コープ共済 「たすけあい」の条件付加入制度について

記事更新日:2015.7.31

条件付加入制度とは?

医療保険は一般的に、加入時に自分の健康状態を保険会社に開示する必要があります。このことを告知といいます。

そして告知の結果、過去に大きな病気をされたことがあったり血圧の薬などを常用している場合は、健常者向けの医療保険にはどの保険会社も残念ながら加入することはできません。(※)

※2015年7月31日追記

なんとコープ共済がこの常識を覆しました。詳細は特設ページを参照願います。


そのような方でも加入可能な「引受基準緩和型」や「無選択型」の医療保険も現在は数多く販売されていますが、それらは加入NG保険で記載のとおり健常者向けの保険と比較して一般的に保険料が大きく割高なため、個人的には推奨できません。

ですが、現在は健康診断や人間ドックの精度が高くなっていることもあり、
「健康診断結果は全て異常なし」
という方は少なくなってきています。何かしら異常を指摘されていたり、要経過観察となっている方が増えています。

では
「少しでも異常を指摘されていると、健常者向けの医療保険は絶対加入できないのか?」
というと、そうではありません。
軽度な疾病(いわゆる風邪など)であれば無条件に加入できますし、部位不担保(ぶいふたんぽ)という
「異常を指摘されていたことが原因で入院した時は給付金を支払いませんよ」
といった条件付で、健常者向けの保険に加入できることもあります。

このコープ共済「たすけあい」の条件付加入制度も、上記の部位不担保です。
このページではこの制度について詳しく見ていきます。


条件付加入制度が設定されているコース

この制度が設定されているのは下記の表のとおりです。
この制度が設定されているのは、加入時の審査タイプが「告知型」となっている健常者向けのコースです。費用対効果に優れた健常者向けのコースに条件付とはいえ加入できることに意義があると思います。。


コース名 加入時の審査タイプ 条件付加入制度の有無
ジュニア18コース
(0~18歳)
J1000円コース
告知型(健常者向け)
あり
J2000円コース なし
J1900円コース
引受基準緩和型
なし
医療コース V2000円コース
V4000円コース

告知型(健常者向け)
あり
V1000円コース
引受基準緩和型
なし
女性コース L2000円コース
L3000円コース
L4000円コース

告知型(健常者向け)
あり
ベーシックコース R3000円コース
R4000円コース

告知型(健常者向け)
あり


ジュニア18コースの条件付加入制度の詳細

ジュニア18コースの中でも、掛金が月額1,000円のJ1000円コースにのみ条件付加入制度の設定があります。月額2,000円のJ2000円コースには設定がありません。そこは共済側がリスクを考慮して掛金の安価なコースにのみ設定したのだと思います。
ただ私はこどもの医療保険とガン保険でも記載していますが、子供は医療費助成制度が充実してきていることもあり、そもそも保険の必要性は低いため、加入するにしても安価なものにお守り程度に加入するのがよいかと思っています。ですのでJ1000円コースで十分だと思います。


部位不担保の具体的な内容

契約のしおり(PDF)14ページによると、

ア、扁桃およびアデノイドの慢性疾患/中耳炎
イ、そけいヘルニア
ウ、停留精巣<睾丸>
エ、斜視
オ、口唇裂/口蓋裂
カ、心理的発達の障がい
キ、多動性障がい

に該当する場合は申込日から3年間

(1)ぜんそくにより、過去2年以内に入院や手術をされている
(2)ぜんそくにより、入院や手術を医師から推奨されている

に該当する場合は申込日から5年間の免責期間が設けられ、この間は該当する傷病が原因で入院や手術をした場合は給付対象外となるようです。

私も小さい頃は小児ぜんそく持ち(現在は完治)だったため、なかなか健常者向けの医療保険への加入は難しかったと思います。そのような場合でも条件付きとはいえ、健常者向けのコースに加入できるようになっているということです。
親としてはやはり我が子を
「健常者向けの医療保険に加入させてあげたい」
と思う方が多いと思いますので、このような制度はとても意味が大きいと思います。

※なお都道府県民共済のこども型プランにも、ぜんそくについては同様の制度があるそうです。具体的には過去にぜんそくで入院をしたことがない場合は、ぜんそくに関する合意書を提出することで条件付加入できるそうです。
条件内容はコープ共済同様5年間免責
(加入後5年以内は、ぜんそく関連の疾病で治療時は給付金を受け取れない)
とのことです。上記は都民共済に確認した内容ですが、都道府県によって条件が異なるかもしれませんので、詳しくは御自身の地域の担当者に確認して頂ければと思います。


◆免責期間終了後

免責期間終了後は、条件付に該当していた傷病で入院や手術をすることになった場合も、給付金の支払対象になります。
ただし免責期間中に開始した入院等については対象外です。
例えば、免責期間終了の3日前からぜんそくで入院を開始し、そのまま免責期間終了を迎え、更にそこから1週間入院した場合は、入院給付金を残念ながら受けられないということです。


◆J1000円コースの満期である18歳を迎えた場合

条件付加入制度の適用を受けてJ1000円コースに加入していた場合も、適用を受けずに加入していた時と同様に、成人向けのV2000円コースやL2000円コースに無条件で変更可能とのことです。

しかも、上記のア~キに該当して加入していた場合は、
コース変更時に免責期間が消滅するそうです。
例えば、17歳時に「イ、そけいヘルニア」に該当して条件付加入していた場合、本来は免責期間が3年ですが、18歳でコース変更するとまだ免責期間が残り2年あるにも関わらず、免責期間が消滅するとのことです。

ただし上記の(1)(2)のぜんそく該当時の5年間の免責期間については、コース変更後も消滅せずに継続するとのことです。



V2000円、L2000円などのコースの条件付加入制度の詳細

健常者向けのV2000円コースやL2000円コースに条件付加入制度で加入可能なのは、高血圧、脂肪肝、子宮筋腫、痔、帝王切開、視力障害が対象です。

子宮筋腫に該当し条件付で加入した場合は、申込日から3年間の免責期間が設けられ、この間に子宮筋腫を原因とする疾病により入院や手術をした場合は給付対象外となります。
免責期間終了後は給付金の支払制限がなくなりますが、免責期間中に開始した子宮および子宮付属器(卵巣・卵管)の治療のための入院や手術については給付対象外です。

高血圧と脂肪肝についてはこちらのページで、帝王切開の給付条件等については帝王切開と医療保険で詳しく記載していますので、よかったら参照してもらえればと思います。