低解約返戻金型終身保険とは?

記事作成日:2014.11.9

ペナルティーがある分、保険料が割引になっている終身保険

今日は低解約返戻金型終身保険
(ていかいやくへんれいきんがた)
について詳しくみていくよ。
ういす。なんかもはや日本語とは思えないような難しい名前だね。
確かに、まるで漢語みたいだよね。
でも大丈夫、中身はそんなに難しいものじゃない。この保険は簡単にいうと、携帯の2年縛りの割引プランと似たようなものなんだ。
携帯の2年縛りの割引プランって、2年以内に解約するとペナルティーとして多額の違約金を取られる分、毎月の基本使用料が割引になっているやつのこと??
そうそれ。この低解約返戻金型終身保険も、

保険料払込期間中に解約した場合、保険会社から受け取れる解約返戻金が通常の終身保険よりも額になる。
その結果、大損となってしまうケースが多い。

というペナルティーがある分、保険料が割引になっている。
なので低解約返戻金型という名前になっているんだ。
解約返戻金のことを「解約払い戻し金」と呼ぶこともあるので、保険会社によってはこの保険のことを、
低払い戻し金型終身保険(ていはらいもどしきんがた)
と呼んでいるところもある。


携帯の2年縛りの
割引プラン
◆割引内容

毎月の基本使用料が半額。(例)3,600円 ⇒ 1,800円


◆ペナルティー

2年以内に解約した場合は、違約金9,500円が必要。

低解約返戻金型
終身保険
◆割引内容

保険料が10~15%程度割引。(例)月払保険料22,750円 ⇒19,490円


◆ペナルティー

保険料払込期間中に解約した場合、解約返戻金が通常型より低額(70%程度)になる。



なるほどねえ。なんか最近はなんでもこういう割引があるよね。
ん?

保険料払込期間中に解約した場合、解約返戻金が通常型より低額(70%程度)になる。

ってあるけど、保険料払込が満了したあとに解約した場合はどうなるの?
いいとこに気付いたね。


保険料払込期間満了後に解約した場合はどうなるか?

これは答えから言ってしまうと、保険料払込期間(=ペナルティー期間)満了後に解約をした場合に受け取れる解約返戻金は、一般的に通常型と同程度になるんだ。
んんん?支払う保険料は割引されているのに、受け取れる解約返戻金が同程度になるということは、かなりおトクなんじゃ?
そうなんだ。例えば、某社では下記の契約内容の終身保険を扱っている。

被保険者・・・30歳男性
保険料払込期間・・・60歳満了
保険金・・・1,000万円
月払保険料
 通常型・・・22,750円
 低解約返戻金型・・・19,490円

これは被保険者がいつ亡くなってしまったとしても、遺族が保険金1,000万円を受け取れる契約だね。
そうだね。この保険の経過年数と解約返戻金の推移は下記のとおり。(数値は概算値)


経過
年数

(年)
年齢
(歳)
払いこんだ保険料累計額
(万円)
解約返戻金
(万円)
損得
(万円)
返戻率
(%)
通常型 低解約 通常型 低解約 通常型 低解約 通常型 低解約
10 40 273 234 235 163 -38 -79 86 70
20 50 546 468 497 347 -49 -121 91 74
30 60 819 702 792 -27 +90 96 113
40 70 819 702 854 +35 +152 104 122


おお~。60歳で保険料払込が満了してから解約すると、低解約返戻金型のほうはかなり利益が出るんだね!これは大きなメリットだね。
けど保険料払込の途中で解約すると、通常型よりもかなり損になるというデメリットもあるのか・・・。
うーん、どっちのほうがいいんだろう・・・。
そうだね。 これは人それぞれ価値観は違うから一概には言えないけど、個人的にはデメリットよりもメリットのほうが大きいと思うので低解約返戻金型のほうが魅力的だと思う。
確かに。無理したプランに加入しなければ、途中で保険料を払えなくなって解約しなければいけない事態も防げそうだしね。
そうだね。
携帯の2年割引は、2年以内に解約することになった時のペナルティーを承知の上でほとんどの方が組んでいる。
それと同じで、終身保険も通常型よりも低解約返戻金型のほうが人気が高く、保険会社もこちらを中心に販売している会社が増えているように思う。

ただし途中解約時のペナルティーは、携帯の違約金とは比較にならないくらい大きい。なのでもし加入する場合は、本当に余裕を持って支払っていけるプランを組んでもらえたらと思う。

それでは次のページでは、この保険の種類と活用方法を見ていくよ。