積立利率変動型終身保険と変額終身保険の違いは?

記事作成日:2018.7.25

共通点も多いが本質はまるで異なる保険

積立利率変動型終身保険

変額終身保険
は、よく混同されている方がいます。私も最初は違いがよくわかりませんでした。

たしかにこの2つは、将来受け取れる保険金解約返戻金の金額が変動するという点は似ています。またインフレに強いという点も共通しています。
けれどその仕組みはまるで違います。


積立利率変動型終身保険は、あくまで定額終身保険です。
契約時に、


・最低保証利率で常時推移し20年後に解約した場合の解約返戻金はいくら。

・最低保証利率より0.5%高い利率で常時推移し、30年後に遺族が保険金を受け取る時はいくら。


というように、金まっています。
そして最低保証利率で推移した時の金額よりも下回ることはありません。また上昇はしても下落することはありません。例えば加入から10年後の解約返戻金額が300万円になったら、その後の解約返戻金額が300万円を下回ることはありません。
保険料の運用は主に債券
(円建て終身保険なら日本国債。外貨建て終身保険なら外国債。)
で行われます。
一般的にはインフレになると積立利率が上昇することから、インフレに比較的対応可能です。


一方の変額終身保険の運用は、債券よりもハイリスクハイリターンな投資信託(株式投資信託)で行われることが多いです。そして保険金や解約返戻金の金額も、その投資信託の運用成績によって常時変動します。保険金は最低保証がありますが、解約返戻金には一般的に最低保証はありません。上昇後に下落することもありえます。例えば加入から10年後の解約返戻金額が300万円に達しても、その後の運用成績が悪くなると300万円を下回ることもあります。

一般的には長期で運用する場合、株式投資信託のほうが債券よりも高運用となるため、同じ条件
(例:30歳男性、保険金500万円、月払、保険料払込期間60歳まで)
であれば、月払保険料は変額終身保険のほうが安いです。
株式投資信託は一般的にインフレになると運用成績が上昇するため、インフレに強いです。


◆参考リンク

積立利率変動型終身保険とは?
変額保険とは?