低解約返戻金型終身保険の保険料払込免除特約の比較

記事更新日:2017.4.18

払込免除は2種類

今日は低解約返戻金型終身保険保険料払込免除特約について見ていくよ。
ういす。
払込免除と言っても2種類ある。1つは事故などで身体障害者になってしまった場合に払込が免除になるもの。もう1つは3大疾病(がん、心筋梗塞、脳卒中)になってしまった場合に払込が免除になるものだ。


身体障害時の保険料払込免除特約 三大疾病時の保険料払込免除特約
概要 不慮の事故によるケガが原因で
事故日から180日以内に身体障害
状態になってしまった時に、以後の
保険料の払込が免除になるもの。
3大疾病(がん、心筋梗塞、脳卒中)になって
しまった場合に払込が免除になるもの。
保険会社によって条件は多少異なるが、がんは診断
された時点で、心筋梗塞と脳卒中は後遺症が残ると
判断された時点で払込が免除となる保険が多い。
申込が
必要か?
申込不要。
どの保険にもはじめから
無料で付いている。
一般的に申込が必要。
特約の
保険料
上記の通り無料。 一般的に有料。
主契約の保険料の4~6%程度が相場。


保険料払込免除特約に該当後の解約返戻金の推移の比較

保険料払込免除特約に該当した場合、もちろんだけど以後の保険料の払込が免除になる。これはどの保険でも同じだ。
まあそりゃそうだよね。
そうだね。けれど、該当後の解約返戻金の推移は会社によって違いがあるんだ。

身体障害時の保険料払込免除特約に該当した場合

どの会社も低解約期間が継続する。
つまり単純に以後の保険料の払込が免除になるだけ。


三大疾病時の保険料払込免除特約に該当した場合

低解約期間が継続する会社と、その時点で低解約期間が終了する会社がある。前者の場合は単純に以後の保険料の払込が免除になるだけ。後者の場合は以後の保険料の払込が免除になるだけでなく、解約返戻金がその時点で一気に高額になる

一気に高額になる?どういうこと?
実際に比較してみるとわかりやすい。
一気に高額になる保険としてマニュライフ生命のこだわり終身v2を、そうでない保険にはAIG富士生命のE-終身を例として比較してみた。
※数値は記事作成時点のものです。


※契約年齢30歳男性、保険金500万円、保険料払込期間60歳満了で契約した場合

経過
年数

(年)
年齢
(歳)
E-終身
解約返戻金額の推移(万円)
こだわり終身v2
解約返戻金額の推移(万円)
免除該当
せず
35歳時に
三大疾病免除該当
免除該当
せず
35歳時に
三大疾病免除該当
5 35 39 39
★以後の払込が免除になるだけで
一気に高額にはならない
36 303
★一気に高額になる
10 40 86 86 82 320
15 45 132 132 127 338
20 50 180 180 174 357
25 55 231 231 223 375
30 60 407 407 394 394


なるほどなあ。保険料の払込が免除になるだけのタイプ(E-終身など)は免除に該当してもしなくても解約返戻金額に変化はないけど、一気に高額になるタイプ(こだわり終身v2など)は三大疾病免除に該当すると解約返戻金が一気に高額になるのか。これは魅力的だなあ。
そうだね。一気に高額になった時点で解約をし治療費に充てる・・・
といった使い方ができるので、大きなメリットだと思う。
私は三大疾病の保険はそもそも必要か?で詳しくは記載しているとおり、心筋梗塞と脳卒中で所定の状態になってしまった時に大金を受け取れるような保険は個人的には必要性が低いと思っているけど、

・住宅ローンは組んでいないし今後も組む予定がないので、死亡保障は掛け捨て(収入保障保険など)じゃなく貯蓄型(終身保険)のほうがいい。
・心筋梗塞と脳卒中の保障もあったほうがいい。


という方にとっては、この特約は適していると思う。
なるほど。


主な会社の三大疾病時の保険料払込免除特約を比較

主な会社の条件を整理してみました。総合評価は下記のようにしました。

・免除該当後の解約返戻金が一気に高額になる保険 ⇒
・免除になる条件に付加価値がある保険
(所定の要介護でも免除等)⇒
・上記の2つともない保険 ⇒



商品名
(会社名)
免除になる条件 三大疾病
免除該当後の
解約返戻金
総合
評価
ガン 急性心筋梗塞・脳卒中 その他

損保ジャパン日本興亜ひまわり
悪性
新生物
診断時
60日以上、所定の状態が
継続した場合
(平たく言うと後遺症が残って
しまうと判断された場合)

一気に
高額になる

一気に
高額になる

20日以上継続入院時

低解約継続

〃(※5a)

低解約継続
(※5b)

(※6a)

(※6a)

低解約継続
(※6b)
NOぷろぶれむ
フコクしんらい生命
三大疾病時の払込免除特約なし

※1 公式パンフレットの8ページより
※2 公式パンフレット(PDF)の6ページより
※3 コールセンターに確認。また急性心筋梗塞以外の心疾患も対象。
※4a 公式サイトより
※4b 公式パンフレットの3ページより
※5a 公式サイトより
※5b 約款(PDF)の203ページより
※6a 約款(PDF)の21ページより
※6b コールセンターに確認