コープ共済 たすけあいに付加できる先進医療特約について
記事作成日:2016.7.19
医療保険「たすけあい」に先進医療特約が新登場
既にコープ共済公式サイトにも特設ページが公開されていますが、2016年9月より月額100円で、医療保険「たすけあい」の多くのコースで先進医療特約が付加できるようになります。これを受けて既にたすけあいに加入されている方々から、 この特約を付加したほうがよいでしょうか? という問い合わせも頂くようになってきました。 そこでこのページでは私なりの意見等を記載したいと思います。 |
「たすけあい」に先進医療特約を付加するには告知事項Bが必要
付加したほうがよいかどうかの前に、まずは付加できる条件を見ておきます。 「たすけあい」に先進医療特約を付加する方法は下記の2つです。 ・先進医療特約付きの「たすけあい」に新規加入する 新規だけでなく、既に加入している方でも後付けで付加できるのはよいと思います。 ただし誰でも後付けできるわけではありません。 新規加入でも後付けでも告知事項Bを提出し、その審査をパスする必要があります。 「たすけあい」にはAとBの2種類の告知書があります。 Aは条件が緩やかになっており、 ・現在入院中か? の2点しか問われません。 一方のBはAと比較して厳格な条件になっており、 ・過去1年以内の病気やケガ などについて問われます。 少しでも異常を指摘されていると必ずパスできなくなるというわけではありませんが、先進医療特約を付加できるのは厳格な審査をパスした方のみとすることで、公平性を維持しているということです。 また同じ理由から、告知事項Aだけで加入できるコース (J1900円コース、V1000円コースなど) に現在加入している方は、この先進医療特約を付加できなくなっています。 |
先進医療特約は終身がん保険に優先的に付加することを推奨
そして本題ですが、 「たすけあいに先進医療特約を付加したほうがよいか?」 という問いに対する私の個人的な答えは下記になります。 「現在、他の保険で先進医療特約を持っていないなら、ぜひ付加すべきです。けれど他の保険、特に終身がん保険に先進医療特約を付加済の場合は、無理に付加しなくてもよいと思います。」 一般的に先進医療特約は、月額100円程度の特約保険料で、時には何百万円もする先進医療の技術料が給付されるようになるという特約です。先進医療特約コーナーでも詳しく記載していますが、これは保険としてとても価値の高い特約だと思います。 しかしその実、下の表のとおり高額な先進医療はガン治療に関連するものがほとんどです。 |
主な先進医療の一覧
技術名 | 技術料 |
重粒子線治療 | 295万円 |
陽子線治療 | 268万円 |
自己腫瘍(組織)を用いた活性化自己リンパ球移入療法 | 128万円 |
樹状細胞及び腫瘍抗原ペプチドを用いたがんワクチン治療 | 68万円 |
多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術 | 50万円 |
腹腔鏡下子宮体がん根治手術 | 46万円 |
骨髄細胞移植による血管新生療法 | 34万円 |
高周波切除器を用いた子宮腺筋症核出術 | 22万円 |
末梢血幹細胞による血管再生治療 | 22万円 |
経皮的肺がんラジオ波焼灼療法原発性又は転移性肺がん | 17万円 |
ですので、先進医療特約コーナーでも記載のとおり、個人的には 先進医療特約は終身がん保険に付加することを推奨 しています。そうしておけば、ガンの治療関連の高額な先進医療をいつ受けることになっても給付を受けられるので安心だと思いますし、ガンの治療に関する先進医療を受けた時だけ受け取れれば十分だとも個人的には思います。 |
まとめ
ここまで見てきたとおり、たすけあいに先進医療特約を付加するには告知事項Bをパスする必要があります。これをパスできる方であれば恐らくどの終身がん保険にも加入できるはずです。そして各種保険のかんたんな評価などで記載のとおり、がん保険のほうが医療保険よりも価値が高いと私は考えています。ですので終身がん保険に未加入の方は、「たすけあい」にこの特約を付加するよりも、この機会に先進医療特約付きの終身がん保険に加入することを推奨したいと思います。 ・既に先進医療特約付きの終身がん保険に加入はしているが、先進医療の保障はもっとほしい。 などに当てはまる方は、「たすけあい」への先進医療特約の付加を検討されるとよいと思います。加入や資料請求は公式サイトからできるようです。 以上、あくまで個人的な意見ですがよかったら参考にしてみてください。 |