朝日生命 主力商品「保険王プラス」 評価と見直し方法

記事更新日:2017.4.22

評価コメント

保険王プラスは朝日生命の主力商品です。

これは死亡保障から医療保障、がん保険など多数の保険をセットにして販売されることが多いパッケージ商品です。1つ1つの保険の保険料はとても割高ですので加入しないことを強く推奨します。

例えばセットの中に組み込まれることが多い定期保険は、定期保険評価ランキングのとおり安価な会社の2倍以上の保険料です。
大手会社は他社もそうですが、人件費や自社ビルの維持費が莫大なため、保険料がとても割高なのです。
そのため加入は推奨できません。

加入NG保険 > 定期付き終身保険、アカウント型保険は加入すべきではない


見直しのポイント1 まずは保険証券をチェック

まずは自身の加入している保険王プラスの保険証券を参照してください。

・積立保険
定期保険
  (保険王プラスでは普通定期保険という名称)
低解約返戻金型終身保険
  (保険王プラスでは普通終身保険という名称)
収入保障保険
  (保険王プラスでは長期生活保障保険新長期生活保障保険という名称)
医療保険
がん保険
  (保険王プラスでは新がん保険という名称)

などが並んで記載されているはずです。保険王プラスは結局のところ、
これらの単独の保険をセット売りにしているだけの保険
です。そしてこれらの単独の保険は、一部(積立保険、普通終身保険)を除き、
一定期間毎(10年ごとなど)に保険料がUPしていく掛け捨ての保険
です。このまま加入し続けると、一定期間毎に保険料が膨大に増えていき、契約内容次第では一生涯で何百万円~何千万円という莫大な財産を失うことになってしまいます。ですのでなるべく早急に見直しすべきです。

これらの単独の保険はどの保険も

払済保険への変更

はできません。ですので基本的には

必要な保障をコストパフォーマンスのよい他社の保険で用意した上で保険王プラスは全解約

というのがベストだと思います。
ただし自身が加入している保険王プラスの中に普通終身保険が含まれてしまっている場合は、全解約がベストではないこともあります。ですのでこの2パターンについてそれぞれみていきます。


見直しのポイント2 普通終身保険が含まれていない場合

現在契約中の保険王プラスの中に普通終身保険が含まれていない場合は、

必要な保障を他社で用意した上で保険王プラスはすべて解約

というのがベストだと思います。例えば

・死亡保障(普通定期保険新長期生活保障保険
 ⇒ 必要と判断
  ⇒ 他社の収入保障保険に加入し、死亡保障を確保

・がん保障(新がん保険
 ⇒ 必要と判断
  ⇒ 他社のがん保険に加入し、がん保障を確保

・医療保障(医療保険
 ⇒ 不要と判断

・介護保障(介護終身年金保険介護一時金保険
 ⇒ 不要と判断

・新規加入した収入保障保険とがん保険(※)の保障が開始されたら
 ⇒ 保険王プラスは全解約


というように整理していくとよいと思います。どの保障も他社のコストパフォーマンスのよい保険で揃えれば、保険王プラスより大幅に保険料を節約できるようになると思います。どの保障が必要かどうかは下記の参考リンクもぜひ活用してもらえればと思います。

◆参考リンク

各種保険のかんたんな解説と評価


※がん保険は契約してから3ヶ月くらい経過しないと保障が開始されないため注意して下さい。


見直しのポイント3 普通終身保険が含まれている場合

現在契約中の保険王プラスの中に普通終身保険が含まれている場合は、

①必要な保障を他社で用意した上で保険王プラスはすべて解約
(上記の見直しのポイント2と同じ方法)

