フコク生命の主力商品 未来のとびら 評価と見直し方法

記事更新日:2018.6.25


販売時期 保険種類 評価 リンク
2013年4月~ 組立保険 公式サイト
発売告知(2013年3月)


評価コメント

未来のとびら
は、フコク生命の主力商品です。

未来のとびらは、ある単独の保険(定期保険終身保険など)の商品名ではなくシリーズ名だと考えてください。
ジブリシリーズの中にとなりのトトロや魔女の宅急便があるような感じで、未来のとびらシリーズの中に定期保険や終身保険など10種類以上の保険があります。
そしてそれら多数の保険の中から、好きなものを選択して組み立てることができるようになっています。
そのためこのような保険は組立保険などと言われます。
(フコク生命自身は特約組立型総合保険と呼んでいますね・・・)
現在はこの未来のとびらを含め、ほぼすべての大手会社が組立保険を主力商品としています。


日本生命のみらいのカタチ第一生命のジャストなど


もちろん「終身保険だけ」とか「定期保険だけ」というように、1つだけを選択して加入すること(=単独加入)も可能です。
ただし一定のプラン以上でないと単独加入はできない保険もあります。

しかし営業担当者は、当然のことながら1つと言わず多数の保険をセット売りにして売り込んできます。そしてセット売りにすることでうやむやにしようとしているのかもしれませんが、1つ1つの保険を分解してみると保険料が他社と比較して高い保険ばかりです。
例えばセットの中に組み込まれることの多い定期保険の保険料は、定期保険評価ランキングのとおり安い会社の2倍以上です。大手会社は他社もそうですが人件費や自社ビルの維持費などのコストが莫大なため、保険料が割高な保険ばかりなのです。

そのため加入はおすすめできませんし、もしも加入してしまっている場合は早急な見直しをおすすめします。


見直し方法

公式サイトに記載のある「出産・子育て前期」のモデルプランを基に、
私だったらどう見直すか?
というのを見ていきたいと思います。


保障内容 保険期間・保険料払込期間
収入保障特約 年金年額150万円 15年
定期保険特約 保険金2,000万円
介護保障特約<有期型> 保険金700万円
生活障害保障特約 保険金300万円
就業不能保障特約 年金年額150万円
医療保険 日額6,000円
入院見舞給付特則 付加
生活習慣病特約 4,000円
退院後療養給付特則 付加
がん特約 日額5,000円
3大疾病治療給付特則 特則給付金額100万円
先進医療特約 2,000万円
移植医療特約 1,000万円
メディコムプラス


月払保険料
30歳男性:17,217円  30歳女性:17,736円



このとおりたくさんの保険(特約)がセット売りになっています。保険料は30歳にして既に17,000円オーバーと高いですが、これらの保険はすべて15年更新型のため、自動更新する度に更に保険料が値上がりしていきます。このまま加入していたら一生涯では何百万円~何千万円という財産を吸い取られてしまいます。そしてそれだけ払ってもこれらはすべて掛け捨てタイプのため、将来戻ってくるお金はわずかです。ですのでなるべく早急に見直しすべきです。
30歳で加入し45歳の更新を迎えた時、もし私ならどう見直すか?
という視点でみていきます。



収入保障特約
は、亡くなってしまったり高度障害状態となってしまった時に年金を受け取れるようになる特約です。
ただし名前は似ていますが一般的な収入保障保険とはちょっと異なります。一般的な収入保障保険は、例えば
「年金年額150万円、保険期間60歳
という契約であれば、被保険者がもしも亡くなってしまった場合、毎年150万円を被保険者が60歳になったであろう年まで遺族が受け取り可能です。若くして亡くなってしまうほど年金を受け取れる期間が長く、必然的に受取総額も大きくなるような仕組みになっています。若くして亡くなってしまったほど、その後の遺族の生活費や教育費などの必要額も大きいですから、この仕組みのほうが合理的といえます。

けれどこの収入保障特約は、いつ被保険者が亡くなってしまったとしても年金受取回数は10回と決まっているため、受取総額は一定です。今回は
「年金年額150万円
のため、いつ被保険者が亡くなってしまったとしても、それから10年間、遺族が毎年150万円、総額で1,500万円を受け取ります。

なおこのフコク生命の未来のとびらシリーズの中に、
収入保障特約<逓減型 ていげんがた>
というのがありますが、こちらが一般的な収入保障保険と同一の内容ですね。

そして見直しですが、45歳でしたらまだまだ子育て中の方が多いと思います。私も45歳になった時は1番下の子が10歳ですからまだまだ死亡保障
(もしも亡くなってしまった時に遺族が大金を受け取れる保険)
が必要です。
私は死亡保障は収入保障保険で備えることをおすすめしていますので、私なら収入保障保険評価ランキング上位の保険を新たに契約し、新しい保険の保障が開始したらこの特約は解約します。


