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学資保険の代わりとして終身保険に加入する方法

記事更新日:2019.6.1

終身保険は契約内容次第では学資保険の代わりになる

今日は終身保険で学資保険のように学資金を貯金する方法を見ていくよ。
ういす。
まずショウ君、学資保険はどんな保険だったっけ?
えーと、子供が小さい時に加入して、それから保険料を払い続けると、大学入学前とかに大金が戻ってくる保険だよね?
そうだね。実は終身保険も、契約内容次第では学資保険と同じように学資金を貯金することができるんだ。

けれど近年の市場金利の低下の影響で、終身保険や学資保険で学資金を貯金すること
(つまりお金を増やすこと)
は、ほぼできなくなってしまった。このあと一応参考プランを紹介するけど、わずかな利益しか得られないのでガッカリされてしまう方も多いと思う。


◆2019.6.1追記
学資保険は更に低金利化が進んでしまったため、今後は学資金の貯金はNISAをおすすめします。詳しくは学資保険の選び方の結論を参照願います。
そうなんだ・・・。
では一応参考プランをAさんの例で見ていこう。
Aさんは30歳男性。子供(0歳3カ月)の学資金を貯金できる保険を考えている。保険料は毎月1万円くらいで考えている。
ふむふむ。
まず、終身保険の種類から。
終身保険にはいくつか種類があるけど、この場合は資産運用力が通常よりも高い低解約返戻金型終身保険を使う。
ふむふむ。
某社の低解約返戻金型終身保険で下記のように契約したとする。

契約者・被保険者:Aさん
死亡保険金300万円
保険料払込期間:18年
月払保険料:11,000円

これはAさんがいつ亡くなってしまったとしても、保険金300万円を遺族が受け取ることができるという契約内容だよね?こんなんで貯金できるの?
できるんだ。まあ見てて。
この契約内容の場合、保険料払込期間が18年なので、加入してから18年間、毎月保険料(11,000円)を払うことになる。
なんか払い方は学資保険に似ているね。学資保険も18年間払うタイプが多いよね。
えーと、じゃあ18年間で払う保険料総額は

11,000円×12ヶ月×18年=237.6万円

だね。
そうだね。そしてこの契約内容の場合、保険料を払い終わった直後に解約をすると、Aさんは解約返戻金245.6万円を受け取れる。
ん?それだと少し利益が出そうだな・・・。
そうだね。整理すると下記のとおり。


保険料総額 237.6万円
保険料払込期間(18年)
経過直後に解約した場合
の解約返戻金
245.6万円
利益 イ-ア 8万円
返戻率 イ÷ア 103.3%
運用利率(年利) 0.35%


なるほど。
Aさんは子供が0歳3カ月の時に加入したんだから、保険料払込期間(18年)が経過した直後だと子供は18歳3ヶ月になっている。このタイミングで解約して解約返戻金を受け取れば、まさに学資保険のような感じだね!
けど利益8万円は確かに少ないね・・・。
そうだね。
でもそれでも年利は0.35%なので、銀行の定期預金
(2017年以降は高くても0.1%程度)
に比べればだいぶよいほうだ。

なので、学資金の貯蓄手段は、ハイリスクなNISAでハイリターンを狙いつつ、ローリスクな学資保険
(学資保険代わりの終身保険を含む)
でローリターンも狙うという、保険とNISAの併用を個人的にはおすすめしたい。
なるほど。じゃあ学資保険と終身保険ではどっちが上なのかな??
これは比較する時期によって変わってくる。
学資保険のほうが有利なこともあれば、終身保険のほうが有利な時期もある。
最新の比較状況については、別途専用ページを作成してみたので参照してみてほしい。


◆参考リンク

学資保険 vs 終身保険

わかりました~。

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