または

②必要な保障を他社で用意した上で、保険王プラスは積立保険と普通終身保険だけを残し、その他は解約

の2択のどちらかがよいと思います。どちらがよいかはケースバイケースですが、なぜ②のほうがよいケースがあるかというと、理由は普通終身保険にあります。

この普通終身保険低解約返戻金型終身保険です。「低解約返戻金型」とは

「保険料払込期間中に解約した時の解約返戻金(かいやくへんれいきん)が、通常タイプよりも額になっている」

という意味です。ですのでそのままですが、保険料払込期間中に解約をした場合、大抵の場合は大損してしまうようになっています。一方、保険料払込期間満了まで続けてから解約をすると、通常タイプよりも多額の解約返戻金を受け取ることができ、大きく得になるケースが多いです。そのため②のほうが有利なケースが出てきます。

まずは保険証券を参照したり保険会社に電話をするなどし、下記を確認しましょう。

・普通終身保険に対し、今までいくら保険料を払いこんできたか?

・普通終身保険を今すぐ解約した場合、解約返戻金がいくらになり、いくら損になるか?

・普通終身保険の保険料払込期間はいつまでか?

・普通終身保険を保険料払込期間満了後に解約した場合、解約返戻金がいくらになり、いくら得になるか?

これらを確認した結果、続けるかどうか決めるとよいと思います。
例えば、

「今すぐ解約すると50万円損になるけど、あと10年続ければ30万円得になる」

といった場合には、②を選択するとよいと思います。

「今すぐ解約してもそれほど損にはならないので、続けるよりはサッサと解約し保険会社と縁を切ってしまいたい」

となれば①を選択するとよいと思います。


①を選択した時の見直し手順は上記の「見直しのポイント2」を参照願います。
②を選択した場合は下記のとおり

・死亡保障(普通定期保険新長期生活保障保険
 ⇒ 必要と判断
  ⇒ 他社の収入保障保険に加入し、死亡保障を確保

・がん保障(新がん保険
 ⇒ 必要と判断
  ⇒ 他社のがん保険に加入し、がん保障を確保

・医療保障(医療保険
 ⇒ 不要と判断

・介護保障(介護終身年金保険介護一時金保険
 ⇒ 不要と判断

・新規加入した収入保障保険とがん保険(※1)の保障が開始されたら
 ⇒ 保険王プラスは積立保険普通終身保険だけ残し(※2)、その他は解約

という順に整理していくとよいと思います。どの保障が必要かどうかは下記の参考リンクもぜひ活用してもらえればと思います。

◆参考リンク

各種保険のかんたんな解説と評価



※1 がん保険は契約してから3ヶ月くらい経過しないと保障が開始されないため注意して下さい。

※2 普通終身保険を残すためには積立保険(アカウント部分)も必ず残さなければいけないという規約があります。


見直しのポイント4 既往症があり他社の保険に加入し直すことができない場合は?

既往症がある場合
(大きな病気をされたことがあったり、血圧の薬などを常用している場合)
は、残念ですが一般的に生命保険に新規加入するのは難しいケースが多いです。ですので見直しのために他社の保険に加入しようと思っても、それができない方も出てきてしまうと思います。

けれど、他社の保険に新規加入ができないからといって、今加入している保険をそのままにしてしまうのはもったいないです。そのような場合は、今加入している保険のうち、不要な部分をできるだけ削る(解約や減額をする)ことを試してみるとよいと思います。

例えば保険王プラスの中に死亡保険金3,000万円の定期保険(定期死亡保険)が含まれていたとします。子供が小さい時であれば、これから養育費がとてもかかりますから、これくらいあってもよいかと思います。しかし子供が高校生大学生くらいまで大きくなっていれば、もう自立まで年数が少ないですから、3,000万円も養育費はかからないはずです。
そこで保険会社に連絡し、死亡保険金を3,000万円から1,000~2,000万円などに減額してもらいましょう。それによって保険料が安くなり、無駄な出費を抑えることができます。


また、がん保険は医療保険や収入保障保険などと比較して一般的に加入審査が緩いです。血圧の薬を飲んでいたりしても加入できるケースがほとんどです。高血圧とガンは因果関係がないとされているからです。
ですのでそのような方は、ガン保険だけでも積極的に見直しをされることを推奨します。