定期保険特約
は、そのままですが定期保険です。被保険者が亡くなったり高度障害状態となってしまった時に遺族が保険金
(今回は2,000万円)
を受け取れます。
私は死亡保障は収入保障保険で備えることをおすすめしていますので、上記①の見直しで他社の収入保障保険に加入したら、この特約は解約します。新たに他社の定期保険に加入しなくても死亡保障は収入保障保険1本で十分だと思います。


介護保障特約<有期型>
は、要介護1以上 or 身体障害者等級3級以上となってしまった場合に保険金
(今回は700万円)
を受け取れる特約です。
私は身体障害状態や要介護状態となってしまった時のための保険は必要性が低いと考えています。理由は就業不能保険の必要性が低いと考えている理由と同じです。そのため私ならこの特約は即時解約します。


生活障害保障特約
は、


1~3級の身体障害者手帳が交付されたとき
・インスリン治療を180日以上継続して受け、かつ、代謝の障害による合併症を原因とした所定の状態に該当したとき


のいずれかに該当してしまった時に、保険金
(今回は300万円)
を受け取れる特約です。ただし受け取れるのはいずれか1回限りです。
私は既述のとおり身体障害状態や要介護状態となってしまった時のための保険は必要性が低いと考えています。
「インスリン治療~代謝の障害による合併症」
というのは、いわゆる糖尿病の合併症のことです。これは全く心配ではないといえばウソになりますが、わざわざこのために残しておくほどのものではないと思います。糖尿病の保障もあったほうがよいというのであれば、後述する他社のがん保険に加入する際に、糖尿病の保障もある朝日生命のスマイルセブンに加入するとよいと思います。


就業不能保障特約
は、 所定の就業不能状態となってしまった時に年金を受け取れるようになる、いわゆる就業不能保険です。今回は
「年金年額150万円年金種類5年有期年金」
ですので、毎年150万円を生存している限り最長5年間受け取り可能です。
所定の就業不能状態というのが不明瞭ですが、約款などを読んだ限りではおおよそ要介護1以上相当かなと感じました。
そして見直しですが、私は既述のとおり就業不能保険の必要性は低いと考えていますので、私なら即時で解約します。もしもあったほうがよいということであれば、他社の就業不能保険に加入の上でこの特約は解約するとよいと思います。


医療保険・ガン特約など
は、ケガや病気で治療を受けた時に給付金を受け取れる特約の集合体です。
私なら医療保険評価ランキング上位の医療保険がん保険評価ランキング上位のがん保険を新たに契約し、新しい保険の保障が開始したらこれらの特約はまとめて解約します。その際は、がん保険は契約してから3ヶ月くらい経過しないと保障が開始されないため注意して下さい。



このようにしてすべて解約する方向で整理するとよいと思います。


最後に

いかがだったでしょうか?
ここまで見てきた見直し方法はあくまで個人的な見解によるものですので、誰にとっても正解という方法ではもちろんないと思いますが、よかったら参考にしてもらえればと思います。
それでは最後にいくつかポイントを。



◆ポイント1 解約は新しい保険の保障が開始してから

他社の新しい保険に加入し未来のとびらの特約を解約する場合は、必ず新しい保険の保障が開始されてから解約するようにして下さい。そうでないと保障がない期間(無保険期間)ができてしまいます。



◆ポイント2 無理にたくさんの保険に加入しないように

保険の見直しについて相談を受けていると、何もかも気にしてしまって色々な保険に加入しすぎている方をよくみます。
例えばこの保険にしても、特約てんこもりの保険会社のモデルプランに加入されている方が見直しをしようとすると、

「たくさん加入している特約を大幅に減らすのは怖い」

となってしまう方がいます。

けれど私は、
保険は無理のない範囲で加入する
のが何よりも大切だと思います。何もかも気にして色々な保険に加入しすぎてしまうと

「保険には完璧に加入していたけれど、そのせいで子供の学費が準備できなかった。」

「マイホームを買うことができなかった。」

「ローンの返済が厳しくなってしまった。」

「老後に向けての貯蓄ができなかった。」

といった事態になりかねないからです。それでは本末転倒ですから・・・。



◆ポイント3 健康上の理由などにより他社へ乗り換えが難しい場合は

健康上の理由で他社の保険に加入し直すことが難しい場合は、必要な特約だけを残し、その他の特約はなるべく解約して保険料を安くすることをおすすめします。
状況にもよりますが、今回の例で私なら
収入保障特約
定期保険特約
ガン特約
先進医療特約
メディコムプラス
の5つは残します。
収入保障特約と定期保険特約は死亡保障の確保のため。ガン特約とメディコムプラスはがん保障の確保のため。先進医療特約はこちらのページのとおり価値が高いと考えているためです。

これでもまだかなり保険料は高額だと思いますので、この先こどもが大きくなるに連れ、保険会社に連絡して定期保険特約の保険金額を
2,000万円 → 1,500万円 → 1,000万円
と徐々に減らしてもらい、保険料を安くしていくとよいと思います。