個人年金保険の種類3 円建てと外貨建て

記事作成日:2015.4.8

外貨建ての年金保険とは?

最後に個人年金保険は、円建て外貨建てに分けられる。
なお「外貨建て」と記載のないものは円建てだ。
外貨って国の通ってことだよね?どこの国なの?
外貨建て保険に使用されるのは米ドルや豪ドルが多いかな。
円建ての保険は主に日本国債で運用されるのに対し、米ドル建てはアメリカ国債で、豪ドル建てはオーストラリア国債で主に運用される。
へえ。それが何かメリットはあるの?
ああ。日本国債に比べて米国債や豪国債はかなり高金利なんだ。
なので米ドル建てや豪ドル建ての保険は、円建ての保険より一般的に返戻率が高くなっているんだ。


◆10年国債の利回り ※2015年3月27日時点

日本国債 アメリカ国債 オーストラリア国債
0.395% 1.602% 2.420%


あちゃー。日本国債は低すぎだね。もしかして世界最低??
いや、あくまでこの日(2015年3月27日)のものだけど、日本より低い国が1つだけあって、ドイツが0.214%だった。
逆に高い国だと、ブラジルの13.215%やロシアの11.930%などがあった。
それはすごいなあ。
そうだね。
けど国債で運用するなら利回りだけでなく信頼性も高くないといけない。ブラジル国債やロシア国債は信頼性にはやはり疑問符がついてしまう。その点、アメリカ国債やオーストラリア国債は、信頼性も高く利回りもそれなりに高いというバランスのいい国債というわけだ。
なるほど、だから外貨建て保険としてよく利用されるわけか。
そうだね。
じゃあ円建てよりも外貨建ての保険のほうがいいのかなあ?
これも一概には言えない。
ただ個人的には外貨建ての終身保険
(メットライフのUSドル建IS終身保険やソニー生命の米ドル建終身保険など)
はまだ検討価値があると思うけど、外貨建ての個人年金保険はちょっと推奨できない。
確かに円建てより高金利というメリットはあるけど、とにかく難しい商品が多い。いくつかパンフレットを見たけど、注意書きだらけでグッタリするぐらい疲れる保険ばかりだった。
うーん、たしか難しい保険はその時点であまり推奨できないんだったよね?
そうだね。
それに為替手数料はもちろんのこと、その他にも色々な手数料がかかり、外貨建ての高金利の恩恵がほとんど消えてしまっているような保険ばかりだった。
ちなみに外貨建ての個人年金保険は、現在は私の知る限りでは一時払い型しか販売されていない(※)んだけど、一時払いでこの保険に大金をつぎこめる資金と知識があるのだったら、それこそ直接アメリカ国債やオーストラリア国債に投資したほうが、手数料も抑えられるし換金性も高いし有利だと思う。

※2015年7月に、一時払いではなく、月払や年払で保険料を払いこんでいく外貨建ての個人年金保険がマニュライフ生命から発売されました。詳細はマニュライフ生命こだわり個人年金保険を参照願います。
なるほど。
個人年金保険の種類についてはここまで。
次のページでは個人年金保険の仕組みについて詳しく見ていくよ。