産運用力は高いものの、外貨建てのわりには資産運用力が低いです。大きな理由は、保険会社が多額の手数料を差し引いてしまうためです。 よってこの保険に加入して高額な保険料を毎月払っていくよりも、掛け捨てで保険料の安い死亡保険 (定期保険や収入保障保険) で死亡保障は用意しつつ、浮いたお金でiDeCo(個人型確定拠出年金)やNISAで資産運用するほうが個人的にはおすすめです。 参考リンク:資産運用方法のまとめページ ただし保障目的で見るなら・・・。 同じマニュライフ生命の円建ての終身保険であるこだわり終身v2と同じく、この保険も三大疾病時保険料払込免除特約 (この保険では特定疾病保険料払込免除特則という名称) の内容がとても優れています。 具体的には、三大疾病 (がん、心筋梗塞、脳卒中)で所定の状態になってしまった場合、 以後の保険料の払込が免除になるだけでなく、解約返戻金がその時点で一気に高額になる ようになっています。ですので、その時点で解約をし高額な解約返戻金を手に入れて治療費に充てる・・・といった使い方ができるわけです。 (詳しくはこちら) これはとても大きなメリットだと思います。 こだわり終身v2と違って為替リスクはあるものの、積立利率が変動型のためインフレにも比較的対応できる (理由はこちら) ことから、個人的には「こだわり終身v2」よりはこの保険のほうが好みです。 以上から、資産運用力が低いというデメリットがあるものの、保障目的であれば解約返戻金が一気に高額になるメリットが魅力的であることから、評価はにしました。 私の価値観でいえば、メリットよりもデメリットのほうが大きいと思いますので加入したいとは思いませんが、メリットのほうが大きいと思われる方は検討する価値があると思います。 |