JA共済 予定利率変動型年金共済 ライフロード 評価
記事更新日:2019.4.8
評価データ
販売時期 | 総合 評価 |
当初5年の 予定利率 |
6年目以降 の予定利率 |
返戻率 | クレジット 払い |
配当 (割戻金) |
2014年4月~ | 0.5% | その時にならないと わからない。 ※下の表の年度別の 予定利率が適用される。 |
約118.6%(※1) 約118.9%(※2) 約120.5%(※2) 約123.5%(※3) |
可能 (※4) |
あり |
|
~2014年3月 | 0.6% | 約125.0%(※3) |
※返戻率は下記の契約内容時のものです。
「30歳男性、保険料払込期間60歳満了、年金受取開始60歳、定期年金10年、月払い」
※1 6年目以降の予定利率が2019年度適用の1.47%で継続した場合
※2 6年目以降の予定利率が2018年度適用の1.48%で継続した場合
※3 6年目以降の予定利率が2017年度適用の1.50%で継続した場合
※4 6年目以降の予定利率が2016年度適用の1.65%で継続した場合
※4 2016年4月より可能になりました。詳細はこちら。
リンク |
・公式サイト ・個人年金保険評価ランキング ・パンフレット2019年4月版 |
年度別の予定利率
2019年度 | ||
1.47% | ||
2018年度 | 2017年度 | 2016年度 |
1.48% | 1.50% | 1.65% |
2015年度 | 2014年度 | 2013年度 |
1.66% | 1.65% | 1.60% |
評価コメント
この保険はまず加入する年度によって当初5年間の予定利率が異なります。 6年目以降の予定利率は変動型となっており、年度毎に適用される予定利率が異なります。 例えば2008年度に加入した人の場合、当初5年間の予定利率は1.40%でしたので、2008年度から2012年度までは予定利率1.40%で運用されました。 6年目は上記の表の2013年度の予定利率(1.60%)で運用されました。 7年目は上記の表の2014年度の予定利率(1.65%)で運用されました。 8年目は上記の表の2015年度の予定利率(1.66%)で運用されました。 9年目は上記の表の2016年度の予定利率(1.65%)で運用されました。 10年目は上記の表の2017年度の予定利率(1.50%)で運用されました。 11年目は上記の表の2018年度の予定利率(1.48%)で運用されました。 12年目は上記の表の2019年度の予定利率(1.47%)で運用されます。 13年目以降(2020年度以降)も、年度別に決定された予定利率で運用されていきます。 ※予定利率は定期預金の年利とは異なるものです。 「予定利率1.5%の場合、払った掛金が年利1.5%で運用される」 さてでは2019年度に加入した場合はどうなるか?例えば 契約者:30歳男性 という契約をしてみます。 令和元年度に加入した場合の当初5年間の予定利率は0.5%です。2023年度まではこの予定利率で運用されていきます。 6年目以降(2024年度以降)に適用される予定利率はその時になってみないとわかりませんが、仮に2024年度以降はずっと予定利率1.47% (2019年度適用の予定利率) で運用された場合、返戻率は約118%です。つまり保険料を100万円払った場合、約118万円が戻ってきます。 この値は評価ランキングのとおりトップクラスに高い数値です。 ただしこの保険は予定利率変動型のため、今後更に世の中が低金利になり、2024年度以降の予定利率が2019年度の適用利率(1.47%)よりも低運用となった場合は、将来受け取れる年金額が上記例より減額する可能性があります。仮に6年目以降の予定利率が常時最低保証利率(0.75%)で推移してしまった場合は、返戻率は106%程度まで低下してしまいます。 ただし個人的にはその可能性は低いのではと思います。 その理由は下記のとおりです。 2019年4月の国債の長期金利:0%程度 このとおり10年ものの国債国債では全く運用益が望めない状態にもかかわらず、1.47%が適用されたのです。 しかも日銀は、2016年に一時的に導入したマイナス金利政策が弊害が大きすぎたため、それ以降は長期金利が0%程度になるように操作する 長短金利操作付き量的・質的金融緩和 を導入しています。 これを考慮すると、今後も国債の長期金利は0%程度が最低ラインになり、この保険の適用金利も1.5%前後が最低ラインになる可能性が高いと思います。 ですので 「最低保証利率の0.75%が適用されることはまずないのでは?」 と個人的には思います。 年金保険を検討されている方であれば、この保険の見積りはぜひ取って、他の上位ランクの保険と比較・検討されるとよいと思います。また、年払の割引率がとても高い(4%程度)ですので、見積りを取る時は年払を選択することを推奨したいと思います。 推奨プランは年払8万円プランです。詳細は 年利率1.5%超の超高運用な個人年金保険 を参照願います。 見積りは最寄りのJA共済窓口に問い合わせれば可能です。 申込も同じ窓口で可能です。もちろん農協の組合員でなくても可能です。 ◆参考リンク |