アクサ生命 治療保障のがん保険 評価
記事作成日:2018.5.10
評価データ
総合 評価 |
更新タイプ | 診断給付金 | がん診断時に 以後の保険料払込免除 |
|
主契約 | 先進医療特約 | |||
定期型 | 定期型 |
ー | なし |
リンク |
・公式サイト ・契約のしおり約款(2017年12月版) ・評価ランキング |
評価コメント
アクサの「治療保障」のがん保険 は、定期型のガン保険です。 定期型の保険は、 「保険期間:5年」 や 「保険期間:10年」 というように、保険期間が定っています。保険期間が満了を迎えると自動更新できますが、保険料が更新の度に上昇していきます。若いころは安いですが、高齢になるに連れて何倍もの料金になっていきます。ですので若い間だけ加入したい方に向いています。 私はこちらのページのとおりガン保険は終身型 (保険料は変わらず、保障が一生涯続くタイプ) を推奨していますが、価値観は人それぞれです。 ・高齢になってからガンになってしまっても積極的な治療は受けないだろうから保険は必要ない という方も多いと思います。 そういう方にとっては、定期型のガン保険は検討価値があると思います。 では定期型のガン保険の中でこの保険は優良保険と呼べるのか? 個人的には申し訳ないですが呼べません。 この保険は、放射線治療を受けた時には放射線治療給付金を、化学療法(抗がん剤治療)を受けた時には化学療法給付金を受け取れるようになっています。しかも入院なしで通院で治療を受けただけでも受け取れるようになっています。これは大きなメリットです。 しかしいずれも、 公的医療保険適用の治療でなければ給付金を受け取れない ようになっています。 公的医療保険とはいわゆる健康保険のこと。 よって、健康保険が使えない治療の時には給付金を受け取れません。 特に若い方の場合は、治療期間の短縮や再発率の低下などのメリットがある最新の抗がん剤を勧められることが高齢者と比べて多いようですが、そのような新薬は厚生労働省がまだ承認していないケースがこれまでも多々ありました。 未承認の抗がん剤を使用した場合は自由診療となり、健康保険が使えないため一般的に全額自己負担となります。 そのように負担が大きくなった時こそ保険には力になってほしいものですが、この保険からは自由診療の場合は給付金を受け取れないのです。これは大きな弱点だと思います。 その分だけ保険料が安ければまだよいですが、保障内容のわりに保険料も高いと思います。 定期型のガン保険を検討される方は、 現役時代にガンになってしまった時にはしっかりお金を受け取れる保険がいい と考える方が多いと思います。 それを考慮すると同じ定期型のガン保険であれば、自由診療にも対応したもの (SBI損保のガン保険など) のほうが、個人的にはおすすめです。 |