三大疾病時の給付条件を詳しく

記事作成日:2014.10.17

三大疾病になったら必ず受け取れるわけではない

特定疾病保障保険(三大疾病保障保険)は、被保険者が

・亡くなってしまった時
高度障害状態になってしまった時
・三大疾病で所定の状態になってしまった時

に保険金を受け取れる。※ただし受け取れるのはどれか1回のみ。

ではこの三大疾病時の「所定の状態」というのはどういう状態かを詳しく見ていくよ。
ういす。
「三大疾病で所定の状態になってしまったら給付される」
っていうことは、逆に言えば
「三大疾病になっても、所定の状態にならない限りは給付されない」
ってことだよね?
そうだね。三大疾病時の一般的な給付条件(※)は下記のとおり。

※ 日本生命の3大疾病保障保険は、下表よりも保障範囲が広くなっています。


がん 悪性新生物と診断された時

※上皮内新生物(上皮内がん)と悪性黒色腫以外の皮膚ガンは対象外
急性心筋梗塞 60日以上、労働の制限を必要とする状態
(軽い家事等の軽労働や事務等の座業はできるが、それ以上の活動では
制限を必要とする状態)
が継続したと医師によって診断された時
脳卒中 60日以上、マヒや運動失調、言語障害などの他角的な神経学的後遺症が
継続したと医師によって診断された時


なるほど。ガンは診断時点で給付となってるからわかりやすいけど、あとの2つはちょっとわかりにくいね。具体的にどうなってしまった時に保険金を受け取ることができるんだろう?
それが気になるところだよね。


急性心筋梗塞

「軽い家事等の軽労働や事務等の座業はできるが、それ以上の活動では制限を必要とする状態」
って書いてあるけど、急性心筋梗塞になってしまうとこの状態になってしまうことが多いのかな?
軽度の場合はここまでの状態になることは通常なく、血液を流れやすくする薬などで治療するだけで完治するケースが多い。

けれど突如激痛に襲われて倒れ、救急車で搬送され緊急手術をしたといった重度な場合は、一命を取り留めたとしても心臓にダメージが残ってしまうことが多い。そのような場合でもステント治療など医療の発達によって患者の回復状況は昔に比べてとても良くなっていっているようだけど、それでもやはり心臓に負荷がかかる重労働は以後は避けるよう医師から指示を受けることが多いようなんだ。なので軽度ではない場合は、デスクワークなら職場復帰できるケースが多いようだけど、肉体労働や運転業務などは復帰が難しいケースが多いようなんだ。
そうなんだ・・・。じゃあ肉体労働や運転業務へ復帰ができないような状態の時は、保険金を受け取れると思っていいのかな?
そうだね。データがないので明言はできないけれど、受け取れるケースが恐らく多いと思う。もちろん、デスクワークの人が60日以内に職場復帰できた場合でも、医師から
「60日以上、軽労働以上の活動は制限が必要」
と診断されていれば、給付対象になると思う。
最終的には、保険会社指定の診断書に担当医が記入した内容を、保険会社が確認して給付するかどうかを判断するようになっているので、詳しくは保険会社や医師と相談してほしいと思う。
なるほど。


脳卒中

こちらは
「60日以上、マヒや運動失調、言語障害などの他角的な神経学的後遺症が継続したと医師によって診断された時」
って書いてあるね。脳卒中になってしまうとこの状態になってしまうことが多いのかな?
これは急性心筋梗塞も同様だけど、発症してから治療を開始するまでにどれだけ時間を要したかによって以後の回復状況が全く変わってくる。早期に治療を開始した場合は完全回復するケースも多い。
ただ統計的には、脳卒中を発症した人が全く後遺症が残らず完全回復するケースは20%程度しかないようなんだ。なので残念ながら多くの方が、身体の半身がマヒしてしまったり、話すのがうまくできなくなってしまったりと、なんらかの後遺症が残ってしまうようなんだ。なので保険金の支払対象となるケースが大半だと思う。
そうなんだ・・・。うーんなんていうか、支払対象にならないくらい完全回復するケースがもっと増えてほしいなあ。
本当にそうだね・・・。
長嶋監督が脳梗塞(脳卒中の一種)で倒れて半身マヒになってしまった時はショックだったなあ。あれだけ元気だったのに・・・。本当に怖い病気だなと思うよ。
じゃあ三大疾病の保険はやっぱりあったほうがよさそうだなあ。
それはどうかな?
え、必要ないの?
それを次のページで見ていくよ。